夢・茶・華の箱

茶・花の夢日記

100年前の教訓を・・・

2020年11月26日 | 日記

 

   

   

大阪市天王寺区一心寺の境内に「大正八・九年流行感冒病死者群霊」之碑が建立されています。

今年の八月のお盆にお参りした時、一般的に境内で法要をされていました。

 

                

「10年ひと昔」と言われます、昨今、100年目の新型コロナウイルス感染症、50年に一度の災害被害等々

世界的に禍いが起こっています。

先日、NHKの「関西熱し線」の番組で100年程前(大正七年)に

流行した「スペイン風邪」のニュ-スを放送されていました。

私は、1901年(明治34年)生れの母から体験談を聞いた事があります。

当時(大正七年)、現在の天王寺駅構内には、大勢の死者で溢れていたとか・・・

母は、当時18歳で、自分の母親、五人姉妹の長姉末妹の三人を半年程の間に看取ったとか・・・

この時、残された三姉妹の胸中を今思うと、とても悲しくてたまりません!!

男勝りで、男に生まれたかったとよく言っていた母は、二人の姉達と気丈にふるまった事でしょう‼

自分は介護の世話にもならずに・・「親、姉妹の三人分(106歳まで)長生きさせて貰ったのでしょうか・・・

下寺町と言う地名もある様に、その周辺には様々な宗派のお寺が建ち並んでおり、

その時に建てられたのでしょうか?・・一心寺境内に『大正八,九年流行感冒病死者群霊』之碑があります。

毎年3月の大相撲春場所の時は、相撲部屋の稽古場所に提供されているお寺もあります。

 

新型コロナウイルス感染症が、第2波~第3波と増加拡大する今日、現場の医療従事者の方々も疲労困憊し、

ピークに達しておられる事と思われますし・・・中小企業の方々の苦悩や、世界的に感染拡大し、

経済も回っていかないし、大変な事がおきています。

不要、不急の外出を控えて、それぞれ皆がマスクの着用、『三蜜、小五+1』、うがい、

手洗い消毒を励行し、『うつさない、うつらない』事、自分の為、自分自身が気おつけて、

健康が一番、「心も、身体も健康」であれば、どんな事にでも耐えられると思われます。

 

新型コロナウイルス感染症がおさまり、一日も早く以前の様な日常生活に戻れて、

安全・安心で良い特効薬(予防接種のワクチン)が開発され、承認されて、この年末年始を乗り越えられて、

一年間延期された日本でのオリンピック,パラリンピックが無事に開催される様にお祈りいたします。

 

 

  

 

 

唐の国から日本の国に疫病を持った鳥が渡らぬ先に「なずな 七草、目出とう祝いましょう」

と毎年お正月の七日に七草粥でおまじないをしたものです。