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政治そのほか速

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NPO=お金をかけない、ではない

2015-02-09 09:41:57 | キャリア・教育
NPO=お金をかけない、ではない 

スケールアップのための投資(1)~何に投資をするか

 

ソーシャル・スタートアップが、損益分岐したら

 

  • <noscript></noscript>社員との打ち合わせの様子(2011年)
  •   NPOやソーシャルビジネス等の、ソーシャル・スタートアップの、サービスイン後の最初のマイルストーンは、損益分岐点(Break Even Point:BEP)を達成すること。

      つまり、月々の収入が支出を上回る「脱赤字」の状態になることだ。こうなれば自分たちはとりあえず「死なないビジネスモデル」を実践していることになる。

      そして、ここから「投資」を考え始める必要が出てくる。

      これまでの「なるべくお金をかけない」という原則から一歩踏み出して、自分たちの商品やサービスを利用してくれる人をいま以上に増やす、つまり「成長」のためにお金を使っていくことを模索するのである。

     

    NPOなのに投資?

     

      NPOなのに投資、というと変な感じがするかも知れない。世のため人のためなのに、お金をかけるなんて、汚い、なんて思う人もいるだろう。

      しかし、それは間違っている。NPOやソーシャルビジネスとはいえ、対価をもらうものは、そのサービスを進化させ続けなくてはならない。

      例えば保育サービスを行うソーシャルビジネスではどうだろう。「子どもにボランティア精神溢(あふ)れる愛を持って接しているから、保育技術を磨かなくてもよい」と言ってしまっていいだろうか。僕は否と言おう。ボランティア精神があろうが無かろうが、子どもの命を預かり、心を育てる仕事だ。事故リスクを下げ、少しでも子どもの良き成長に寄与するのは、責務である。そのためには、研修や人材育成に投資しなくてはならない。

      また例えば、ゴミ拾いを行うNPOだとどうだろう。ただ集まって拾えばいいのか。違うだろう。ボランティアの人達が気持ち良く参加し、継続してもらえるための仕組みが必要だろう。例えばそれは、見やすいWEBサイトであり、ボランティア同士交流できるLINEグループかも知れないし、またチーム意識を高められるユニフォームかも知れない。そうした広い意味での「質の向上」や進化を怠れば、NPOは容易に「善いことしてるからいいでしょ」という甘えの罠(わな)に囚(とら)われていってしまう。

     

    投資の事例

     

      代表的な投資は、採用であろう。採用する部門も、「現場スタッフ」だけでなく「本部スタッフ」にまで広げていく。そして、経営者がこれまで1人でこなしてきた営業、広報、人事、経理といった仕事を彼らに担ってもらうのだ。

      そのためにも、本部スタッフがそろってきたら必ず取り組みたいのが、組織の仕組みづくりの徹底化だ。

      具体的には、前回までの「供給ラインの整備」で見た「採用」や「人材育成」「労務管理」「人事」などの制度を更に整えていく。目標は「経営者が口を出さなくても事業がまわっていく組織をつくる」である。

      それくらい徹底的に組織内の「仕組み化」を実践していく。そのための人材補強・トレーニング等に使う。それがスケールアップへとつながっていくことになる。

      投資の対象は「人」だけでない。情報システムやオフィスにお金を回す、という選択もある。

      たとえば情報システム。これまでのスタートアップ初期では、無料のWEBサービスやフリーソフトを使って、できるだけお金をかけない、というのが原則だった。しかし事業が拡大していけば、それだけでは足りない部分がどうしても出てくる。有料版にアップデートして、セキュリティやパフォーマンスを向上させてもいいだろう。

      また、自分たちのWEBページについても、リニューアルを検討してみてもいいかもしれない。スタートアップ時点では、お金をかけず保守管理の範囲内で、だましだまし文言の微修正や、足りないところはバナーでしのいでいたりするものだが、きちんとしたものを作ることで、ブランド力を高めていくという方向性もある。

      更に「ちゃんとしたオフィスを借りる」ことも、選択肢に入ってくるだろう。

      本部スタッフが増えてくれば、これまでスタートアップ初期において愛用、もしくは入り浸っていたコーヒーチェーンやカフェ、コワーキングスペースでは、さすがに手狭になってくるはずだ。5~10人くらいが入れる自分たちだけのスペースを整えたほう仕事の効率もアップする。

     

    バランスの取れた投資を

     

      ただし、贅沢(ぜいたく)は禁物である。オフィスビルにこだわらず、SOHO可能なマンションの一室を借りるなど、なるべく固定費である賃料を安価に抑え、一足飛びにコストを増やさないようにすることに留意する必要もあるだろう。

      これはオフィスに限った話ではない。事業の有効性が証明されたからといって、手元の資金が突如として潤沢になるわけではない。調子に乗って身の丈を超えた投資は、身を滅ぼすことに。

      そのためには、貴重な余剰資金を何に使うことが、事業を進化させるのに「本当に必要なのか」を問うことが重要だ。「あれもこれも」ではなく、優先順位をつけ、タイムラインを組み、一つずつ手を打っていくというやり方がいいだろう。

      社会事業を育てることは、植物を育てるのに似ている。やっと出てきた若葉に、ホースで水をじゃぶじゃぶかけたら、根腐れしてしまう。じょうろで適切な量の綺麗(きれい)な水を、定期的に、優しく声をかけながらあげていきたい。


展示より人に「会って会って会いまくる」CES

2015-02-09 09:41:57 | キャリア・教育
展示より人に「会って会って会いまくる」CES 
  • <noscript></noscript>CES展示品で個人的に欲しいと思った窓拭きロボット
  •   正月明けのIT業界大イベントといえばラスベガスで開催されるCES。

      Consumer Electronics Show、消費者向け電子機器展示会ですが、ここ数年巨大化し、車あり医療機器ありの超盛りだくさん状態。アメリカだけでなくアジアやヨーロッパからも出展社や来場者が集まります。

    「表敬訪問ミーティング」嫌う米国企業

     

      さて、私の仕事はコンサルティングで「IT関連での日米企業間の交渉ごと全般サポート」といったことをしております。日本側の企業のサイズはいろいろですが、アメリカ側は基本的にベンチャーがほとんど。そして「交渉ごと」は「投資」や「共同開発」などさまざまですが、交渉に入る前にまず「どのベンチャーに会うべきか」という調査を行った上で「お初にお目にかかるミーティング」をセットアップするという仕事があります。

      プロジェクトの内容的には「まだ何をやるかあまり明快に決まっていない」という状態でお引き受けすることが多いです。というのも個人的にあやふやな状態から形にしていくのが好きだからです。好きではあるのですが、一つ問題になるのが、こうしたプロジェクトでは「お初にお目にかかるミーティング」が、目的が不明快な表敬訪問的なものになりがちなこと。

      なぜ問題かというと、アメリカ企業は「表敬訪問ミーティング」的なものを極めて嫌がるのです。「なぜ会うの?」「それ自分たちにメリットあるの?」という疑問に答えられないとなかなか会ってもらえません。

    展示会はビジネスの場

     

      そこで役立つのが展示会です。アメリカの展示会は実際にビジネスを行う大事な場と位置付けられています。周囲のホテルに部屋を取っていろいろな会社とミーティングをするのも一般的で、展示会の会場に行く暇がない人もたくさんいたりします。通常は無駄を嫌うベンチャーの人たちも「初めての人に会って会って会いまくる」ということを目的に出張してきていることが多く、少々会う意味が曖昧でもミーティングがしやすくなります。

      というわけで、CESではあれこれミーティングをして参りました。全長4キロほどもあるラスベガスのあちこちに展示会場が分散しており交通機関もパンク気味なため、超早歩きする機会が多くて健康になった気がします。

      西海岸と東海岸の間は東京―バンコク間と同じくらい距離がある広大なアメリカゆえ、特に遠くのベンチャーに会いたかったのですが、結果的には私の地元シリコンバレーの会社にも複数会うことになりました。目的が不明快なミーティングはCESの会期中に済ませておきたいという相手先が多かったためです。

    静かなスタバ

     

      そしてCESの会期終了を前にシリコンバレーに戻ってきて、夕暮れ時のスターバックスへ。いつもはビジネスミーティングをしている人で混み合う時間帯だったのですがその日は妙に静か。お店の人も「今日はなんだか妙にすいている」というので見回すと誰一人ミーティングをしている人がいません。おそらくシリコンバレーの「人と会う仕事」をしている人がたくさんCESに行ってしまっていたのでしょう。CESに参加された皆さま、お疲れさまでした。


人気の路駐場所提供アプリ、サービス停止に

2015-02-09 09:41:57 | キャリア・教育
人気の路駐場所提供アプリ、サービス停止に 

サンフランシスコは駐車場不足

 

  • <noscript></noscript>Monkey Parking
  •   サンフランシスコで駐車するのはなかなか大変です。

      街並みが古いため駐車場が少ない、というのが痛いところ。サンフランシスコ市は18世紀にスペイン人が設立したのがはじまりで、19世紀のゴールドラッシュで一気に栄えたものの1906年の大地震で町の4分の3が倒壊・焼失、そこでいったん建て替えが進みました。しかし100年以上前のことゆえ、現在の車社会のアメリカを想定された設計になっていません。そのため、駐車場がない家ばかり立ち並んでいる住宅地なのに車を持っている住民がたくさんいるところもあり、そうした地区に住む知人は、

     「車通勤だけど、会社から帰ってきたら20分くらい家の周りをぐるぐるして路上駐車するところを探すのが日課」

      とのこと。路上駐車スペースは非常に安いかまたは無料ということもあり、なかなか空きを見つけるのは大変なのです。

     

    車を動かす人と次に止めたい人が情報交換

     

      そこで登場したのが「既に車を止めている人と、これから止めたい人をつなぐアプリ」。路駐スペースを出る人がそれをアプリに入力すると、そのスペースに止めたい人が有料でそのスペースに止める権利を買うことができる、というものです。競合するアプリが複数出ましたが、中でも話題になったのがMonkey Parkingです。

      路駐スペースから出ようとする人がMonkey Parkingのアプリ上で自分の場所を入力すると、アプリを持っている人全員にそれが開示され、そこに車を止めたい人は「駐車スペースを自分のためにキープしておいてくれたら払う金額」を入力します。車を止めている人は、望ましい金額が入力されたら承認して、しばらく待っていると止めたい人が現れる、という流れになっています。金銭授受はMonkey Parkingを介して行われ、会社側はその金額の一部を手数料として受け取る仕組みです。

     

    「発言の自由」は認められず

     

      おお、それは便利、と思うかもしれませんが、自分の持ち物ではないものを売っているわけで、「ダフ屋行為」に近いものです。しかもその対象は税金で作られた施設。もちろん市当局は面白くなく、6月末にアプリ製作元のMonkey Parking社に営業停止命令を出しました。Monkey Parking側は「駐車スペースを出る、という発言の自由を奪うもの」と勇気ある抵抗をしましたが、「7月11日までに営業を停止しない場合2500ドル(約25万円)の罰金」「アプリを使った人も300ドル(約3万円)の罰金」と言われ、あえなくサービス停止となりました。

      「どうしてAirBnBはよくてMonkey Parkingはだめなのか」(※参照「大進撃AirBnB、『家の短期レンタル』合法化へ」)と思われる方もいると思いますが、この辺りは真剣に最大多数の最大幸福について議論されるべき点ではありましょう。Monkey Parkingの大いなる問題点は「駐車スペースを整備・新設できる市当局が得るべき利益を、Monkey Parkingとそのユーザが奪っている」というところにあります。

     

    ローマから飛んできたCEO

     

      なお、今回の話題の中でマイナーながら興味深い点は、Monkey Parking開発元の会社所在地がイタリアのローマだということ。サンフランシスコ市から営業停止命令を受けた時も、市当局と掛け合うためにCEOがわざわざローマから飛行機でやってきました。つまり、海外からでも「路駐スペース提供」などという非常にローカルなテーマのアプリを出すことができるということなのであります。違法行為はいけませんが、データ入手も製品発売もグローバルにできる今日この頃、ローマからサンフランシスコ向けのアプリを出して人気を得たという点においては参考になるかもしれません。


スパイ機関相手に大もうけ! CEO狙われるPalantir

2015-02-09 09:41:57 | キャリア・教育
 

インターンの月給が75万円

 

  • <noscript></noscript>Palantir社のソフトウェアのスクリーンショット
  •   最近、給料調査サイトのGlassdoorが発表した「インターンの月給」で、最も高給だったのがパロアルトにあるベンチャーのPalantir。平均して7444ドル(約75万円)の月給をインターンに払っているそうです。

      Palantirは2004年に創業されたベンチャーで、ビッグデータを解析するデータ・マイニングが事業。大成功したPaypalというオンラインペイメント企業の出身者たちによって設立されました。

      創業から10年経(た)った現在では、パロアルトのダウンタウンに行くと、一般店舗に交じってあちこちに「Palantir」と書かれた小さなオフィスがあります。こうした商業地の小規模オフィスは、大きくて豪華なつくりの専用オフィスビルより賃料単価が高く、そこにいくつもオフィスを持っているということは相当に潤沢な資金を持っている証しでもあります。

    スパイ機関向けの情報探索で急成長

     

      では、なんでもうけているのか。「ビッグデータをマイニング」といっても具体的に何のことやら、という感じですが、Palantirの大元の業務はスパイ機関向けの情報探索です。創立初期に、CIAが運営するベンチャーキャピタル、In-Q-Telから200万ドルの投資を受けたことでその運命が決まりました。In-Q-Telは投資先と各種政府機関との橋渡しをすることでも知られますが、PalantirもIn-Q-Telの仲介により、CIAと共同でデータ・マイニングのソフトウェア開発に3年間従事しています。

      その後CIA以外の各種政府機関にも利用されるようになり、海兵隊によるアフガニスタンでの地雷発見、ウサマ・ビンラーディンの居場所探索、メキシコの麻薬カルテルのメンバー洗い出しといった「特殊任務」でPalantirが活躍していることが漏れ聞かれるようになりました。

      さらに最近では、政府系で得られた知見を基に民間の金融機関にも市場を広げており、2014年には10億ドル(約1000億円)の契約を受注すると予測されています。資金調達の方も、2013年には1億9600万ドル、2014年2月には3億9000万ドルの増資をしており、まさにメガベンチャー。

    「プライバシー侵害」の推進者?!

     

      しかしながら良いイメージばかりではなく、最近話題の「国民情報の盗み見」にもPalantirが利用されていると考えられており、「プライバシー侵害」の推進者として疑惑の目でも見られています。そのせいもあって殺人予告の脅迫状を受けることもあるCEOには24時間ボディガードが付いているとか。

      ちなみに、社名はトールキンの「指輪物語」に登場する「見る石」の名前で「遠くから見張るもの」を意味しています。見張られる側の心情としては微妙ですが、なかなかに言い得て妙な命名と言えましょう。


13年ぶりの渋滞、真犯人はビザ?

2015-02-09 09:41:57 | キャリア・教育
 シリコンバレーのバブリーな感じが表面に出始めております。つい先日Twitterが上場、企業価値は200億ドルを超しました。

  日本円にして2兆円前後。Twitter社を丸ごと買おうとしたらそれ以上の額を払わないとならないことになります。と言ってもそれが高いのやら安いのやら判断しがたいかもしれませんが、たとえば楽天の企業価値が1兆8000億円、ガンホーが7000億円、DeNAが3000億円程度なのと比べるとかなり大きいと言えましょう。

  しかし、アメリカの企業ですと、1ドル100円換算でAppleが46兆円、 Googleは34兆円、Amazon16兆円、Facebook11兆円ですので、こちらを見ると、2兆円も妥当な感じもします。ちなみにTwitterは上場当日にいきなり株価が73%上昇、なんだかとっても華やかな感じです。

  さらに11月13日には大学生向け教科書レンタルのCheggが上場。住宅短期賃貸のAirBnBや、ストレージのDropboxも上場間近と予想されていますし、既に上場している企業では、DVDレンタルとコンテンツのオンライン配信を行うNetflixは今年に入って株価が3.5倍に、電気自動車のTeslaは4倍になりました。Twitter含め、どれもシリコンバレーの会社です。

  やや余談気味ながら、先日書いたビットコインも、コラムが掲載された6週前には1ビットコイン当たり1万4000円程度だったのが、ここ2週間ほどでいっきに上昇、5万円に迫る勢いです。中国で力強い需要が喚起されているようです。

  また、最近のニュースで、「4年前に2000円分くらいビットコインを買ったノルウェーの青年が、ふとそれを思い出して確認したら8000万円超になっていたのでマンションを買った」と報道されたのも寄与しているかと思います。しかし、これ、ラッキーなことではありますが「なんで2万円分買わなかったんだ、俺」と後悔してるかもですね。

 

進行中のある恐ろしいできごと

  • <noscript></noscript>窓の外は緑がいっぱい。筆者のホームオフィスはこんな感じです。通勤で渋滞に巻き込まれることはありません
  •   さて、ここまでが前置きです。

      このバブル的景気の結果、シリコンバレーで進行しつつある恐ろしいできごと、それは「交通渋滞」。2010年には全国で交通渋滞ワースト13位だったサンノゼ市ですが、今では5位になりました。誰もがその悪化ぶりを実感しており、「1年前は30分で着いたのに1時間半かかった」といった困った逸話もよく耳にするようになりました。

      通常、交通渋滞がひどくなっていく時は、真綿で首を絞めるようにじわじわとくるものですが、今年のシリコンバレーの渋滞は悪化のスピードが速いのが特徴。特に最近どっときたのが10月の頭です。前日に比べて明らかに渋滞がひどくなった日があり、「あれ? 大きな事故でもあったかな?」と思ったのですが、その翌日も、翌々日もずっと同じペースで混み、それが常態になってしまいました。

      「なぜ10月頭に渋滞悪化?」とずっと疑問に思っていたのですが、友人と話して出た仮説は「H-1Bビザ」。

     

    H-1Bビザとは?

      H-1Bビザはスペシャリストビザとも呼ばれ、高度なスキルをもった人に出るビザで、シリコンバレーの外国人エンジニアの多くがこのビザで就労しています。H-1Bは毎年の支給数が決まっており、4月1日に受け付け開始で、許可が出た分については10月1日に有効になります。今年の支給数は全国で8万5000。数年前のデータでは応募数の10%がシリコンバレーからだったので、新たに8500人のH-1B取得者が車通勤をはじめたとすれば渋滞悪化に寄与しそう……というのが「ある日突然渋滞が悪化した理由」の仮説です。

      なお、アメリカの交通ルールも運転マナーも方角もあやふやな1万人弱の外国人が手に汗握って運転しているかと思うとちょっと怖い。私もかつてはそういう人だったので文句は言いませんが、いつもより少しだけ気をつけて運転している今日このごろです。

      前回の渋滞のピークはドットコムバブルの1999年から2000年にかけてだったので、13年ぶりの困った渋滞事情が発生していることになります。景気が悪ければ渋滞もありませんが、今度は失職の危険が高まります。渋滞のない楽な移動を取るか景気を取るか、それが問題だ。ちなみに私はホームオフィスで働いているので、どちらに転んでも困りません。「もしかして私って勝ち組?」と密かにほくそ笑む昨今なのでありました。