Wifiルーターのリセットは注意が必要です

2年ほど前に、Wifiルーターを設置・設定させていただいたお客様から･･･インターネットにつながらなくなったので調べて欲しい･･･とご依頼がありお伺いしました。 詳細をお聞きすると･･･インターネットにつながらなくなったので、Wifiルーターの不調と判断し、リセットを行ったそうです。 その後、光回線自体に問題がありそちらは解決したのですが、相変わらずインターネットにつながらないそうです。 とりあえず、現状の確認です。 光回線のゲートウェイは、問題なくインターネットにつながっています。 後段のWifiルーターは、有線ではネットにつながりますが、Wifiはつながらないというか、該当SSIDが見当たりません。 Wifiルーターにログインしようとすると･･･最初のログインパスワードを設定する画面が表示されました。 ログインパスワードは、設定したはずなのですがリセットしたことで、初期状態に戻ってしまったようです。 ゲートウェイはルータ機能を持っているので、後段のWifiルータは、AP（ブリッジ）モードで使用するのですが、設置したルーターは、ルーターモード・APモードの切り替えは、ルーターにログインして切り替えるタイプ（よくある機械的スイッチで切り替えるタイプではありません）なので、リセットしてしまうとルーターモードに戻ってしまいます。 さらにSSIDや暗号化キーについては、元々中継器をお使いだったので、前のWifiルーターのSSID、暗号化キーを引き継いでいました。こちらもリセットしてしまうと、今のルーターの初期SSID、暗号化キーに変わってしまいます。 インターネットにつながらない原因がはっきりしましたので、再度設定し直し、無事にネットにつながるようになりました。 もし、インターネットにつながらなくなり、ルーターが怪しそうな場合は･･･リセットするのではなく、電源を入り切り（電源スイッチがなければACコンセントから抜いて、暫く放置後コンセントをさす）することで、再起動することができます、ルーターの再起動の場合は、基本的に設定情報はそのまま覚えていますので再設定は不要です。 リセットを行うと、設定情報は初期状態に戻りますので、ユーザーが設定した内容は再設定する必要があります。