ひたむきってどっち向き?

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PTLS講習会に行ってみた。

2015-06-27 19:27:25 | 医療
PTD(Preventable Trauma Death)=「防ぎ得た外傷死」を減らすことを目的とした第8回茨城PTLS講習会(Primary care Trauma Life Support)が茨城県立中央看護専門学校(=中央看専)にて開催された。

第一線で活躍する医師にとって、交通事故等による多発外傷はストレスの多いものだが、外傷の初期治療を効果的に行うことができればその時期の死亡率を35%減少できると言われている(らしい)。

そのため、救急車で運ばれ医療機関で治療を始める最初の1時間は「ゴールデンタイム」と呼ばれており、今回のPTLSは、外傷に対しいかに効果的な初期治療を行えるかに主眼を置いたコースである。

先日、水戸済生会総合病院で見学させてもらった突然の心停止から10分間の適切なチーム蘇生コース「ICLS」に通ずるものがある。全てはスピードと精密動作性。



時間と戦う研修医は、顔見知りでも真剣そのもので怖かったが、コース自体は箕輪良行先生はじめ講師の皆さんのおかげでとても良い雰囲気だった。

観察は練習すればするほど抜けが少なくなっていく。練習を怠らず、慣れて置く必要がある。コース後もプラクティスを怠らず、日々の研修に役立ててもらいたい。



茨城県が絡んでいるらしく、通常2~3万円する受講料が、今回は10,000円と破格!!来年度も開催されるようなら、まだの方々は是非。

(つづく)


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