昨年の暮れから、支援させていただいている方が、大きな決断をしいられました。
支援開始当初、記事にもしています。
2009.12.26 第302回
2009.12.4 第305回
2010. 2.7 第347回
かなり、医療依存度の高い方です。
命にかかわる選択もせざるを得ない状況です。
様々なご事情により、
ご自宅での生活を断念せざると得ません。
その方に与えられた選択肢は、
同じ県内の、リハビリ等にも力を入れている療養型の医療機関への入院。
そして、もう一つは、
隣県の少し離れたところにある、
医療依存度の高い方や、ターミナルケアも実施しているという、ある有料の老人ホームです。
医師は、療養型の病院のほうが安心、と、同じ県内の医療機関への入院を勧めます。
それは、医師という立場からすれば、当たり前のこととも、考えられます。
その方が望んでいるのは、
入院して、治療を受けることではありません。
生活の継続です。
かといって、命を失う、ということに不安が伴っていることも事実です。
病院では、個室でない限り、プライバシーを守ることは、かなり難しいです。
老人ホームでは、プライベートな空間や時間を守ることができます。
その方は、
戸惑い、迷い、苦しみながら、選択をされました。
私ができることは、その揺れる思いに寄り添いながら、その時々の選択を支援することだけです。
その方が、自宅を離れられるのは、年明け4日です。
支援開始当初、記事にもしています。
2009.12.26 第302回
2009.12.4 第305回
2010. 2.7 第347回
かなり、医療依存度の高い方です。
命にかかわる選択もせざるを得ない状況です。
様々なご事情により、
ご自宅での生活を断念せざると得ません。
その方に与えられた選択肢は、
同じ県内の、リハビリ等にも力を入れている療養型の医療機関への入院。
そして、もう一つは、
隣県の少し離れたところにある、
医療依存度の高い方や、ターミナルケアも実施しているという、ある有料の老人ホームです。
医師は、療養型の病院のほうが安心、と、同じ県内の医療機関への入院を勧めます。
それは、医師という立場からすれば、当たり前のこととも、考えられます。
その方が望んでいるのは、
入院して、治療を受けることではありません。
生活の継続です。
かといって、命を失う、ということに不安が伴っていることも事実です。
病院では、個室でない限り、プライバシーを守ることは、かなり難しいです。
老人ホームでは、プライベートな空間や時間を守ることができます。
その方は、
戸惑い、迷い、苦しみながら、選択をされました。
私ができることは、その揺れる思いに寄り添いながら、その時々の選択を支援することだけです。
その方が、自宅を離れられるのは、年明け4日です。
がんの末期で病院か自宅かをかなり迷いました。
肺にも転移し、まもなく呼吸も弱くなる。
食事もとれなくなる。
弱っていく母親を見ていることができるのだろうか。苦しむ姿を傍でただ、見ていれるだろうか。
その時相談に乗ってくれたケアマネ。
しばらく一緒に悩んでくれた。
やり方はわからないが。
どうすれば母親にとって幸せなのか。と。
自分で決めることだけど、一緒に悩んでくれる人にどれほど支えてもらったか。
本当にありがたかった。
私たちが行っているのは、
単なる相談ではないですね。
相談にのることにより、
それが「援助」になっていなければならないですね。
しかし、ほんとうに「援助」となっているのか?
いつも悩んでいます。