普段はデスクトップパソコンを使用していて、ノートパソコンは見たことがなかったのですが、会計専用でノートパソコンを使用していたそうです。
会計用なので、1年に1回くらい?しか通電せず、たまたま先日通電したみたら起動しなかったそうです。
パソコンは、LAVIE HZ550/D、13.3インチ液晶の薄型で、バッテリーを含んだ重量が約780gととても軽い機種です。
とりあえず、電源を入れてみました。すると「F2」キーを押して、時計をセットするメッセージが表示されました。
お客様は、この画面で止まってしまうので起動しなくなったと判断したようです。
これは、ずっと充電されておらず、内蔵バッテリーが空になりさらに時計や起動などの情報を保持するC-MOS保持電池も消耗してしまうと、このような状況になります。
指示に従い「F2」キーを押してBIOS設定画面を表示して、時計(年月日時)を合わせたら、Windowsが起動してきました。
バッテリーを確認してみると・・・残量は0%です。お聞きすると昨日からACアダプターはつないだままだそうです。
そうすると内蔵バッテリーが充電できなくなっているみたいです。試しにバッテリーのユーティリティがインストールされていて、動かしてみましたがエラーでうまく動きません。
お客様とご相談して、内蔵バッテリーを交換することにしました。
この機種は、底面のネジ12個を外すと底面カバーを外すことができます。
黒い部分がバッテリーで面積は結構大きいのですが、とても薄いです。これも軽量化のためでしょうか?
バッテリーの型番はPC-VP-BP105でした。互換バッテリーになりますが、入手し交換しました。
交換後に100%まで充電できることを確認し、その後バッテリーのみで動作させてバッテリー残量を30%以下にしてから、再度充電を行い問題なく充電できることを確認しました。
ノートパソコンのバッテリーもある意味消耗品なのですが・・・少しでも長くもたせるのであれば、適切に放電(バッテリーで使用)し、バッテリー残量が減ってきたら、充電をするという使い方が一番良いとされています。しかし実際ノートパソコンを使用する場合は、ACアダプターをさしっぱなしで使用することが多く、これも過充電の原因になりバッテリーの寿命を短くしてしまいます。NECの一部のノートパソコンでは、バッテリーのユーティリティで「8割充電モード」を選択することができます。これは100%(フル)充電するのではなく、80%までの充電で抑える機能で過充電を防ぐことができます。
最近のノートパソコンでは各メーカーでバッテリーの寿命を少しでも長くするような仕組みを取り入れていることがあり、説明書などを確認してみると記載があるかもしれません。
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