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平和寺の地鎮祭

2012年10月17日 | スリランカ Sri Lanka

平和寺の地鎮祭

スリランカ・コロンボの平和寺で図書館建設事業がすすめられており、2012年10月11日、地鎮祭があった。


コロンボ・平和寺の地鎮祭


コロンボ・平和寺の地鎮祭


コロンボ・平和寺の地鎮祭


式典準備に忙しい小僧さん


僧侶の足元にひざまずくのが上座部仏教の礼儀

同事業は、日本の浄土真宗本願寺派布教使・松林浄蓉さんの協力により実現したもの。


平和寺・シーマシリ住職と松林浄蓉さん

法要は盛大で、来賓はスリランカ・アーユルヴェーダ省のヴァンル・ヴァンダーラ・ナーヤカ副大臣、ガンパハ県のスニル・ヴィジェーラトナ県議会議長をはじめ、平和寺檀家総代のDr. アヌラ・ディ・シルバさんなど、地域の有力者がそろって参列した。

同寺のタランガッレー・ソーマシリ住職が所属するスリランカ仏教界のシアム派からは、ソーマナンダ長老、アノーマダッシー長老、ラッターナジョーティー長老、ナンダーローカ師はじめ、関係寺院の僧侶や同寺に住み込んでいる小僧さんたちが参列。多くの檀家さんも集った。

はじめて見たのだが、地鎮祭で地面に溝を掘った後、15センチ角程度のコンクリートブロックに豆や米を封入したものを参列者各氏が溝に置き、丁寧に埋めて行く。豊かになっていくことを願った儀式だそうだ。
SAMBRANIというお香をたき、このコンクリート片を香りで清めてから、地面に埋める。このお香はロシア正教などの教会で使うお香と同種だそうだ。


お米や豆を封入したブロックを香で清める


お米や豆を封入したブロックを香で清める


お米や豆を封入したブロックを香で清める


地鎮祭の儀式の様子。この写真はスリランカ国営放送局の記者が撮影し、平和寺に提供されたもの。


地鎮祭の儀式の様子。この写真はスリランカ国営放送局の記者が撮影し、平和寺に提供されたもの。


ソーマナンダ長老が三帰依文を唱え、式典が進む。


左から、ソーマナンダ長老、アノーマダッシー長老、ラッターナジョーティー長老、ナンダーローカ師。

同寺をサポートし続けていた松林浄蓉さんも日本の浴衣姿で登壇した。

檀家さんに対してはソーマシリ住職の行動力への理解や、仏教が広まるように協力を呼びかけた。

平和寺には着物や焼き物など日本文化を示す品々を展示する会場や、幼稚園など、日本人の協力による事業も多く、小僧さん、檀家さんにも日本語を話す人が多い。

当日は、同じく松林さんの協力により実現したパソコン教室「蓮華コンピューター学習センター」も開校した。


蓮華コンピューター学習センター。この写真はスリランカ国営放送局の記者が撮影し、平和寺に提供されたもの。

日本から持ち込んだパソコン11台を設置し、ゆくゆくはプロの編集者、デザイナーなどの育成を視野に入れて運営される。

スリランカ国営放送局の記者たちも取材に訪れており、賑やかな1日だった。



スリランカ国営放送局の記者たち。


参拝者のみなさん。


参拝者のみなさん。


地鎮祭をした区画の四隅には燈明が掲げられていた。


法要後には、御馳走をふるまうのも、親しみのある光景だ。


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