水月光庵[sui gakko an]

『高学歴ワーキングプア』著者 水月昭道 による書評・エッセイ等

事件の涙「そして、研究棟の一室で~九州大学 ある研究者の死~」

2018年12月24日 | 庵主のつぶやき
事件の涙「そして、研究棟の一室で~九州大学 ある研究者の死~」
2018年12月28日(金) 午後10時45分(25分)

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92894/2894212/index.html

追悼 ホーキング博士

2018年03月16日 | 庵主のつぶやき

著名な宇宙物理学者・ホーキング博士逝去の報が世界を駆け巡るなか、本当に大勢の人が博士に弔意を示しておられます。

私たちがどこから来て、どこへ行こうとしているのかを、明らかにしようと生涯を捧げてくださった博士。心より哀悼の誠を捧げます。

思えば、博士のベストセラー『ホーキング、宇宙を語る』を手にした頃、たしか私はバイク便ライダーでありました。大学を中退し傷心を抱えながら手にしたこの書は、悩みで固くなりがちな心を解きほぐしてくれる優しさと刺激に満ちたものであったとうっすらながら記憶が残っています。
一方、著者については何年経っても鮮明に思い出せるほど、その経歴や生き方に衝撃を受けたものです。
ALSという病を知ったのもそれがもちろんはじめてのことでした。

それから約二十年後、自分自身がその病にかかわるテーマで研究をしていようとは、当時夢想だにできませんでした。



ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)
クリエーター情報なし
早川書房




博士がその本質に迫ろうと試みたこととは次元を異にしているとはいえ、まさに人生とはどこでどうなるのか、本当に一体どこから来てどこへ向かっているのか、ひとりの悩める人間としての疑問はつきません。まったくわからないことばかり、と振り返ってしみじみ感じ入っておることです。

少し悲しい知らせのなかでではありますが、僅かながら心が軽くなるニュースも個人的に届いたりして、こうしたご縁の妙にまた不思議さも感じています。
ホーキング博士と同じ病を抱えた、さる患者さんと数年をかけ共同研究をした論文をとりまとめ博士学位論文として提出した研究者から、一冊の本が届いたのです。

『コミュニケーション支援のフィールドワーク』、日高友郎、ナカニシヤ出版


実は私もそこに多少関係していましたので、このタイミングで、というところで驚いています。

ホーキング博士は、わたしたちがこの宇宙に存在する理由を探ろうとされましたが、私たちは「困難や苦しみを抱えながらそれでもなお笑うことを可能とする人生のおくり方」をここで模索しておりました。
その成果をホーキング博士に捧げたいと思います。優れた先人の導きに感謝するとともに、たゆまぬ努力で数多くの知見を一冊の本としてまとめあげられた研究者・日高友郎博士に敬意を表します。

ALSの患者さんや後進の研究者の励みとしていただけるものへ仕上がることを願って、日高博士は日々筆をとられたようです。

なお、日高先生が仕上げられた学術書のほかに、一般書として下記本も刊行しております。本書についても、患者さんから実に多くのレクチャーを賜った次第です。

心の荷物を降ろすには自力だけでは難しい。であれば、他の力の働きに目を向けてみるのはどうだろか。この世で救われる縁を頂いている我が身に気づけるかも。
朝日新聞出版


「他力本願」という言葉は、ニュアンスとしてはちょっと悪い感じをもたれがちですが、自分の掌の上にない困難に直面したら一旦そこから離れ、次にはまたその流れのなかに身を投じながらも、苦しいなかにも再び笑えるかもしれない一瞬を掴むきっかけにしよう、という意図がここにはこめられています。
商業的にはこれまでのところ本書は苦労が絶えませんが、読後に心が軽くなることを願って、関係者とともに形作られた一冊です。よろしければ、ぜひお手に取っていただけましたら幸いです。

合掌





祝! 新書大賞 バッタを倒しにアフリカへ

2018年02月09日 | 庵主のつぶやき

新書大賞2018は『バッタを倒しにアフリカへ』に!
おめでとうございます、前野さん。
高学歴ワーキングプアから今や、誰もが知る昆虫学者へ。不遇の時代をものともせず一気に階段をかけのぼった著者から勇気づけられた方も少なくないでしょう。

それにしても、初版8000部スタートで、現在では10万部オーバーとは、この出版不況のご時世に大変な快挙です。大賞をキッカケに更に部数を伸ばしてほしいものです。それでも研究費はまだまだ火の車でしょうから、とにかく売れまくって欲しい。

こういうとき、ツイッターなんてしていたら、著者へダイレクトにお祝いを伝えたり、多少の販促支援などもできるのでしょうが、もはやそのあたりはあきらめております。前野さんとは焼肉くったりですでにくさい仲になっていますからここはひとつ大目に見てもらえれば。ごくたまにブログの更新するのが手一杯なのであります。
ちょっとだけ世間から取り残されたような寂しさを覚えたりもしますが。それはそれでよいこともあったり。内省的な時間がしっかりとれますから。この時間が次の仕事への基礎体力づくりとなります。とはいえ、新刊遅れております。せっかく対談してもらったのに。。スミマセン。

ともあれ、目指せミリオン!

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)
前野 ウルド 浩太郎
光文社



【拙書紹介】お手にとって頂けますと幸いです。

2017年07月02日 | Works
拙  書

お寺さん崩壊 (新潮新書)
先祖や自分のお骨は近未来においてどうなるのか? 「家」の相続やエンディングを真剣に考えるための参考にして頂きたい。
新潮社


他力本願のすすめ
心の荷物を降ろすには自力では難しい。では、もしその名を口にすれば心の苦しみをとってくださる、そんな仏さまがいると聞いたら、あなたなら〝だめもと〟と他力本願ですがってみますか。
朝日新聞出版


高学歴女子の貧困 女子は学歴で幸せになれるか?
なぜ、女子は学歴で「幸せ」になれそうもないのか?
光文社新書


ホームレス博士~派遣村・ブラック企業化する大学院~
若手研究者を非正規雇用し続け、一定期間が過ぎれば用無しと廃棄する日本。将来のノーベル賞が危うい。
光文社新書


アカデミア・サバイバル―「高学歴ワーキングプア」から抜け出す
いま日本ではどんな学歴が必要なのか? 「高学歴ワーキングプア」にならないために知っておきたいこと。
中央公論新社


高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院
8万部ベストセラー。高学歴者や博士号取得者がワーキングプアに陥る怪。なぜ?
光文社新書


子どもの道くさ
無駄とみえるものには意味があった。「無用の用」研究の神髄ここにあり。立命館大学経営学部2007年入試に出題。残部数わずか。
東信堂




<水月昭道>共著・分担執筆

社会と向き合う心理学
「第17章 現代社会と『道草』」執筆,pp.237-251
新曜社


子どもが道草できるまちづくり (通学路の交通問題を考える)
「第4章「安全・安心」フィーバーに巻き込まれる子ども pp.68-80」
「第6章 現代の道草ウォッチング pp.92-112」執筆
 (慶應義塾湘南藤沢中等部2010年入試に出題)
学芸出版社


哲学と大学 (UTCP叢書 3)
「第11章 高学歴ワーキングプア――人文系大学院の未来」を執筆
未来社


ボトムアップな人間関係―心理・教育・福祉・環境・社会の12の現場から (未来を拓く人文・社会科学)
「第七章 道草考」を執筆
東信堂


子どもたちの「居場所」と対人的世界の現在
第10章 下校時の帰宅路に見られる子ども道草行為とみち環境との関係……水月昭道・馬場健彦・南博文
九州大学出版会


掲載メディア等

2017年07月01日 | Works
※曹洞宗 群馬県宗務所主催 現職研修会にて講演
 「寺院の現状と苦悩」、水月昭道、2017年06月27日

日刊工業新聞 
著者登場/水月昭道氏『お寺さん崩壊』 2017年05月15日

デイリー新潮
“Amazonお坊さん便”時代に、現役の僧侶が「お坊さんはつらいよ」と嘆く2つの理由 2017年04月27日 

読売新聞デジタル 2017年04月05日
「坊主丸儲け」はウソ?檀家にせまる危機とは YOMIURI ONLINE 深読みチャンネル

読売新聞
【朝刊 文化面「変わる葬送観 衰退する寺」】にてインタビュー記事掲載 2017年03月13日

クロスFM
【Books & Music 哲三堂】さんにゲスト出演。2017年03月04日

日刊ゲンダイ
「お寺さん崩壊」 2017年02月16日

毎日新聞 今週の本棚・新刊 
『お寺さん崩壊』=水月昭道・著  2017年1月15日 

KBS京都テレビ
「おやかまっさん」 2017年1月10日火曜

新潮社『波』
「お坊さんだって、ワーキングプア」、寄稿 2016年12月27日

Yahoo!ニュース編集部
「日本で『学歴』は意味を持つか」(コメント) 2016年10月28日

合本 AERAの1000冊 (AERAムック)
●水無田気流×水月昭道×鈴木大介
―「貧困」は見せ物なのか―
朝日新聞出版


『高学歴ワーキングプア』の著者 水月昭道先生に訊く イマドキ研究者の卵が未来を切り開く方法(Cuter Cafe)、講演、九州大学図書館、2016年10月19日

「通学路での道草が人生を豊かにする」、講演、九州大学、2016年1月25日

「なぜ『超高学歴女子』が就職できないのか」、執筆、プレジデント ウーマン 2015年12月号

プレゼンテーションの特別講義(国際コース)、講義、共愛学園前橋共愛大学、2015年10月08日

日本質的心理学会第10回大会、【講習会①:ポスター発表のデザインと技法】、講師、2013年09月01日

【日本経済新聞】大学院改革、修士論文は本当に不要か 有信睦弘×水月昭道×古市憲寿、2012/3/7

SYNODOS JOURNAL(シノドスジャーナル)
『ホームレス博士』――まぼろしの「まえがき」に代えて(2011年02月24日 BLOGOS転載)

週刊朝日緊急増刊 朝日ジャーナル
〝こらむ 私、怒っています〟「超高学歴人材の無駄遣いはいかがなものか」

朝日新聞出版



日本の論点 (2009)
「年収二百万の博士たち。高学歴ワーキングプアが大量生産される理由」 pp.604~607
文藝春秋



高学歴ワーキングプア」その後――大学に回す国費増やせ」,水月昭道,『京都新聞』朝刊:6面,2010/03/26

「博士課程の定員削減 必要? 国立大学院定員、文科省の方針転換」,水月昭道/談,『朝日新聞 教育』朝刊:21面,2009/09/07

コストの削減で非常勤講師らが苦しむ現状維持ではなく将来への教育と経営を」,水月昭道,『毎日新聞 論点』朝刊:22面,2009/09/18

院生の就活アドバイス」,『読売新聞 著者来店』朝刊,2009年10月18日

「学歴の罠」,水月昭道,増刊 現代農業「特集 安心の罠」,農山漁村文化協会,2009年1月

【西日本新聞】2009年02月12日
高学歴ワーキングプア 博士の就職難 深刻 院生増加策も受け皿不足

【朝日新聞】 2009年1月19日
〈新・学歴社会〉就職漂流 博士の末は

「若き博士たちに救いはあるか」,水月昭道,建築雑誌 2008年5月号 特集 博士号の意義-建築ポスドクの行方,日本建築学会,2008年

現代思想2008年9月号 特集=大学の困難

「高学歴ワーキングプアが照らす大学の闇」

青土社



中央公論 2008年 04月号
「高学歴でも転落する--フリーター博士に出口はあるか」
【朝日新聞 論壇時評 今月の注目論文】





SAPIO (サピオ) 2008年 1/4号

「大学院は『高学歴ワーキングプア』絶望工場だ」
【SPECIAL REPORT】高学歴ワーキングプアからホームレス中学生まで 「貧困難民」大量発生



【読売新聞】 2008年7月28日
さまよえる「博士」25%「浪人」 大学には残れず就職も厳しく
 
【東京新聞】 2007年12月4日
【特報】さまよう博士号難民 高学歴ワーキングプアの実態

【朝日新聞】著者に会いたい [掲載]2007年11月11日
 高学歴ワーキングプア 水月昭道さん
 [文・写真]丸山玄則

☆東京大学グローバルCOE『共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)』
 高学歴ワーキングプア―大学院の現実
 2007.12.31 西山雄二, Humanities News

学ぶこと、祈ること、信じること―ワークショップ水月昭道「高学歴ワーキングプア
 2008.03.21 司会・信仰 西山雄二, UTCP

☆久野知美のアナウンサー日記
 2003年准ミス立命(現・フリーアナウンサー)の久野知美さんによる、「高学歴ワーキングプア」紹介。

【慶應塾生新聞】(川上典子)
 水月昭道氏に訊く 大学院の変容 ~進学前に知っておくべき院の現状、コメント

博士がつくる21世紀社会 科学技術人材配置革命の夜明け、講演
 「物理学の資質を持つ人材活用のためのキャリアパス開発全国展開」
 第2回日本物理学会キャリア支援センターイベント キャリアパス拡大フォーラム
 2007.12.16(日) 神戸大学百年記念館