
球磨川の河口側にある段駅は巨大な堤防(画面の右側)に守られているものの実際は駅のホームが0メートル地帯ですぐ後ろは険しい山が迫っていて避難困難も予想される地域です。この周辺も今回の豪雨で被害が出たか気になっている地域です。 19,03,15 16:30頃 段 1229D Canon EOS1DX MarkⅡ
まずは九州南部豪雨でお亡くなりになった方々にはご冥福をお祈りすると共に、被災されたみなさまにはお見舞いを申し上げ、また被災以前の生活に少しでも近づけるよう、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

大牟田市の隣になる荒尾市のメガネ橋こと岩本橋も石造りの強固な造りにはなっていますが、その石橋でも以前には一部流出の災害があり、それから学んで本流はこのメガネ橋を流れない工夫をされては言いますが歴史ある建造物だけに被害がない事を祈るばかりです。 19,03,14 06:58頃 iphone7カメラ機能で撮影
03日から降り続いていた豪雨で当初、肥薩線では鎌瀬―瀬戸石間の第一球磨川橋梁流出が報道されていましたが、それだけに止まらず那良口―渡間の第二球磨川橋梁も流出してしまった事を知りました。もともと肥薩線は何度も沿線の河川(球磨川)を何度も渡る線形ではなく八代―人吉間では球磨川を渡る橋梁は二つだけで、今回はそのふたつ流出されてしまいそのダメージの大きさは計り知れないものがあります。

一勝地駅を発車するハチロクです。この周辺が最初に氾濫した地域です。この時は水流はそれなりの量でしたがまさかここで氾濫するとは? 19,03,16 15:09頃 一勝地 8242レ Canon EOS1DX MarkⅡ
また、地域の中では丘陵地域を走るため被害は軽微ではと楽観視していたくま川鉄道も川村―肥後西村間の第四球磨川橋梁流出した言う事で、更には人吉駅構内に留置していたくま川鉄道所有のDC5両全てが水没して被災したとの事、その被害に大きさに言葉がありません。
梅雨末期の豪雨は球磨川流域だけにとどまらず豪雨の地域は北上し九大線豊後中村-野矢間の第二野上川橋梁も流出したとニュースが報じられました。思い出せば3年前の九州北部豪雨で寸断され、その後、懸命な復旧作業自然災害に対して何も出来ない言いようのない無力感を感じています。これで九州を横断する鉄道は熊本地震被害復旧が進み全線運転再開直前の豊肥線のみとなります。しかし豊肥線沿線も豊後竹田付近では記録的な豪雨になっていると言う事で予断を許しません。
被害はJRだけにとどまらず既に運行は廃止されているものの三井化学大牟田工場専用線も付近は降った雨が大牟田川では流れきれず工場と接した宮浦操車場は水没し一部はフェンスが倒れ、屋外留置されたままの電機にも何らかの被害があったのではないかと危惧しております。

大牟田川を渡るバッテリー電機です。以前、この川は工場内を通っていたのを水流を変えて工場外を迂回する様にした事で流れに無理が出来たのが排水能力になんらかの影響を与えたのかもしれません。推測ですが大牟田川の処理能力限界に達したと言う事は工場内にも被害が出でいるのでないのか心配です。 18,10,16 三井化学大牟田工場 10:27頃 Canon EOS1DX MarkⅡ
三井化学大牟田工場専用線被害状況参考サイト
こちらに出ていました。
http://miikecoalrailway.info/2020/07/07/%E4%B8%89%E4%BA%95%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%B0%82%E7%94%A8%E7%B7%9A-%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%81%BE%E6%83%85%E5%A0%B1%EF%BC%887-7%EF%BC%89%E3%80%90%E8%B1%AA%E9%9B%A8%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E7%8A%B6/?fbclid=IwAR1IAxzLUKmaxFh8ApNT3MY_CJD5Q8QHcxSGZo1Uxv0_miV6qePhXweiH5k