お父さんにもう一回大好きなお酒を飲ませてあげられてよかった~。
かんぱぁ~い!
お母さんもカメラのシャッターを押しながら飲んでますっ
実はお父さん、肝硬変という病気で入院してたんです。
先生からはもうターミナルの状態といわれて
あまりにも苦しまはるので、
鎮痛剤の点滴をしようという話になってたんです。
でも、その点滴が段々と眠らせていき、痛みをわからなくするというもの・・・
ホンマにそれでええんやろうか?悩んでたんですけど
お父さんが、「帰りたい。ひだまりに行かせてくれ。」
と言わはった一言で
みんなの協力を得て、帰って来れました。
お父さんと言えば、日曜大工!
ひだまりでも、やっぱり宴会
行きつけのうどんやにも行ったしぃ~
孫の高飛びの大会も見に行きました。
そして、長年一緒に会社をしてきた兄貴。
お互い言葉数は少ない2人やけど、
お父さんがおっちゃんに手を持ってもらわはりながら
お風呂に入る姿は
何とも言えず、これがホンマの兄弟愛なんやなぁって
胸が熱くなりました。
あの時、点滴をしてしまってたら
家にも帰れず、
こんな風に、好きなお酒も飲めなかったし
大事な人と一緒の時間を過ごせなかったと思います。
まさか、普段は寡黙で話もあまりしない
あのおっちゃんに手伝ってもらいながら
お風呂にも入れるなんて。
身体が弱ってきたから、何も出来ないとか
お父さんの出来ることの限界を
私たち周りが決めなくて良かったって思います。
そして、最期は
お父さんがいつも側につかせて
日曜大工を教えていた孫が、
おじいちゃんに贈ると言ってイスを作り
お父さんの枕元に置き、しばらくして
家族みんなの見守る中、自宅のいつも寝てはったベットで
息を引き取らはりました。
どんな人でもみんな
好きなことができる時間や
楽しめる時間
やりたいことをかなえる時間っていうのがあるのかなぁ。
最期までやりたいことをやり続けること。
苦しみやしんどさもひっくるめて
自然に最期を迎えるからこそ
そんな素敵な時間が過ごせるんやなぁって
お父さんに教えてもらいました。
最期まで生きぬかはったお父さん。
本当にかっこよかったです。
お父さん。。。
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