馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

いま世界はうなだれている(48)はじける、山椒。

そこのひと、ちょっと。
蛇のような質感で
受け答え
そんなんじゃ、草もらえない。

(刈り草が燃えているあいだはおとなしい、火はこわいから

なにかがパンとはじける
手榴弾
のような模様が割れて
山椒の実

(かわいた音のうえでいとおしさがはめを外す

あれもこれも、をやめる。
翡翠の艶
に透きとおった
静脈が
ウサギのように飛び跳ねて

(また飛沫ともなってやってくる組成分子の音波を

おおうもの、なにかないのか。
簑笠で
しのごう
頭からっぽにして


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