
東京機関区と言えば手狭な印象が強いのですが、今回足を踏み入れて、意外に広い印象を得ましたが、それは機関車が3両しか居ないからだとすぐ気がつきました。東京機関区全盛期にはここに20両以上の機関車が所狭しと滞泊していたのですから狭い印象を持つのも納得です。 09,03,01 旧東京機関区 Canon50D
今日は”さよなら「富士はやぶさ」ブルートレインけん引機関車撮影会と「鉄道博物館」の旅”に参加してまいりました。
旧東京機関区構内にてEF65501・EF651000・EF66の3台並べて展示撮影すると言う少し子供だましの企画でしたが、この3月14日の”富士・はやぶさ”の廃止に伴い使命を終え、首都圏では数少なくなった木造機関庫も近々に解体が予定されていると言うことなので、旧東京機関区のお別れにと参加する事にしました。(鉄道博物館の見学は後日、各自の希望日に入場できるクーポンが手渡されます。)
ブルトレ全盛期は東京機関区自体が手狭なため、入換がひっきりなしに行われていたために機関区の一般公開は鉄道100周年などごく数回に限られていました。そのため慣れ親しんだ機関区ながら撮影記録はほとんどないのが状態です。そのため今回は是非とも最後に旧東京機関区の中に入り、あの時代を思い出したいと応募しました。
撮影会は今日と明日の二日間で一日3回行われます。申し込みの時に天気がわかると良いのですが、そうは行きません。天気が芳しくないのがなんとも残念です。また、一回100名と多く、ゆっくり撮影する事も出来ませんでした。さらに撮影時間も25分と短く、せっかくJR東日本としては初めての良い企画だけにもうちょっと工夫してもらえば良かったのにと思ってしまいました。
当初は展示撮影するヘッドマークはシールの模造品が予定されていましたが、それでは「詐欺紛いでは?」と内部で異論も出たようで、結局は鉄道博物館から本物のヘッドマークを借り受ての撮影会となりました。まぁ、シールのヘッドマークだったら”我々鉄ちゃんをバカにするのかぁ!”暴動がおきたかもしれません。
そして撮影が終わり、お土産の”さようなら寝台特急 富士・はやぶさ記念弁当”が配られたのですが、これがなんとビニール袋もなく、弁当をそのまま手渡されました。どうやって持って帰れというのでしょうか?気配りの足りなさには、ただただ驚いてしまいました。

展示された機関車の中でやっぱり一番のお気に入りはEF65Pの501号機です。それも伝統の”おさかぜ”と申し分ありません。ただ501号機は私が撮影を始めた頃は既に下関運転所に転属してブルトレより臨時”しおじ”を牽引した印象強い機関車です。この写真だけはドピーカンで撮りたかった…

まもなく取り壊される旧東京機関区の機関車庫です。ここで東京機関区のEF58はもとより、集中台検で浜松機関区のEF58も台検施行されていました。同時に2両までの台検施行が可能でした。そのため東京機関区自体に100名以上の職員が在籍していました。どんどん職員が増えるため継ぎ足し、継ぎ足しした検修庁舎の建物が今もその姿を残しています。