ドクトルかっちゃん[笑顔で元気] 1314KHzラジオ大阪OBC

ラジオ大阪(水) 17:45~パーソナリティーかっちゃん&仲みゆき・毎週お届けする医療健康情報です。

黒豆の炊き方、干芋の作り方、風邪とインフルエンザの予防法

2023-12-28 12:38:38 | 医療健康
ラジオ大阪「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」は、今年最後の放送になりました。
年と共に1年経つのが年々早く感じる様になりますね。
ドクトルかっちゃんの番組も、今日で丸16年です。
他局から始まって、二つの番組で放送していた時期もありますので、放送回数は延べ1000回ぐらいになります。
今まで続けてこれたのもリスナーの皆様のお陰です。
リスナーの皆様、本当に有り難うございます。
この12月は16日まで温かく、17日から寒くなりました。
年末年始、風邪をひかない様に気をつけてください。
風邪の予防は、腸管免疫とビタミンD, ポリフェノールです。
発酵食品、キノコ類、色の濃い野菜や豆類を食べることです。
お正月にはポリフェノールの多い黒豆を食べて下さい。
出来れば買うよりも炊いてください。
黒豆を買うと炊き方が書いてありますので、初めての方でも結構上手に炊けます。
注意するのは途中で蓋を開けない事。
蓋を開けるとしわの原因になります。
冷めてから蓋を開けて、もし皺になっていたら、もう一度加熱してお湯を少し足して混ぜて、火を止めてそのまま冷ましてください。
1時間ほどでふっくらと膨らみます。
黒豆以外に、発酵食品にも挑戦してください。
漬物、梅干、甘酒、干し柿、干し芋など沢山ありますが、干し柿や干し芋は買えば結構高いのですが、自分で作れます。
干し柿は皮を剥いて吊すだけで出来ます。
気温10度以下の冬は干し芋作りにも最適です。
サツマイモを1時間蒸して、崩れない様に皮を竹串で剥きます。
細く切って網やザルの上で天日干し4日ほどで食べ頃です。
キノコは鍋物、味噌汁などで毎日食べて下さい。
特に舞茸はビタミンDの含有量が多いのでお勧めです。
理想的な加熱は短時間。
長時間加熱すると脂肪分解酵素、蛋白分解酵素が壊れていきます。
鍋物の出汁には水溶性のαグルカンやβグルカンが含まれていますので、最後は雑炊で召し上がって下さい。キノコを毎日食べられない人には低温殺菌のサプリ「舞茸活性粒」がお薦めです。
その他、梅のポリフェノールは風邪の症状を緩和しますので、梅酢を買い置きして下さい。
梅の実にはポリフェノールが0・1%ほど含まれていて、梅干しを漬けると梅酢に一部が溶け出します。
以前から梅酢ポリフェノールには、インフルエンザウイルスの増殖を抑え、不活性化する作用があることが分かっています。
インフルエンザ流行期は、1日3~5回うがいをすると、発熱や頭痛にはあまり効果が無いのですが、鼻水、のどの痛みや違和感、たんなど、鼻やのどに関わる症状に効果があり、 症状が減り、軽い程度ですむことが確認されています。
ということは、飲めばもっといいですね。
梅干や梅酢の中のクエン酸は十二指腸で胆汁と混ざると素晴らしい殺菌力を発揮します。
風邪や感染性胃腸炎の予防には、温かいお茶に梅酢を入れれば良いです。
発症したら、お茶以外に重湯やお粥に梅酢を混ぜて食べて下さい。
梅酢以外に梅肉エキスも良いでしょう。咳が続くときは、レンコンの絞り汁と生姜と梅酢や梅肉エキスで飲み物を作って下さい。
便通が悪ければフラクトオリゴ糖も入れて下さい。
いずれにしても感染症には腸管免疫が重要です。
私のお勧めは「乳酸菌生産物質」と「オリゴ糖」
特に食生活を改善しても成果の出ない人にお勧めです。
今月のプレゼントの「乳酸菌生産物質ビオネ」は昭和60年に私が開発し38年の実績があります。
それから、以前にもこの話題はお話しましたが、多くの方は忘れていると思いますし、新しいリスナーさんの為に、クイズを出しておきます。
1月3日の初放送で答えを教えますので、考えてみてください。
新春クイズ
動物には口と肛門があります。
皆さんの消化管は口から始まり、食道、胃、腸、肛門までありますが、どこから形成されたと思いますか?小腸からという説もありますが、食べ物の入り口と出口、どちらが先に出来たのでしょうか?
コメント
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