くろまめさんのブログ

デイサービスひだまりは平成29年5月から同富田区に「くろまめさん」として移転しました。株式会社ひだまり介護が運営。

お風呂

2009年05月18日 | 日記

久しぶりにブログ書こうっと。

ひだまりでは、お風呂にと~ってもこだわってます。
在宅サービスを利用しながら生活されている片麻痺のAさん。
長年施設や介護サービスを利用されてるAさんはいわば利用者としてのプロです。
時には他の施設のことも自分なりに細かく分析をし教えてくれはります。

Aさんは長い間施設生活をされてきたので、いわゆる「機械浴」に慣れてはりました。
この「ひだまり」を利用される前には「果たして機械がないお風呂にはいれるんやろうか」と一抹?の不安を抱いておられたそうです。
そんなAさん。今では「機械のお風呂はアジないわ。やっぱりこのお風呂はええなぁ」と、ひだまり自慢の檜風呂を大変満足してもらっています。
もちろん、その影にはRX組の青山幸広さんに教えてもらった確かな介護技術があることは言うまでもありません。

介護職としてはこの一言には意味深いものを感じます。
お風呂は決して身体洗浄ではありません。身体を清潔にするだけの機会ではないのです。
お風呂は、疲れを癒し、お風呂の場の一対一でしかありえない会話を楽しみ
そして、利用者と介助者が息を合わせて浴槽の出入りをします。
つまり、一緒にお風呂に入るってことですね。

そしてもちろん医療的な側面からみた効果もあります。
入浴するといった動作を思い浮かべてください。
座ったり、立ったり、足を上げまたいだり、頭や身体を洗ったり。
そして硬く硬くなった筋肉、関節を暖め、軟らかくし、心までリラックスします。
専門的に見るとどれだけたくさんの訓練、効果があるでしょうか。
これはすんごいリハビリにもなってるんです。

重度な人でも普通のお風呂を。重度な人だからこそ普通のお風呂を。
当たり前の生活を送るために、特別な工夫と確かな介護技術が
本当のプロの介護だといわれています。