「クロスパス」というNTTのIPv6方式のサービスがあります。メリットは、インターネットの利用者が増える時間帯の混雑による通信速度低下の影響を受けにくい事です。結果的に回線速度のアップも期待できます。利用には、プロバイダーなどへの申し込みが必要です。
時々お伺いするお客様から・・・契約プロバイダーから、クロスパスへのコース変更を申し込み、利用できる状態となっているが、接続状況をかくにんしたところ「クロスパス接続」ではなく、従来の接続IDとパスワードで接続されている接続ログがありました。お手数ですがお使いのルーターでクロスパスへの接続設定をお願いいたします。・・・という内容の書類が送られてきたがどうしたらよいかとご相談がありました。
お客様に確認すると・・・2年ほど前にクロスパスへのコース変更を行ったそうです。

NTTのゲートウェイを利用しているので、通常はクロスパスを申し込んでクロスパスに対応可能となると、NTTからゲートウェイにクロスパス用のファームウェアが自動的にダウンロードされて、クロスパス接続に切り替わるはずです。
ゲートウェイにログインしてみると・・・確かにIPv6接続は「停止」になっていて、IPv4のPPP接続になっていました。
IPv4のPPP接続を削除し、IPv6接続を「接続」にすると、インターネットにつながりました。
クロスパス接続確認サイトでチェックしたところ・・・クロスパス可変サービス利用中になっていました。

クロスパスの申し込み控えを確認させていただくと・・・クロスパス対応機器が、実際は「クロスパス対応ゲートウェイ」だったのですが、「クロスパス対応ルーター」にチェックがついていたので、自動的に切り替わらなったのでしょうか?

「従来の接続ユーザー名については、今月中に削除を行う」とプロバイダーからの書類に記載もありましたので、削除されると従来のIPv4のPPP接続はできなくなり、クロスパス接続のみになりますので、暫く様子を見ていただくことになりました。
