馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌06.08雨のうえを急いで

また雨滴がきた
おおうもの
なにかあるところへ急ごう
そっちへ
うしろ姿だけ揺れている
加速するすきまで
しばらく我慢
日本海に
いつも傾いて電車は走るから
水平視線で見ると
島と半島の区別はない
やさしい色ですね、意外と。
あれやろうと思って
はじめてから
何をやりたかったのか
忘れたまま
きみのような前髪の雨が
椅子に座っている
波がきた、窓に。
荒々しい砲撃からでてくる雨脚で
かくまうもの
なにもないところへ帰ろう
許せないけど
仕方ない
そのうえを急いで


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