大阪市天王寺区一心寺の境内に「大正八・九年流行感冒病死者群霊」之碑が建立されています。
今年の八月のお盆にお参りした時、一般的に境内で法要をされていました。
「10年ひと昔」と言われます、昨今、100年目の新型コロナウイルス感染症、50年に一度の災害被害等々
世界的に禍いが起こっています。
先日、NHKの「関西熱し線」の番組で100年程前(大正七年)に
流行した「スペイン風邪」のニュ-スを放送されていました。
私は、1901年(明治34年)生れの母から体験談を聞いた事があります。
当時(大正七年)、現在の天王寺駅構内には、大勢の死者で溢れていたとか・・・
母は、当時18歳で、自分の母親、五人姉妹の長姉、末妹の三人を半年程の間に看取ったとか・・・
この時、残された三姉妹の胸中を今思うと、とても悲しくてたまりません!!
男勝りで、男に生まれたかったとよく言っていた母は、二人の姉達と気丈にふるまった事でしょう‼
自分は介護の世話にもならずに・・「親、姉妹の三人分(106歳まで)長生きさせて貰ったのでしょうか・・・
下寺町と言う地名もある様に、その周辺には様々な宗派のお寺が建ち並んでおり、
その時に建てられたのでしょうか?・・一心寺境内に『大正八,九年流行感冒病死者群霊』之碑があります。
毎年3月の大相撲春場所の時は、相撲部屋の稽古場所に提供されているお寺もあります。
新型コロナウイルス感染症が、第2波~第3波と増加拡大する今日、現場の医療従事者の方々も疲労困憊し、
ピークに達しておられる事と思われますし・・・中小企業の方々の苦悩や、世界的に感染拡大し、
経済も回っていかないし、大変な事がおきています。
不要、不急の外出を控えて、それぞれ皆がマスクの着用、『三蜜、小五+1』、うがい、
手洗い消毒を励行し、『うつさない、うつらない』事、自分の為、自分自身が気おつけて、
健康が一番、「心も、身体も健康」であれば、どんな事にでも耐えられると思われます。
新型コロナウイルス感染症がおさまり、一日も早く以前の様な日常生活に戻れて、
安全・安心で良い特効薬(予防接種のワクチン)が開発され、承認されて、この年末年始を乗り越えられて、
一年間延期された日本でのオリンピック,パラリンピックが無事に開催される様にお祈りいたします。
唐の国から日本の国に疫病を持った鳥が渡らぬ先に「なずな 七草、目出とう祝いましょう」
と毎年お正月の七日に七草粥でおまじないをしたものです。