
偶然に根岸線のホームにいたらやってきたので、撮影出来た写真です。 72,04,29 京急横浜 230型荷電 スキャナー : Nikon COOLSCAN Ⅴ
何気なく撮った写真に後でビックリする事がありますが、これもその1枚です。名車の多い京浜急行の中でも、その洗練されたスタイルで人気の高かった230型の荷物電車です。この230型がこの時だけの代走なのかどうかはわかりませんが230型が荷物電車で走っていた事が驚きです。
この時代の横浜駅は東海道線ホームの大阪方には荷物クレーンがあり、その先は横浜郵便局に直結されていました。荷物列車が到着するとターレットに牽引されていくつもの荷台(現場ではトロッコと呼んでいたそうです)が連なりホームを行き来する姿はなかなか壮観でした。
京浜東北・根岸線は103系化されていましたが、横浜線は73型全盛期で磯子までの乗り入れ列車で横浜でも焦げ茶色の電車を眺める事が出来ました。
また、今は地下化されてしまいましたが、この頃は東急東横線がフランジの音を軋ませて頭の上を走り抜けていた時代です。すでに8000系が幅を効かせて5000系は脇役になっていたと記憶しています。
一方、京浜急行では旧600型と1000系が幅を効かせており近代化された私鉄と言った様相がありました。その中で少数派となった旧型の末期の姿なのでしょうか?
10年ひと昔と言う言葉に従えば40年前は四昔となりますので、こんな光景もアリかなぁ~と思う次第です。