馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌03.25三月の鬼

あたまに角のあるひとが
わるい人だ
とはかぎらない
抱きしめてもらいたいが
鬼ごっこを
芝生にまいている
耳のかたちが
歩いた
うん、ブルーナさん?
草むらから
がやがや、ごほんごほん。
偉そうな耳が
あいさつしている
誰かに抱きしめてもらいたければ
誰かをまず抱きしめてあげなさい
野ウサギの
結婚式だ
まことにめでたい
耳のかたちが
抱きあっている
あのね、お願いがあるの
お願い?
誰かが心からするお願いは
なんでも素直に聞くものだ
耳のかたちに
ゆれるの、うまい。
鬼ごっこが
抱きしめてもらいたいを
芝生にまいている
三月の
鬼の角をゆらしながら


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「文学」カテゴリーもっと見る