最近は、Vista機も目にしなくなったので、この手の修理の依頼もほとんどなくなってきました・・・が、先日こちらのブログをご覧になり、修理のご依頼がありました。
プロードライザの劣化による現象の見極め方として・・・
ACアダプターを接続している時のみに、電源断や再起動の現象が発生する。バッテリーのみの場合は、発生しないというのが特徴です。
パソコンを送付いただきました。Dynabook TX/65Fです。

事前に確認してみると・・・ACアダプターを接続した場合は、起動途中でリブート(再起動)を繰り返しました。バッテリーのみだと問題なく起動してきます。

プロードライザを確認してみると、左上角の部分が熱で溶けているようにみえました。今までの経験だと、プロードライザの内部が黒く(炭化?)しているのは見た事があるのですが、このようなのは初めてです。
いつものようにチップタンタルコンデンサーに交換しました。

どらともは、中央のパターンが-(マイナス)なので、真ん中あたりのレジストを剥いで、まっすぐにチップタンタルコンデンサーを取り付けるようにしています。
元の状態に組み上げて・・・バッテリーを外してACアダプターのみの場合と、バッテリーとACアダプターの場合の両方で、電源断やリブートの現象が発生しないことを確認して、ご返却させていただきました。
