こんにちは。サービス川上です
ガッツリ寒くなって通勤が辛くなってきました。D松戸周辺の気温と私の自宅付近の気温は2度の差があります。これは本当の話で、帰り道で2段階の気温変化が体感出来るほど寒いです
さて、気温が低い時期に起こりやすいのが「結露」です。家の窓ガラスなどに起こる結露は皆さん良くご存知と思いますが、室内と外気との温度差が原因となります
これと同じ現象がオートバイのエンジンでも起こります。エンジンを始動すると、当然エンジンの温度は上がり、クランクケース内に滞留している水分が水蒸気となり、家の窓や壁と同じ様に、クランクケースの内壁に付着します
この時期によく見かける、右側のエンジンカバーにある「オイル点検窓」が白く曇ってしまうのは、この「結露」が原因です。結露は自然現象ですので防ぐ事はできません。しかし、起こってしまった結露を取り去る方法が一つあります
エンジンが中途半端に温まっていると、どんどん結露が発生するしますが、更にエンジン温度を上げる事で水分を蒸発させる事が可能です。蒸発した水分は、クランクケース・ブリーザーバルブを抜け、エアボックスへ送られ、吸入空気と共にマフラーから排気される事となります
ですから、ちょい乗りが多いオートバイほどオイル窓が曇り易くなります。あまりにも結露が酷いエンジンの場合、オイルフィラーキャップを外してキャップを裏返して見ると、白い泡状の水分が堆積していることでしょう。発見したらウエスなどで拭い取っておくと、クランクケース内の水分を少し減らせる事になります
エンジンオイルは、エンジン内の水分を吸収する性能をもっています。「冬場は乗らないから」と、この時期に古いエンジンオイルを入れたまま長期保管するとエンジン内に多量の水分を溜めている事になりますから、良くない事は明らかですね
ですから、オートバイは冬眠前にオイル交換しておく事をお勧めします