水月光庵[sui gakko an]

『高学歴ワーキングプア』著者 水月昭道 による運営
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「高学歴ワーキングプア」も、ご縁?

2010年06月30日 | 庵主のつぶやき
「一夜明け 侍ジャパンに 感謝する」

昨晩の試合は、まさに〝勝負は時の運〟を見せられた思いです。
しかし、落胆はしていません。

結果こそ残念でしたが、内容は素晴らしかった。

思い返せば、最初は決勝リーグがはるか遠くに見えたもの。
気がつけば、強豪をやぶりついにベスト16。
ベスト8入りだって、手のひらの上に一度はのった。

ただ、最後の最後、わずかに運がこぼれたようだ。
だが、それも縁。人間の身の上では、どうにもならない領域にある。
私たちは、ただ黙って(ご縁を)頂くしかない。

だからこそ、それは結果にかかわらず決して悪いものではないはずだ。
縁は、誰がくれるのかはわからないが、私たちへのプレゼントであることは間違いない。
なら、ありがたく頂くというのが筋だろう。

侍ジャパンは、今回も素晴らしい夢を見せてくれた。
そして、大きなお土産もくれた。

ゲーム終了後、彼らが映る画面の向こうに、くっきりと彫り込まれた「つづく」という一文字を、確かに見た人たちは少なくないだろう。

もう一度、彼らに感謝の言葉を述べたい。「本当にありがとう。勇気をもらいました」

高学歴ワーキングプア問題も、苦闘の連続だが、その向こうにきっと、それぞれの人にとって大事な何かを発見するきっかけ(ご縁?)が潜んでいるのではなかろうか。それを信じて私も微力ながら声を出し続けたいと思う。でも正直、こちらの「つづく」は、もうそろそろ勘弁して欲しいですよね・・。


----UTCP企画 【報告】学ぶこと、祈ること、信じること----より抜粋----
(水月)「私は道が開けるだろうなどとは考えていないんです。私に何かやるべきことがあれば、どこかに縁が降りてくるだろう、と信じているだけです。学問の道で縁がなければ、また別の場所にきっと別の縁があるのだろう、と。縁をひたすら信じること、それは道が開けることとは違うんです。縁のなかに含まれる自分の使命にしたがうだけです。」(文責:西山雄二)

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