「何十年ぶりかの蛍の光、見ることに専念する」
と宣言したものの、
デジ研のみなさんのただならぬ意気込みに押され、
カメラを持たずに臨むことはなんとも
居心地が悪そうな予感がして、
急きょコンデジと一脚を持参することと
相成りました。
現地に到着して、一脚を突き刺すような地面でないことが分かり、
既に戦意は限りなく100%喪失に近くなったのでした。
いくつか質問を受けましたが、
ご使用のカメラもレンズも、撮りたい「絵」もわからないまま
返事をすることも出来ず、言葉を濁してしまいました。
相済みません。(正直なところ、実績も無いのに、
参考書で得た知識では答えられない、ですよね。)
到着して、眼が暗闇に慣れるにつれて、
それを「待ってあげたよ」と言わんばかりに、
蛍がお出ましになり、蛍光の線条を暗闇に引き始め、
感動の極み。
我に返って、カメラをセット。
突き刺せない一脚をどうしたものかと思案していると、
散在する立ち木が暗闇の中目に入りました。
暗闇の片隅に叢雲をかき分けるように頼りなげの月。
帰宅後調べると、丁度、上弦の月。
月は雲の陰に半ば隠れてしまったけれど、
雲間を背景に入れて一枚仕上げようと
気を取り直して約10枚を25~30秒で撮影。
コンデジのモニターの輝度が強くなっていたことに気づいたのは
帰宅後のこと。結果、アンダーの背景のレベルを調整。
6枚合成で出来たのがこれです。
なんとも苦しい絵となりました。
チャーリーさん、
貴重な機会を作ってくださり
ありがとうございました。
(オクラ)
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今回の鑑賞会、時間帯が問題であったにもかかわらず
多くの参加者がありうれしい限りです。
あの時、空に月が出ていて 皆が見上げたことを
この写真があればまた思い出せそうです。
来れなかった方もこの写真で、同じ月を見ましょう・・!
コメントをありがとうございました。
木立の割れ目に上弦の月を見つけた時には
これだぁ、と思ったのですが、
カメラを移動して、立ち木を頼りに一脚を
立てる作業をしている間に
「月に叢雲」を地で行くように
月は隠れてしまいました。
「あー、ツキが無い!」
でした。(^-^)