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最近京都近傍の山でMTB山遊びに没頭中

【登山】八ヶ岳 天狗岳・にゅう・白駒池〜2日目〜

2020年02月14日 | 登山
2月9日(日)

3時過ぎに目が覚めて、どうしても眠れない。
シュラフの中で腕を出して本読んでると腕が冷たく痺れてくる。
なので例の避難所の暖炉の前に移動したんやけど

暖炉の火が消えている😭 

置いてあったブランケットを総動員して体を包み、ひたすら本読みながら夜明けを待った。

5時前、ようやく山荘スタッフが暖炉に火を入れてくれた。手際よく簡単そうに見えるがコツがあるのだろう。

しもものさんとデリーさんも起きて暖炉前に集合。
早速コーヒーで体を温めようと準備。
でもさ、水が凍ってるんよ。。
暖炉とストーブで解かして辛うじて得た水でお湯を作る。
水ボトルの中は大半が凍ったままだ。

ダラダラと暖炉の前で今日の予定を決めていく。
デリーさんはどうしても「にゅう」という山に行きたいらしい。
「にゅう」という山は、語源の一つに乳があり、形が似ているという。ぜひタッチ(お触り)してみたいってさ。ヨダレ垂らしてるけど大丈夫か?


この話をしてる時のデリーさんの顔が、生徒に手を出した教師みたいに見えてくる。

妄想者デリーさん、一晩かけて仕上げたヘアスタイルがイカしている。

結局話し合いにより、にゅう→白駒池→高見石のルートとなり、御大・N河さん達と同じルートになった。
強烈に冷たい風がある中、テント撤収をしてたら足の先が死んだ。
冷えすぎてめちゃくちゃ痛い。撤収はもうぐちゃぐちゃに詰め込んで急いでストーブの前に逃げ込んだ。厳冬期のテン泊って小屋の熱源がないと成り立たないと思った。

死んだ足の回復が済んだ頃、しらびそ山荘から劇坂を登ってきたN河さんが黒百合ヒュッテに到着。

どえらい寒いけど朝日に照らされて清々しい。

今日の朝日は申し分ないほど輝いている。青い空、ありがとう。

中山峠で半分凍って待ってた御大を捕獲。
スキーのインストラクターもしている人なので寒さには慣れてるんだろう。

樹氷なのか霧氷なのかよくわからんが、青い空に浮かぶ白く輝く枝はとっても綺麗だってわかる。アナと雪の女王の世界だ。違う?

振り返ると昨日の天狗岳が綺麗に見える。でも風が強烈そうだ。

あっち側は雲海が綺麗だ。あの稜線の白い広場に立ってみたい。

壮大な天狗岳を背に再びアリバイ写真。
N河さん、黒い忍者みたいやん

冷たい風にてながら「にゅう」の真下に到着。

雪と御大。
スキーにきた勝新太郎みたい。髭なのか雪なのか区別つかない。

雪モデル御大の撮影してる間に還暦ツインズがにゅう登頂してた。
この二人は本当に”勝ち”を欲している。まるで兄弟だ。むしろ双子だよ!

待望のにゅうの三角点に頬擦りするデリーさん50代。
これがにゅうのB地区か〜〜ってデカイ声で言わんといてください。

ここからの景色もいいね。硫黄岳が照らされてます

実は三角点よりも高い岩がそばにあった。
すかさず触りに向かったデリーさんを撮ったら、まるで海外の登山家のような写真になってしまって不本意である。ただの変態ですよこのオッサン。

にゅうを下りると急に悶え始めた御大。愛くるしい。

ここからの下りがまた寒い。日光が当たらない林間コースってダメ。

分岐にあった案内看板。
「にゅう」と「中山峠」のことを指しているんだろうけど、
ザ・ニュー中山(・∀・)
場末のビジネスホテルみたいやんけww

結構長く感じたけどやっと白駒池に到着。一気に広場が現れた

凍って雪が積もった池の上。
誰も歩こうとしなかったのでたつが調査目的に歩いてみた。
ツボ足で進む。

広大な池の上ってことで少しテンション上がってしまった。

倒れてみたりして。ここでバリンって氷割れてくれたらおいしいんやけど。ウソ


こんな広場でうちのミラ(ミニチュアダックスフント)を放してみたい。
埋まるけどww

池の上から到着した山荘。

白駒荘である。ここは以前火事にあってしまい建て直したらしい。
どうりで綺麗なわけだ

テーブルをお借りして大休憩。
もうみんな水がないので雪を解かしてお湯を作る。ここでもジェットボイルが大活躍。

その後は少し登って高見石小屋に到着。

映画の世界みたい。

林間抜けると眺望が開けた。

ここが賽の河原という谷だ。めちゃくちゃ気持ちいいやんけ。
遠くに見えるのは中央アルプスらしい


後ろを振り返ると濃すぎる青と白すぎる雪とのコントラストが素晴らしかった。
今回の山行でここを歩いたのが一番気持ちよかった。

昨日の曇りの分が今日の強烈な太陽に加わったよう。
真冬の地面と真夏の空って感じ?

地蔵仏さんに手を合わす。デリーさんが何を拝んでいるのか考えないようにしよう。

人が建てたと思われる石が所々にあった。賽の河原と言われる所以か?


この賽の河原の真ん中を歩いたことで、流石の中高年達も心が僅かに綺麗になったようだ。

途中見つけた変な形の葉っぱを垂らした植物。
日の当たらない部分は葉っぱが棒のように丸くなって下を向いている。

当たっている場所は垂れ下がりが緩やかで、葉っぱが開こうとしているようだ。
雪が積もらないように対応してるのかな?

13:20 無事渋の湯に帰って来ました。御大も大満足。

早速渋の湯で温泉に入る。窓の外にはニホンカモシカが中高年の裸を覗いていた。

N河さん、鎖かたびらなんか着てやっぱり黒い忍者だったんだ。
皆さんの尻の写真は並んで数が揃うと破壊力デカいから掲載不可。

浴場内に氷柱ができるくらい寒いとこでした。
シャワーはまたしても水。入浴料1000円もしたのに!
湯船だけが最高でした。

帰りにSHARPのAQUOSのCM撮影現場だという池を観光してみた。
滞在時間1分。ただの凍ったため池やもん。ここは春やな。

遅めの昼食は茅野駅近くの麺屋蔵人

時間ズレてるから客はいなかったけど、いい雰囲気だ。

味噌ラーメン専門店。
焦がし味噌らーめんはもっと味が濃くてもいいが美味い。汁を飲み干してしまいたいが喉が渇きそうなので半分だけ。ここならまた来たい。

店の向かいには酒蔵が待っていた。
皆さん日本酒やら酒粕を買い占めてました。たつは甘酒がすごく好きなんやけど、東京で作る環境がないから涙を飲んで我慢した。
相変わらずデリーさんのジャージ姿が哀愁漂っている。

茅野駅に送ってもらって、たまたま臨時運行されていたカイジに飛び乗る。
未来の列車みたいでかっこいい顔している。
またこの列車に乗って帰ってくるよ!

みんなと一緒に登山はワイワイ楽しい。
今回は初めて御大と一緒。意外に上りが速くてついていくのに必死でした。
厳冬期のテン泊登山、結構厳しいものがあったね。必要なものがわかってきた。
皆さんまた一緒にいきましょう。冬の登山は景色が素晴らしい!



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