「アスペルガーって何?」
ふいにマシュに聞かれた。『光とともに』のビデオを見ていた時のこと。
マシュはドラマの『光とともに』が大好き。
原作の漫画は今も続いているけど、小学校入学頃までがドラマ化され、テレビで放映されたのは2004年で。 『光とともに』ウィキペディア
2年生の終わりにマシュが学校に行けなくなって、その春にカシュマシュで従妹の家に二人旅。
その間にふと、もう一度見たくなってビデオやさんで借りてきた。弱っていた心が少し元気になった。
帰って来たマシュも、「見たい」というので、一緒にまた見た。
マシュは学校に全然行ってなかった時に、何度も見た。
返しては、またしばらくして借りていた。
ここ最近、見てなかったのだけど、宿泊から帰ってふと、また見たくなったらしく近くのビデオ屋さんに行ってみたら・・・なくなっていた。DVDが増えて、ビデオは整理されたらしい。
「どーしても見たい」というので、少し離れたところにも行ってみたがなかった。
そして、結局ヤフオクで中古のものを購入することになった。
毎日見る。何度も見る。
めちゃくちゃいい話なので、思わずダッチェも見る。
小林聡美ふんする里緒先生のセリフがいちいち素晴らしい・・。
彼女が大学にもう一度戻って勉強しなおす・・という話のところで「光くんのような典型的な自閉症の子ども以外にも、アスペルガー症候群と呼ばれる、言葉に問題のないタイプの広い意味での自閉症の子どももいるんです。他にも注意欠陥多動性障害、学習障害など、一見してわかりにくいさまざまな発達の障害があります。そういったものを勉強しなおしたいんです。光くんのタイプだけではない、いろいろなタイプの理解されにくい障害のある子どもたちのために」というセリフがあった。(あらためて書いてみると長っ小林聡美さん流石)
思わずマシュと顔を見合わせた。
前に見たのはまだ診断をもらう前で、このセリフはスルーされていたらしい。そういうもんなんだなぁ・・。
そこでマシュの「アスペルガーって何?」
うーーん。どう言えばいいんだろう。
「アスペルガーの人ってどういう人」と言われても、本当にひとりひとり違う。それに、本や児童相談所でもらった手引きなんかには当事者や家族には結構ドンヨリとなる表現が多いように感じる。
「アスペルガーって何?」というマシュの質問に
「お母さんにも実はよくわからないんだけど・・・」
「マシュは先生のお話で「こうしてくださーい」っていうのが、口で言われただけだとわからなかったり・・」
「調子の良くない時はうるさーいところに行くと「聞こえすぎ」になっちゃったりするでしょ」
「あと、言葉の意味を勘違いしちゃうとか・・」
「でも、どれも一回聞いたり、何回かやるとわかるよね・・・」
こんな程度の説明しかできなくて。
なんか、「もっと他に困ってることがあるんじゃないか」とか、反対に、「もっと長所っぽい言いかたをしてあげたかったよ・・」と、凹んだ。
児童相談所からもらった「自閉症スペクトラム」のレジメを取り出して見る。
いろいろなタイプや事例が書いてあるけれど、今のマシュにあてはまるものに丸をしてみた。
「目で見て理解することは得意・ことばを聞いて理解することは苦手」
「経験したことを記憶することは得意・経験していないことを想像するのは苦手」
あと、調子が悪くなると
「急な予定の変更」
「気持ちや場面の切り替え」
なんかが難しくなる。
プレッシャーや心配事があると不安から泣いたり、眠れなくなったり、頭を抱えてつらそうにすることもある。
調子のいい時はマシュがアスペルガーをかかえていることも忘れているほど。
でも、調子の悪い時の行動や、不安でいっぱいになった時の行動が、診断をもらうまでは「わがまま」に見えたり、「神経質」に見えたりしていたのが、今は『納得』できる。
実はこの話は何日も前から書きかけていたのだけれど、結局とりとめのない形になっちゃいました・・・。
なかなか、本人に説明するのは難しいものだ。
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ふいにマシュに聞かれた。『光とともに』のビデオを見ていた時のこと。
マシュはドラマの『光とともに』が大好き。
原作の漫画は今も続いているけど、小学校入学頃までがドラマ化され、テレビで放映されたのは2004年で。 『光とともに』ウィキペディア
2年生の終わりにマシュが学校に行けなくなって、その春にカシュマシュで従妹の家に二人旅。
その間にふと、もう一度見たくなってビデオやさんで借りてきた。弱っていた心が少し元気になった。
帰って来たマシュも、「見たい」というので、一緒にまた見た。
マシュは学校に全然行ってなかった時に、何度も見た。
返しては、またしばらくして借りていた。
ここ最近、見てなかったのだけど、宿泊から帰ってふと、また見たくなったらしく近くのビデオ屋さんに行ってみたら・・・なくなっていた。DVDが増えて、ビデオは整理されたらしい。
「どーしても見たい」というので、少し離れたところにも行ってみたがなかった。
そして、結局ヤフオクで中古のものを購入することになった。
毎日見る。何度も見る。
めちゃくちゃいい話なので、思わずダッチェも見る。
小林聡美ふんする里緒先生のセリフがいちいち素晴らしい・・。
彼女が大学にもう一度戻って勉強しなおす・・という話のところで「光くんのような典型的な自閉症の子ども以外にも、アスペルガー症候群と呼ばれる、言葉に問題のないタイプの広い意味での自閉症の子どももいるんです。他にも注意欠陥多動性障害、学習障害など、一見してわかりにくいさまざまな発達の障害があります。そういったものを勉強しなおしたいんです。光くんのタイプだけではない、いろいろなタイプの理解されにくい障害のある子どもたちのために」というセリフがあった。(あらためて書いてみると長っ小林聡美さん流石)
思わずマシュと顔を見合わせた。
前に見たのはまだ診断をもらう前で、このセリフはスルーされていたらしい。そういうもんなんだなぁ・・。
そこでマシュの「アスペルガーって何?」
うーーん。どう言えばいいんだろう。
「アスペルガーの人ってどういう人」と言われても、本当にひとりひとり違う。それに、本や児童相談所でもらった手引きなんかには当事者や家族には結構ドンヨリとなる表現が多いように感じる。
「アスペルガーって何?」というマシュの質問に
「お母さんにも実はよくわからないんだけど・・・」
「マシュは先生のお話で「こうしてくださーい」っていうのが、口で言われただけだとわからなかったり・・」
「調子の良くない時はうるさーいところに行くと「聞こえすぎ」になっちゃったりするでしょ」
「あと、言葉の意味を勘違いしちゃうとか・・」
「でも、どれも一回聞いたり、何回かやるとわかるよね・・・」
こんな程度の説明しかできなくて。
なんか、「もっと他に困ってることがあるんじゃないか」とか、反対に、「もっと長所っぽい言いかたをしてあげたかったよ・・」と、凹んだ。
児童相談所からもらった「自閉症スペクトラム」のレジメを取り出して見る。
いろいろなタイプや事例が書いてあるけれど、今のマシュにあてはまるものに丸をしてみた。
「目で見て理解することは得意・ことばを聞いて理解することは苦手」
「経験したことを記憶することは得意・経験していないことを想像するのは苦手」
あと、調子が悪くなると
「急な予定の変更」
「気持ちや場面の切り替え」
なんかが難しくなる。
プレッシャーや心配事があると不安から泣いたり、眠れなくなったり、頭を抱えてつらそうにすることもある。
調子のいい時はマシュがアスペルガーをかかえていることも忘れているほど。
でも、調子の悪い時の行動や、不安でいっぱいになった時の行動が、診断をもらうまでは「わがまま」に見えたり、「神経質」に見えたりしていたのが、今は『納得』できる。
実はこの話は何日も前から書きかけていたのだけれど、結局とりとめのない形になっちゃいました・・・。
なかなか、本人に説明するのは難しいものだ。
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