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馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

青いイルカの夢㉚危ない海域

プールサイドには
だれもいなくなった
帰ろうとすると
なんか、変。

しずけさが
こころになって落ちている

鳴門うずみたいな
激流で
時間が引いていく
前に逝ったヒトの背中が

浮き沈みして
人生を
嘆いている
ゾウのようにも見える

しずかに
それでいてしつこく
長い鼻で
みれんを呼吸している

ポケットには
あきらめのマイバッグがある
もういいよを
包んで捨ててやろうとしたら

パックからこぼれた
ウマヅラハギの
肝、ぴくぴく。
胸びれにくっついて離れない

しつこさが
こころになって落ちている


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