砂金掘り三昧の日々

砂金掘りにハマってしまった男の日記

思うこと

2023年07月31日 | Weblog
このところ色々と忙しすぎて疲れ切ってしまい、やっとなんとか再起動できたので砂金掘り大会で思ったことを書きます。

湯之奥金山博物館のスタッフと手伝いをしてくれていた方々、お疲れさまでした。
みんな疲れ切っていると思います。それだけ運営は大変なんですよね。

今年の砂金掘り大会の決勝進出者20名(中三以下のジュニアは除く)のうち10名は翌日の学生大会に出る予定の高校生達だった。 50%は学生ということです。

確か、昨年も似たような結果だったと記憶している。
周囲の感想も「学生が強くなった」、「全体のレベルが上がっている」などと聞こえてくる。

その決勝の優勝者も、もちろん学生で桐朋の学生。
我ら砂金掘り師の成績を見ると、知り合いは下位の方に多い。
勿論、予選落ちも大勢いる。私も出たら予選落ちしただろう。

ジュニア1位の学生と決勝戦1位が勝負する頂上決戦も、桐朋の学生が総合優勝。   
なんと3連覇、ジュニアの部からの3連覇です。

キング誕生!


ここで彼のパンニングを観察してみると、オーソドックスだけど、私の常識から言えばこれで3連覇できるのかぁ・・・と思ってしまう。しかし3連覇の事実がある以上、素直に認めるべきだろう。

かつて大妻の女学生(クイーン)が2連覇した時に、「これで優勝できるのか・・・」とみんなも驚いていたパンニングをしていた。

キングとクイーンのやり方はまったく違う。
唯一共通点といえるものをあげれば、砂の排出時にパンニング皿を水平より下には傾けていない。
あまり傾けると、砂が表層雪崩のように排出されることがあり、砂金が残っている層まで排出されてしまうことがある。

過去に、他の大会含めて好成績を出した一般の方々のやり方を見ても同じではないので、正解は無いというのは理解していたけど、やっぱり考えさせられてしまう。
パンニングは奥が深いな。

キングのパンニングを一言でいえば、体験水槽で多くの一般客がよくやっているパンニングを超高速で行っていること。

中の砂は微振動はしているが、揺らいでいるかというとそうでもない。
あれで液状化しているんだぁと思った。

特に、あの揺すり方だとパンニング皿の中心部は液状化しにくいのに、実際には金はしっかりと沈んでいるということになる。

事実として彼は3連覇、砂金掘り師は轟沈。
普段からパンニングしているベテラン砂金掘り師が何故?と思うが、自分のパンニング時の意識から想像して、普段川でパンニングはあまり真剣にやっていないと思っている。
そんなに集中してられんよ。

色々と考えたけど仮説を立ててみた。
①キングのパンニングは理にかなっていた(超振動で沈んでいた)

②この方法は、それほど川で砂金掘りしていない学生が、大会用に振り切ったパンニング方法じゃないかな。
これを1日川でやったら翌日は腕が動かなくなるよ。

③砂金掘り師は川で長時間パンニングしているので、疲れず取りこぼししない平均的なやり方で完成されている。

④学生達が新しい大会用のパンニングをしてくるようになったので、ベテラン勢は時代の変化に付いていけなくなってきた。

と、考察してみた。
まあ、人それぞれ意見はあると思うけど、一つの仮説だと気楽に読み流してほしいです。

そういえばキム兄が「シニア部門を作ってくれないと太刀打ちできんわ」とぼやいていた。

まったく同感です。

ひと昔前は、決勝に出るのは殆ど砂金掘り師か体験水槽のベテランだったのに、この世界でも時代の流れがあるのかな。

今回の大会で、また少し知見を得られたかもしれない。


学生大会は、優勝常連校の桐朋は何故か5位と大きく順位を下げた。

どうした桐朋。

悔しかったと思う。1人桐朋の学生が、競技の合間に悔しいからスチールパンを入手したいけど、どうしたらよいかと聞いてきた。

流石、超ガチで勝負しに来てる学校。

ちなみにキングは個人戦で使用するパンがHEXになり、取りこぼしていた。
あまり得意そうではないようなこと言ってたな。HEXは角で土砂を撹拌しやすいようになってるから、あの超高速パンニングだとパンニング皿の中は撹拌しすぎてテンペスト状態になっていたのかも。

彼に勝つには、一般大会のパンニング皿をHEXにすることだと勝機を得たw

参加校11校のうち
1位は、灘
2位は、初出場の神戸女学院 (得点は灘と同じで、ジュニアの部優勝者もここ)
3位は、逗子開成

上位2校共、野村先生が指導しているんだよね。

野村先生、流石です。

でも、真面目にきちんと練習すればすぐ上位に入れるのは昔から変わらないと思う。他校も頑張ってほしい。


一般大会の後、今年も逗子開成の生徒達を川に連れて行ったけど、自治会の仕事があったので早く帰宅しなければならず、キム兄にお願いして途中で帰宅。

キム兄、ありがとうね。


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