水月光庵[sui gakko an]

『高学歴ワーキングプア』著者 水月昭道 による運営
※お仕事連絡メールに一両日中の返事がない場合は再送願います

非正規雇用の博士数 こたえ

2009年04月28日 | 庵主のつぶやき
二〇〇九年一月十八日付の朝日新聞(朝刊)では、就職難の博士の現状が大きく取り上げられた。記事によると、理系ポスドクは一万五千人(文部科学省調べ)、文系専業非常勤講師は二万六千人(首都圏大学非常勤講師組合調べ)とある。あわせると、早くも四万一千人。
 
完全に無職状態にある博士たちをあわせると、五万人を軽く突破するはずだ。

どうなってるんでしょ?我が国の高等教育現場は。

ハケン切りにあい仕事を失った人が二〇万人に達しようとして、大きな社会問題になっています。博士難民五万人という数字はその四分の一にあたる大きな数字ですが、これまで大した社会問題とは認識されてきませんでした。なぜ?

では、次の問題です。

若手研究者のエントリー用ポストでもある助教や講師のポスト数はいくつくらいでしょうか。

①二万程度 ②三万程度 ③五万程度 ④八万程度 ⑤十万程度

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ブラックリストの会in東京

2009年04月25日 | 庵主のつぶやき
ブラックリスト化なんて、いたずらに自死者を増やすだけです。
http://d.hatena.ne.jp/kanekaese2009tokyo/

ーーー
「学費が高い……奨学金がローンってありなのか?
Global Week of Action 2009!!教育を取り戻せ」

入学金、授業料、設備費等々。学費が高い・・・。考えてみれば、生活費だって学費だ。どうして「学生であること」に、こんなに金がかかるのだろう? 北欧はぜんぶタダだっていうけれど、ドイツやフランスだってタダ同然だ。国連だって「漸次的な無償化」を勧告している。それに奨学金は英語に訳すとscholarshipかgrantでもらえるもの。返さなきゃいけないローン(loan)じゃない。それなのになぜ日本学生支援機構はポスターとかで、「奨学金は貸与であり、必ず返還しなければなりません」なんて断言しているのだろう? しかも返せないひとの「ブラックリスト」を1400もの金融機関に通報して、カードとかをつくれないようにするっていう。これってイジメじゃないか?

こんなふうに考えて「ブラックリストの会in東京」ができました。「in東京」というのは、京都の「ブラックリストの会」に共感したからです。同じような思いのひとたちは世界中にいます。サルコジ大統領が日本の真似をしようとしているフランスでは、今年の2月からすべての大学が無期限ストライキにはいりました。でも、テレビや新聞では、ほとんど報道されません。なぜだろう? 大学にいるのに、とても重要なことを知らされていなのではないのか? 今回の「奨学金大集会」では、こうしたいろいろな疑問をつうじて「学生であること」の意味を話し合います。自分たちのこと、そして自分たちのいる場所について、ほんとうのことを知りたいならば、遅刻、途中退席、大歓迎です!

日時 4月25日(土)17時30分~20時30分(開場17時)

場所 早稲田大学3号館103教室

出演 白石嘉治(上智大学他非常勤講師)、秋山道宏(全国大学院生協議会議長/一橋大学院生)、和泉亮(書店員/元大学院生)、田野新一(フリーター全般労組/早稲田大学院生)、持木良太(ルー大/琉球大学生)、森啓輔(ルー大OB/一橋大学院生)、山田史郎(ブラックリストの会/京都精華大学生 ) 他

主催 ブラックリストの会in東京、全国大学院生協議会

連絡先 ブラックリストの会 blacklist@riseup.net 全国大学院生協議会 zeninkyo-jimu-owner@yahoogroups.jp 早稲田大学政経学部岡山茂研究室 03-5286-9723

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『哲学と大学』トークイベント 行きたかった。。

2009年04月24日 | 庵主のつぶやき
【阪根タイガース】さんによる、『哲学と大学』トークイベントの報告。
大変によみやすく、当日の雰囲気と内容が伝わって参りました。

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大学の正規教員数 こたえ

2009年04月22日 | 庵主のつぶやき
「大学における大学本務者(正規雇用されている教員)の数」

 答えは、十六万七千人です。

 意外と少ない?それとも多い?

 さて、それでは、非正規雇用の教員・ポスドクたちはどのくらいいるでしょうか?

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哲学と大学

2009年04月22日 | 庵主のつぶやき
大学とは何かを改めて今の時代に問い直す意欲的な論集、「哲学と大学」の編者「 西山雄二」氏と熊野純彦(東京大学)の対談がジュンク堂書店新宿店にて行われました。

大学において私たちは何を希望することを許されているのか↓
【報告】「哲学と大学―大学において私たちは何を希望することを許されているのか」

大学という存在について、個々が考えを突き詰めていく作業こそが、今、求められていることではないでしょうか。そこを再び「夢を語る場」として取り戻すために。そして、まっとうな社会づくりに貢献できる場として。

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知ってますかシリーズ その1

2009年04月19日 | 庵主のつぶやき
高学歴ワーキングプアを上梓して以降、いろいろな人にあったり調べものが深まるなかで、驚くことがさらに増えています。

ということで、
「知ってますかシリーズ」、なんてのはいかがでしょうか。

Q1 現在、大学にはどれくらいの専任教員がいるのでしょう?
 
①三万人程度 ②五万人程度 ③九万人程度 ④十六万人程度 ⑤三十万人程度

答えは、今週のどこかでということで。


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朝日ジャーナルが熱い

2009年04月13日 | 庵主のつぶやき
週刊朝日 緊急増刊 怒りの復活 創刊50年

明日、14日、「朝日ジャーナル」が一時的に復刊します。

テーマは「怒り」です!

さまざまな分野の第一人者たちが、現代社会をめった斬りにしていきます。

もちろん、「高学歴ワーキングプア」問題も扱われています。

乞うご期待!

ブックマークも追加されてます。楽しんでください。

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「入学の年にかかる費用」、年収の3割を超える

2009年04月08日 | 庵主のつぶやき
東京私大教連が、2008年度「私立大学新入生の家計負担調査」結果を発表したのですが、「入学の年にかかる費用」は304万円で、自宅外通学者の家庭では年収の3割を超えるそうです。
http://www.tfpu.or.jp/08kakeihutan-essence20090406.pdf

自宅外通学者の世帯の年収(税込)は915万9,000円なのだそうですが、いつまでもこの賃金水準を維持できるとは思えません。実際、前年と比べ4.7%減少しているそうです。

はっきり言って今のような高学費を前提とした大学のあり方は早晩成り立たなくなるでしょうし、そうなる前に大学は主体的に新たな道を模索すべきだと思います。

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雨宮処凛さんのコラム

2009年04月04日 | 庵主のつぶやき
雨宮処凛がゆく!

↑雨宮処凛さんが、京大「くびきりアイランド」について書いてらっしゃいます。

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