町医者のブログ

医療情報ほか、気になる話題を考えましょう。

肝臓疾患心配な方はお気軽に相談ください

2017-07-07 21:17:54 | 挨拶

今日も蒸し暑い一日でした。九州の豪雨の被害は心配されるところでございます。

当院の診療面では、内科・小児科領域の一般診療と、消化器疾患、特に肝臓内科領域の疾患には、専門性もあり積極的に診断、治療を行っております。

C型慢性肝炎では、約95%以上で、ウィルス学的な治癒に、ウィルスが消失しても肝臓が、肝炎を患っていない方と同様な肝臓に戻るわけではございません。その後の経過観察はしっかりと、特に肝細胞がんの早期発見、その根治までを視野にしっかりした対応が必要です。今後更に新しい内服治療薬の発売も年内にも予定されております。

B型慢性肝炎では、現在、ウィルスの排除はできません。ウィルスの鎮静化にて、肝炎の進行と、肝細胞がんの発症抑制をしていくことが重要です。

ウィルス性肝炎では、治療に助成金制度があり、その際の手続きはご本人ですが、それまでの書類などは私ができる範囲で作成いたします。

自己免疫性肝疾患、主に自己免疫性肝炎と、原発性胆汁性胆管炎です。そのオーバーラップも比較的多くみられます。

最近の、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の、適切な対応など行っております。

肝臓は沈黙の臓器です。慢性肝疾患では症状が出たときには、肝硬変ないし近い状態のことがほとんどです。血液検査で肝機能障害指摘されましたら、しっかり診断(時につかないこともあります)、適切な治療(おおよそ肝炎治療のガイドラインを逸脱しない範囲)で行ってまいります。

受診にて相談ください。健診結果などありますと参考になります。

明日は土曜日、通常診療の予定です。午前午後ともに通常診療、午後は18:15まで受け付けております。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする