二百名山クジラのデンデケ放浪記

二百名山クジラ(ドラ猫)が歩く飲んだくれ放浪記です

ダラムシャーラー

2011-11-16 12:45:19 | 日記



インドも残り2週間ですか。ブログ打ちにも時間がかかるし、あまりのんびりもしてられません。なんちゃってリクライニングですが、意外に乗り心地は良いですね。寝台車よりよっぽど高いんだから当然ですが。さて、実際行きたいのはマクロードガンジで、ダラムシャーラーから山を登って行きます。まだ明けない道端でバスを下ろされた私達は、群がるトゥクトゥクの格好の獲物ですが、仕方ありません(泣)10㎞程離れてるのと、朝っぱらからご苦労さんで200ルピーは仕方の無い所ですか。勘違いして民家で断られながら、(そりゃそうだ)「カルサンゲストハウス」朝っぱらからすみません(笑)弱気なジェットリーみたいな男が案内してくれたのは、広いテラス横のベッドのみのシングルルーム。オフシーズンだからか歩き方より安い110!景色も良く、1週間位ノンビリしたい場所ですね。先ずはシャワー!夜行列車、バスの連続で身体が砂砂です。サッパリーっ♪洗濯物も、外に干すなんて初めてかも(笑)ちょっと休んだ
ら、バスチケットからはじめましょう。薄曇りですが、雀の声、遠くで鶏のときの声。日光が窓から差してくるのも久し振りだなぁ。
10時、出掛けますか。太陽ってスゴいな、もう洗濯物が殆ど乾いてます。チケット売り場でアムリトサル!と言うと、明日でよいか?朝5時発だ。4時にそこのバスに乗れっ。不自由な英語と歩き方情報を併せて考えると、4時にマクロードガンジから市内行きのバスが出て、ターミナルでアムリトサル行きのバスに乗り換えろっつう事でしょう。176。町を歩いていると、近くの山の向こうにより高い山並みが見えます。こんな風景を待ってました!まずは朝飯ですか。ダライ・ラマ公邸入口手前にある「ナムギャルカフェ」窓際で僧侶とチャパティを食べてたのが店員ですが、私の注文を紙に書いて、それはカウンターに置いてまたチャパティに戻った所を見ると馴染みの客かも。トマトスープと豆腐丼。スープは塩味が前面に出しゃばり過ぎでトマトの味なんかこれっぽっちもせず、豆腐は固く味も無く、ただかかってるゴマ味しかしないかなり残念な代物です。不味くはないが、全く罰ゲームのような満腹。正に腹立たしい?140。僧院入り口で絵葉書を6
枚70ルピー?割り切れませんが?





手前にあるチベッタン博物館を覗いてから、いよいよダライ・ラマのお膝元のチベット寺院です。荷物チェックも厳重で、鼻毛切りがまたもや没収か?と思ったらお預かりでした。しかし、こんなハサミで何が出来るの?と問いただしてみたいですね。残念ながら本日は出張中で不在。(後で聞いたら、この頃日本にいたそうですね)公邸の入口にもおっかない警備員がいるので、望遠で撮りました(笑)










ここからの眺めも良いですが、もう雲が掛かってます。







酒屋を見つけて、ウィスキー1本320。12時半ですが、一度ホテルに戻って充電。こんなに早く消耗しちゃうんですよ?ドコモさん。テラスで日向ぼっこを目論んでましたが、韓国女子が3人お喋りしてました(泣)仕方無く窓もドアも開け放してテーブルで絵葉書をサラサラ♪3時になりました。2㎞歩くと寺院と滝があるそうです。










意外に汗かきましたが、水しぶきが涼しい!でも人も多いなぁ。少し離れた所に座り、マイナスイオンを取り入れます。しばらく読書してましたが寒くなってきたので帰りましょう。通りの店でロールを購入、25。そのままかなり坂を下りた所で、目指す日本食レストランが日曜日休みな事に気づきます。良い運動です(泣)帰りは上り坂です。美味しそうだったんで、パイを2つとマフィンで95。100札を出すと、お釣りは良いから!てな身振り。いや、良いからじゃなくて寄越せよ5ルピー!こっちも10円でムキになります。んー?と考えたオヤジが、あっ、悪い悪いって感じで、照れ隠しか10札のお釣りを寄越します。悪気はなさそうですが、インド人絶対計算間違わないサイバラ理恵子説は間違っているようっす(笑)結局ビアレストラン。全く西洋人だらけです(泣)








4時40分ですがプハーッ!なんだか分からないのでシングルパックというお一人様用のメニューを頼むと、ベジの中から2つ選べ?それが分からないから頼んでんだよっ!米にチャパティにパリパリ塩せんべい。最後のは要らんと常々思っております。全体的に塩辛いなぁ。シチューっぽいのも、醤油ベースのも。右に座ってる西洋人カップルは、私が入店する前にほぼ食べ終えてましたが、何を注文するでもなく、お喋りを続けてます。山城屋ならおっぽりだされますよ(笑)5:50この程度で死ぬほど腹一杯です。440。明日は朝早いので110の宿代も払って、寝酒はマンゴー割りでプハーッ♪下腹がポッコリ膨らんでます。ダメじゃん(泣)




→カルカ→シムラー→

2011-11-16 09:58:00 | 日記

また寒い所に来ちゃいました。6時半、明るくなってきて、上段のカップルは下りていきました。夜中あちこちで乾いた咳、私と同じ症状です。インドの大気汚染が原因です(多分)誰かが目覚めの?インド音楽をかけてます。浪花ちゃんが欲してたリムカってこれ?ペットボトルでコカ・コーラ社製品よ?あっさりライム味の炭酸でコーラより体に良いかしら?気遣ってくれてありがとう♪惚れたら火傷するからねっ(笑)カルカ行きの看板を付けたオールエアコン列車が追い抜いて行きました。更にこちらは遅れる訳です。さて、ここに行く理由は2つ。①登山鉄道(リムカ→シムラー)当然ユネスコのお墨付き♪②町田第一中学校1年6組担任の志村先生の憧れの場所と聞いて、ずーーーっと心に引っかかってた。
ただ、歩き方には詳しい内容が載ってないし、行きゃあ何とかなるだろ的なアバウトな計画でした。7時。草むらでしゃがんでる人多数確認できます。朝のトイレタイムですね♪本当に多数です。何人かは過去の排泄物を踏んづけてますね(絶対)町っぽくなってきて、7時半カルカ到着。ホームの先にまたホームが繋がっていて、あっさり見つけました、シムラー行き。でも観光列車っぽくて、切符無しで乗れそうもありませんが。看板を見ると1日5往復しているようです。客室には西洋人が一杯です。280ルピーと書いた表示もありますが、今は値段ではなく乗るのが先決です。
改札の外に出てみました。窓口があり、シムラー書いてあります。並んでみましょう。シムラー?と言って500札を出すと、ないないって手つきですが、切符がメイヨーじゃなくてお釣りが無いみたいなんで、100札にしてみると、お釣りと切符が出てきました。33?またエラく安いですね?96㎞を5時間かけて走るんですが、60円って何ですか?ホームに戻って、駅員に切符を見せると、観光列車ではなく隣のホームに停まってる列車の中でも難民車両みたいな2両に乗れとの事。当然たちんぼですが、トイレの前のベスポジにリュックをドン!流れに乗りましたね♪今日中に着けそうですよっ志村先生!8時過ぎに観光列車が先発。こっちもエンジン掛かってます。でも外に出て車座になって飯食いだしたグループもいるし、まだかな?そうか、最近簡単に名前は?と聞くインド人に違和感を抱いていたのが、警察の職務質問を連想していたのに思い当たりました。ウンウン。あと、子供の頃はインド人って頭にターバンを巻いてるイメージでした
が、実際そんな奴はいませんよ(笑)どこかの少数民族でしょうか?8:40発車、デッキまで人だらけです。町を抜けると、クネクネ曲がりながら登っていきます。下を見ると多い時で3本線路が見えたりします。初めての停車は9:30 KOTI駅。こんなに停まらないんじゃあ一般的に使い辛そうですがね。ダージリン鉄道と違って、こっちは橋もトンネルも沢山あり、手が掛かってます。
10時半、ヒマチャルで初めて人の乗り降りがありますね。皆降りて、紅茶や揚げ物を買ってます。一番長いトンネルって看板があります。長さは1143㍍かフィート(笑)出た所ですれ違い、向こうはソファーの観光列車です。天地の差です。駅で停まるごとに売店に寄っていきます。やたら揚げ物が好きなお国柄、あとケチャップも好物で、日本人より高確率でデブってます(笑)次で下りるからこっち来て座りなよ?と誘ってくれるインド人がいましたが、そんな謂われのない親切は怪しいので英語を分からないフリして切り抜けます。見てると、普通に別のインド人が座ってしまいます。あまり頑ななのも考え物です(泣)乗り降りが結構ありますが、いつも車内は混んでます。何回か停車するうちにそれでも次第に空いてきて、若者グループがドッと降りた段階で、足元でポジション争いを続けていたインド人も席に座り、開きっぱなしのドアから外の景色と風を楽しみます♪サボテンって木の上に生えるんですか?変な感じですね。向こうの山に町が
張り付いてるのが見えてきました。標識も80㎞になりました。この辺の標高はサマーヒル駅で2043㍍。そろそろ高山病の心配をしないと(笑)だんだん寒くなってきました。14時終点シムラー到着。きっちり5時間掛かりました。2076㍍です。着きましたよ~志村先生!さて、どうしよう?ここは避暑地なんですが、街の案内は全く歩き方に載ってないし、駅は街から外れてますね。インホメで聞くと、次の目的地ダラムシャーラー行きのバスはまた離れたターミナルから出てるようです。うーん、先に進みますかねぇ。1泊しても何もなさそうだし、何しろ次もバスで10時間以上かかる奥地ですから、夜行のほうがまだマシかと。教わった方向に歩きますが、いくつも分かれ道があるうちに心配になり、最後はトゥクトゥクに80で乗ってしまいます。あっという間にターミナルに着きましたが、後の祭り。だからメーター制にしろって言ってんですよっ(泣)それなら素直に駅から乗るのに。チケット売り場の列に並びます
。20分かけて1人しか捌けませんが、我慢強く待ちます。チョロチョロ横入りしそうな奴もいますが、みんなで牽制して排除します。やれば出来るじゃん、インド人!しかし、窓口氏も手際が悪いなぁ。1時間並んで私の番、ダラムシャーラー ワン!カタカタっとチケットが打ち出されてきます。415。1分ですよ?みんなどんな切符を買ってるのか不思議です?夜行バスで21時半発か。今は3時半。
6時間待ちは、飛行機の乗り継ぎと思えばそんなもんか?このターミナルだって外れにあり、辺りは斜面で森の中。散歩する所でもありません。売店もベンチも勿論トイレもあるし、読書で過ごします。5時を過ぎると急速に寒くなってきて、凍える前に合羽を着ます。そうだ!ダラムシャーラーに着いたらOちゃんに手編みのセーターを注文しよう!ベンチと売店の間の広いスペースで女の子達が走り回って遊んでます。ゴミ箱が10㍍向こうにあるのに、飲み終わった紙コップを投げ捨て、コロコロ私の方へ転がってきて、何だか私が捨てたかの濡れ衣状態です。良い教育です(怒)ロクな大人になる訳ありません。6時を過ぎたので、私も満を持してハンバーガーと春巻きと揚げモモ。レンジでチンしてくれます。コーラを含めて70ルピー。ウィスキーを出して、コークハイでディナーです♪後、同室の藤倉君に貰ったクラッツもカリカリかじります。売店から流れるインド音楽に合わせて少女がkaraバリに腰振って踊るのがいやにセクシーです。ターミ
ナル待合室で日本人1人火照ってます(笑)西洋人なんか1人もいません。こんな子供達が映画に出ていきなり踊り出すんでしょうねぇ。寒いからか、馬のように小便が出ます。移動してると携帯の電池が切れるのでどうしても写真が少なくなります。コンセントが空いたので、浪花ちゃんに教わった盗電(笑)怪しげなオジサンが私の隣に腰掛けて、ニヤッとしながら話し掛けてくるのがヒンドゥー語(泣)だから日本人だっつーの!どのブースから発車するのか掲示板がある訳でも無く、時間近くになったので偵察に出ると、車体にダラムシャーラーと書いてあるのがありました!2+2でリクライニング。カーテンを閉めると現実感が無くなるのかよく寝れます。12時ちょい前、通りに店が並ぶだけの休憩所。トイレも無いので道端で小便。