冷えてきた蒼々にうるうる吊るされたばかりの中身がないはなしから滴がたれて長ごうなってしかも生ぐさいけどまっすぐ進まない朝の食卓には潤目がひとり座ってバッハを聴いているこころは背のがわにいて開かないまま外だけ干されて塩ふいてきた蒼々にうるうる窓の外で終わりそうにないおしゃべりをいやいやひねりながら