プチ臨床実習 in 大和クリニック（その２）

午前中は、高木博先生の外来風景をちょっとだけ見学させていただいた。

当該地域も高齢化は例外ではなく、８０歳なら若いほう。１０２歳同士の夫婦が御存命だったりするらしい。当日も９９歳のおばあちゃんが元気（？）に受診されていた。
また、小児科を標榜する数少ない医療機関として、予防接種等にも力を入れている。そのため、当日は生後６ヶ月の赤ちゃんも受診していた。


「０歳から９９歳まで」というとてつもなく幅広い年齢層＆症例をカバーできるのも、総合診療科ならでは。また、診療所での在宅医療を経験するのと併せ、筑波大学附属病院や筑波メディカルセンター病院など中核病院での診療も経験することで、地域に帰ってからの患者の生活をイメージしながら診療・マネジメント出来るようになる。高木先生の考え抜かれたキャリア形成に感心した。

また、他のかかりつけ医から紹介された患者に対し、前医のやり方に「？」と思っても急に変えないよう配慮するなど、患者の生活全体を診る在宅医療って気ぃ使うんだなぁと感心。

これまでかかりつけだった開業医が高齢により廃業したため受診するようになった患者もいるそうだ。高齢化は患者側だけの問題じゃないと聞くと、大和クリニックの担う役割を再認識。