これから2ヶ月程は、食欲不振、夏バテ、感染性胃腸炎などが増えるシーズンです。
その予防には日本古来の乳酸菌発酵食品や梅干、梅肉エキスがお勧めです。
梅酢ポリフェノールが新型コロナやインフルエンザ等のウィルスに効果があります。
梅酢から抽出したポリフェノールが、微量でインフルエンザウィルス等に強い増殖抑制作用や消毒作用があり、安全性も高いものであるという事です。
梅はアルカリ性食品です。
砂糖や肉類など酸性食品をとりすぎると血液は酸性に傾き、血液が汚れて流れにくくなります。
梅はカリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄分などアルカリ性ミネラルを含む食品で、酸性食品中心(加工食品など)の食生活を改善し、血液を弱アルカリ性に保つ手助けをしてくれます。
梅には野菜や果物の中でもトップクラスのクエン酸が含まれており、疲労防止、疲労回復に効果があると言われています。
腸から吸収された食べ物は、分解されて炭酸ガスと水となり、その間にエネルギーが生み出されますが、このサイクルが円滑に回転しないと、慢性疲労に陥ってしまいます。
このサイクルを円滑にするのがクエン酸なのです。
日本人が慢性的に不足している栄養素が鉄分、カルシウムなどのミネラルです。
ミネラルは吸収されにくい栄養素ですが、梅に含まれるクエン酸はミネラル吸収の手助けをします。
そして、昔から弁当に梅干を入れると腐敗しにくいという事はよく知られています。
これと同じように梅肉エキスや梅干のクエン酸は胃腸内の病原菌を殺菌、繁殖を抑える効果があります。
日本最古の医学書『医心方』は、平安中期の医師、丹波康頼(たんばのやすより)が984(永観2)年に著したもので、医学全般にわたって説かれた本です。
『医心方』の「食養編」には、すでに梅は梅干として登場して「熱と苦しさ、心臓を助け、四肢身体の痛みや手足の麻痺なども治し、皮膚のあれ、萎縮を治すのに用いられる。下痢を止め、口の渇きを止める」と記述されていて、人々のあいだで梅干が薬用として用いられていたことがわかります。
江戸時代に著された「雑兵物語」(ぞうひょう物語)には、戦に明け暮れる武士は、食料袋に「梅干丸」を常に携帯していたと書かれています。
「梅干丸」は、梅干の果肉と米の粉、氷砂糖の粉末を練ったもので、激しい戦闘や長い行軍での息切れを整えたり、生水を飲んだときの殺菌用にと大いに役立ちました。
一部の人しか食べられていなかった梅干も、江戸時代になると庶民の家庭にも登場するようになります。江戸では大晦日や節分の夜、梅干に熱いお茶をそそいだ「福茶」を飲み、正月には黒豆と梅干のおせつ「喰い積み」を祝儀ものとして食べました。
特に、紀州の梅干は「田辺印」として評判を呼んで、田辺、南部周辺の梅が樽詰めされ、江戸に向け、田辺港から盛んに出荷されました。
明治11年、和歌山でコレラが発生し、翌年にかけ1768人の死者が出ました。
このとき、梅干の殺菌力が見直され需要が急増します。
また日清戦争の頃、軍医の築田多吉(つきだたきち)が、外地で伝染病にかかった兵士に梅肉エキスを与えて完治させ、梅の薬効を実践しました。
梅肉エキスも原材料を見ると梅エキス、青梅と書かれていますが、原料は主に3種類あります。
梅干を作った特に取れる梅酢の塩分を抜いて煮詰めた物。
ジュース用に絞った原料を煮詰めた物。
当然、梅酢やジュース用の原料は安いです。
そして昔からの製法は、青梅を圧搾して絞り、平釜で50倍まで煮詰めて作ります。
今月のプレゼントの梅肉エキスは昔からの平釜で煮詰める製法です。
1瓶40g入りですが、40g作るのに青梅2kgも使用します。
熱いお茶に溶かしたり、ドレッシングに混ぜたり、ご飯やお握りに付けても酸っぱいですが美味しいです。私はテニスに行く前にティースプーン半分ぐらいを舐めていきます。
最初は酸っぱいと思いましたが、だんだん慣れてきます。
口の中もさっぱりします。
土日は炎天下で4時間程テニスをする日がありますが、疲労感が全然違います。
お茶や水に溶かして持参する事もあります。
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