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NASのHDDの寿命は大体同じです

今年の1月8日のブログに・・・NAS(ネットワーク共有ディスク)に入れなくなったお客様の事案を書きました。
状況としては、LS510DというシングルドライブのNASを2台使用しており、1台がメイン(A)で、もう一台がバックアップ用(B)で、定時バックアップを行っていました。1月の時は、メインのAのNASにログインできなくなったという事でお伺いし、ディスクの障害でしたので一旦お預かりして、別のHDDにクローンを作成して、取り付けて「ドライブチェック」を行い、なんとか修復できました。
ディスクの使用時間が3万時間を超えていたので、もう一台のバックアップ用(B)も大体同じ使用時間なので故障する可能性が高いので、早めにディスク交換をした方がよいことをお伝えしていました。

それから一ケ月ほど経過して・・・今度は定時バックアップのエラーのメッセージが表示されている・・・と連絡がありました。
お伺いしてみると・・・今回はバックアップ用のBのNASの電源ランプが赤く点滅していました。
ログインしてみると・・・ディスクのフォーマットを勧めてきました。以前のメインのNASの故障の時と全く同じです。

メインのNASは問題ありませんでしたので、定時バックアップの機能を停止して、バックアップ用(B)のNASをお預かりしました。


ディスクの状態を確認してみると。「注意」状態です。やはり使用時間は、メイン(A)のNASとほぼ同じ、3万時間を超えていました。
2台ほぼ同じ環境で使用していると、不思議な事にだいたいい同じ時期にHDDの故障(寿命)が発生することがよくあります。

LS510Dを分解しました。この機種は、ネジでカバーを止めておらず、ツメで止めているだけなのですが、なかなかツメから外すことができず苦労します。


前回と同じように同容量の新品HDD(1TB)へクローンを作成しました。


Bad Sectorが8個だけだったので、元のHDDでも修復できるのかもしれませんが、3万時間以上使用しているので、ほぼ寿命なので新品HDDへ交換します。


元の状態に組み直して、電源を入れると・・・暫くするすると電源ランプが白点滅→白点灯に変わりました。
この状態で、NASにアクセスしてファイル・フォルダーを確認できました。
念のため「ドライブチェック」を行いました。前回メインのNASの時は、Bad Sectorが多かったせいか「ドライブチェック」に時間がかかりましたが、今回は5分くらいで完了しました。
NASのシャットダウン、再起動などいろいろ試しましたが、大丈夫そうでした。

NASに限った話ではないのですが、サーバーやNASなどでRAIDを組んで複数のディスクで運用している場合、同じ環境(温度・湿度)で動作しているので、1台のディスクが故障(寿命)すると、それほど時間をおかずに他のディスクも故障することがよくあります。そのような場合・・・ディスクが故障する前に、新しいディスクに交換した方が、元の状態に戻すのも簡単ですし確実です。
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