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政治そのほか速

政治そのほか速

紙の保管「芯」活用

2015-02-09 09:41:57 | キャリア・教育
紙の保管「芯」活用 設計図や見取り図、包装紙など、折り目がついてしまうために、折り畳んで保管しておくことができない紙は意外とあるもの。

  ラッピングペーパーや包装紙を仕事でたくさん使う私は、キッチンで使うラップの芯や、トイレットペーパーの芯を使って整理しています。ラッピングペーパーや包装紙を細く丸めて芯に差し込み、丸めた紙の真ん中に芯を寄せておくと、折り目やしわがつかずに保管できます。また、丸めた時の太さも均一になるので、何本か並べても見た目はすっきり。

  私は、ゴミ箱を使った専用の収納箱を作って、ラッピングペーパーを何本も立てかけて保管していますが、部屋のインテリアの一つになってくれています。

  「トイレットペーパーをそのまま使うのは……」と気になるなら、芯に色紙を巻けば、専用のホルダーのように見えますよ。さらに、芯に「設計図」「見取り図」などと書いておけば、紙を広げなくても中身がわかり、仕事もスムーズに進むでしょう。(雑貨デザイナー 宇田川一美、写真とイラストも)


不況経験が阻む出産

2015-02-09 09:41:57 | キャリア・教育
不況経験が阻む出産 
  • <noscript></noscript>不況体験が少子化に与える影響を分析したプリンストン大のカリー教授
  •   不況を経験した若い女性は、景気が回復しても、子作りを先延ばしにする傾向がある――。米国で最近、こんな研究結果がワシントン・ポストなど有力紙で報道され、話題を集めている。

      研究したのは、米プリンストン大のジャネット・カリー教授(54)らで、1975年から2010年までの約1億4000万人分の出生記録を分析。過去のデータなどから、08年のリーマン・ショックの際に20~24歳だった女性は、40歳になっても子どもを作らない人が平均より8.9%増えると試算した。

      景気の悪化が結婚や子育てを困難にし、少子化につながることは長く指摘されたが、今回の調査により、不況が終わってもこの傾向が続くことが判明した。

      カリー教授は背景として、「20歳代前半に不況を経験する女性にとって、同世代の男性は低賃金のため、結婚相手としての魅力に欠け、結婚自体が減っている」ことを挙げた。さらに、「日本で少子化が続いているのも、不況が長引いた結果」と指摘し、経済不振が多産化を阻んでいる例として日本に言及した。(米ニュージャージー州プリンストン 今井隆、写真も)


マタハラって何?~浮上する同性間セクハラ~

2015-02-09 09:41:57 | キャリア・教育
マタハラって何?~浮上する同性間セクハラ~ 

最高裁マタハラ判決

 

  • <noscript></noscript>ハラスメントは同性間でもありうる(写真はイメージです)
  •   10月23日の最高裁判決(「妊娠で降格」原則違法…最高裁が初判断)で、がぜん注目されることになったマタハラ(マタニティー・ハラスメント)ですが、一体なんのこと?という人も多いと思います。

      すでに労働組合などでは、盛んに取り上げられてはいましたが、認知度は決して高いとはいえません。

      和製英語ですが、労働組合の連合の定義によれば「働く女性が妊娠・出産を理由として解雇・雇い止めをされることや、職場で受ける精神的・肉体的なハラスメント」となっています。もっとやさしい言い方をすれば「妊娠を告げたら上司、同僚などから嫌がらせを受けること」です。

      今回の裁判では、妊娠中に負担の少ない業務に移ったら降格させられたことを不利益扱いとして訴えたもので、最高裁は「原則違法」としました。こうした場合にも労働者が降格に同意していることや、降格させないことが業務上の支障になる場合に限るとしました。

      つまり、妊娠・出産などでの法律に沿って本人希望による勤務軽減措置などをした場合でも、本人の意思に反して不利益な扱いをすることが、男女雇用機会均等法9条の不利益扱いになるという解釈を示したということです。

    男性だけでなく、女性も無理解

     

      これまでの妊娠・出産にかかわるハラスメントの多くは、もっぱら男性上司などの法律への理解不足からくるものでした。今回の最高裁の事例に関連させて言えば、本人からの軽減勤務などの希望が出されても「そんなことはできるわけがない」と拒否したり、「何を甘えたことを言っている」などとセクハラ発言をしてしまったりというようなことです。

      もし法律を知っていても中小企業などの職場の現状から、勤務軽減に対応ができないため同じように「そんなことはできない」とか「ムリ」という言い方をした場合にも、やはり問題視されてきました。

      こうした現状に対して、今回の判決は、企業側に更に厳しい対応を求める判決という理解がされています。こんなマタハラですが、ここで今回の判決を受けて、セクハラという視点から見た場合に見過ごしにできない新たな課題があることにも注意が必要になってきています。

      それは、マタハラアンケートなどでは、依然として「男性上司の無理解」が主流であることは変わらないのですが「女性上司・同僚の無理解」も指摘され始めていることです。

    同性間のセクハラに注意

     

      「まったく配慮されないのも困るが、腫れ物扱いされるのも困る」という微妙な立ち位置の妊産婦が一寸(ちょっと)したことでも過敏に反応せざるをえないのは仕方がないことですが、そんな意見に交じって、「同性から言われるだけに、余計にこたえる」という意見が多く出されていることです。

      具体的には、

      ― つわりは病気じゃないんだから、気の持ち方次第よ。

      ― あなたが休むために私たちは忙しい思いをさせられるのよ。

      ― いいわね。この会社は妊産婦にはやさしいから、でも残された私たちには何のケアもないんだから。

      ― 社長並みの出退勤でいいわね。うらやましいわ。

      などです。「妊娠を報告したら、『おめでとう』と言われず、歓迎されていないことがわかった」という微妙なものもあります。

      同性間のセクハラは、以前から禁止でしたが、あらためて厚生労働省が昨年末の指針の改訂で警鐘をならしています。同性から発せられる、気配りを欠いたマタハラ発言が、「同性間セクハラ」としてあらためて注目されそうです。

      (次回は12月2日掲載予定です)


密室はいかに裁かれるのか(3)~カギは男性側の主張に~

2015-02-09 09:41:57 | キャリア・教育
密室はいかに裁かれるのか(3)~カギは男性側の主張に~ 

食い違う言い分

 

 

  • <noscript></noscript>男女で言い分が食い違っても、同性同士では認識が共鳴し、それが判断に影響することがあるかもしれない(写真はイメージです)
  •   密室をめぐる男性と女性の立場や言い分を、男性行為者と女性被害者という圧倒的に多いケース(男性被害者については別の機会にとりあげる)でいえば、おおむね次のような状況になります。

     

      女性は、セクシュアル・ハラスメントの被害を切々と訴え、男性のとった卑劣な行為に怒りを込めて、以下のような主張をします。

      まさに、予想もしていなかった(むしろそうした行動はするはずのない人として信頼していた)男性の突然の行動に驚き、うろたえ、どのように対処すればよいのかわからなかった。その時は、仕事を失うことを恐れて、騒ぎにはしなかったが、どうしても男性の行為が許せなくなり、苦渋の選択として訴えた――。

     

      一方の加害者と名指しにされた男性は、青天の霹靂(へきれき)で身に覚えのない疑いをかけられたことに驚き、悔しさと怒りで身を震わせる女性の捨て身の主張に困惑させられることになります。

      まったく身の覚えのないでっち上げだと主張する場合は、「やってもいないことを言い立てられて、どのように反論したらいいのか」と、戸惑います。

      訴えに多少の事実があることを認めた場合でも、「そんなつもりではなかった」あるいは「訴えられるようなことではない」「合意だったはず」などの思いを抱えて混乱します。そして、一体全体何のために彼女はこんなひどい仕打ちをするのか全く理解できないまま、どのよう対処すればいいのか困惑して立ちつくします。

     

    「一つではない真実」に揺れる判決

     

     

      こんな当事者の思いはともかく、まさに真実は一つしかないはずであり、そうした点から言えば、どちらかが嘘(うそ)を言っていることになります。しかし、こうした事件で双方の主張を聞いていると、本当に真実は一つなのか、ひょっとすると真実は幾つかあるのかもしれない――などと思わされてしまいそうになります。

      その揺らぎこそが、セクハラ裁判の大きな課題であるといってもいいのではないでしょうか。それは、お互いの言い分をつぶさに聞いていると、そこには一つの事実をまったく違う視点で見ている別な立場が見えてくるからです。いや、それどころか、そうしたまったく対立する主張に裁判官も巻き込まれて困惑し、逡巡(しゅんじゅん)し、戸惑っているように思えることが多いのです。

      現に、そんな激しく対立する当事者はもちろん、裁判官も巻き込まれてダッチロールにも似た大揺れする裁判が幾度も繰り返されてきています。いわゆる逆転判決といわれる、原審と控訴審では正反対の判断がされているような場合です。そんな場合には、判決がその密室裁判での判断の揺れ幅を余すところなく示すことになります。

     

    でっちあげ、合意、成り行き…

     

     

      こんな揺らぐ密室裁判を見ていく視点としては、様々な視点で反論を繰り出す男性の主張を中心に見ていくのが分かりやすいでしょう。それは、女性の主張は、ひたすら被害事実を訴えることが基本であり、そのショックやダメージの状況などをいかに訴えて理解してもらおうとかということに尽きるのですが、訴えられた男性の側の反論は様々だからです。

      しかし、様々とはいえ、いくつかのパターンに分類することができます。基本的には「そんな事実はまったくない」という全面否定があります。その多くは、恋愛関係のもつれや仕事上のトラブルを理由にした仕返しではないかなどと主張されますが、いずれにしても悪意による「でっちあげ」だという主張です。

      もう一つの流れとしては、事実については認めた上で、「合意であった」と主張したり、「相手から誘われた」あるいは「成り行き」で仕方がなかったと訴えたり、などというパターンです。

     

    思い込みに“男の視点”が共鳴するとき

     

     

      特に後者の主張のポイントの違いは出来事についての見方の違い、言い換えれば、一つの事実を男性行為者たちはどのように解釈しているのかという視点の違い(多くの場合は思い込みなのですが……)が見事に主張の違いとして現れてきます。つまり、女性のとった言動をどのように受け止めたか、という男性の側の認識の違いがそこに反映されてくるということです。

      そして、こうした男性行為者の様々な思い込みに裁判官(特に男性の場合)がどこまで心理的にシンクロするのか、ということも見えてきます。そこには、行為者と裁判官という立場よりも、「男性」という括(くく)りの中でお互いに共鳴し合うポイントが重なりやすいということがあるからです。

      (次回は2月3日掲載予定です)


ママの声を企業に生かせ! 3色ボールペンを売り込むワケ

2015-02-09 09:41:57 | キャリア・教育
ママの声を企業に生かせ! 3色ボールペンを売り込むワケ 

  「仕事」か「子育て」か、という2択はもう古い…? むしろどちらにも当てはまる、でもどちらにも寄らない…というライフスタイルも増えつつある今、企業はどこを向いて企画を練るべきか、難しい局面にあるようです。

  NPO法人子連れスタイル推進協会×「企業」の取り組みでは、モーハウスのオフィスを公開して“子連れで働く”コツをお伝えしている「子連れ出勤見学会」に始まり、最近では企業の販売促進・マーケティングのお手伝いなども行っています。

  というわけで今回は、NPOによる企業の販促・マーケティングのお手伝いについてお話ししてみたいと思います。

 

ママたちに向けた商業施設のPRをお手伝い

 

  • <noscript></noscript>アイデアが採用されたSmile Magazine
  •   現在、1年を通して長期にわたりNPOでお手伝いをさせてもらっているのが、関東地方で展開している、地域密着型のショッピングモールである「LALAガーデンつくば」での販促・マーケティング活動。

      こちらのショッピングモールは、ママを主なターゲットに、地域に密着したマーケット展開をしています。新聞に折り込んだりするライフスタイルマガジン「Smile Magazine」というチラシを毎月発行しているのですが、私たちNPOではそこに載せるコンテンツの企画提案を行っているのです。

      もともとは、地域に住む子育て中の専業ママたちをたくさん集めてヒアリングを行って内容を反映させていたというチラシづくり。でも、最近はライフスタイルが多様化してきていて、ひとくちにママといっても、仕事をするママもいれば、子育てに集中するママ、中にはモーハウスのスタッフのように授乳服を着て子育てしながら働くママまでいて、と実にさまざまです。

      以前よりママとキッズの困りごとを解決するための生活情報を配信していたそうですが、ママたちのスタイルが変わって来た今、本当にママたちに興味を持ってもらえるコンテンツや困りごとは何なのか…? そう頭を悩ませていた企業のご担当者より、子連れスタイル推進協会にお声がけをいただいたのがきっかけでした。

     

    仕事、子育ての悩みがグッと楽になる情報を

     

      活動の基盤となるのは、毎月、弊社にNPOの関係者が集まって行う定例のブレーンストーミング。お題があったり、こちらからご提案させていただいたりと臨機応変に進みます。

      ちなみに私たちからご提案させていただいているテーマの背景は、一言でいうと、どうやって「子育て」と「仕事」のバランスを、よりラクに、より自然に、より自由に、実現できるのか…?というところ。

      自分たちが毎日、実際に「子連れ出勤」や授乳服の利用で日々乗り越えている経験をもとに、子連れスタイル推進協会ならではの視点で、ママたちがもっとラクになる、楽しく子育てできる、そんな情報提供ができるようにご提案を続けています。

     

    3色ボールペン…はなぜ、復職ママに便利?

     

      例えばあるときは、前回の「復職あるある…働くママの支援セミナー」などの活動とも思いが連動し、復職するママを応援しよう!という企画をご提案。

      自身も2児のママであり、現在妊娠中のNPOスタッフが、他のママ会員たちにヒアリングをしながら意見を集めたのですが、ピックアップされる商品は、背景を知らないと、なぜこれが役に立つの…?というものだったりします。

      例えば、その号で紹介する商品として採用されたもののひとつが、「3色ボールペン」。なぜこれが復職ママに便利なのかというと…。

      「仕事をするママは、自分の仕事のスケジュール以外にも、家族の予定を把握しマネジメントする必要がある。だから手帳は家族みんなの予定でぐちゃぐちゃで分かりにくくなりがちに。そんなときは、手帳にそれぞれのスケジュールを色分けで書くと、ひと目でわかっていい!」とのこと。そんな実体験に裏打ちされた会員たちの言葉から導かれたものなんですね。

     

    なぜかハプニング時に活躍するかわいい付箋

     

    • <noscript></noscript>社内での打ち合わせの様子

        また、もうひとつのアイデアとして採用された商品が「付箋」や「プチギフト」。これもパッと聞いただけでは、いまいち「ママの復職」との関係性はわからないものかもしれません。

        子どもの突然の病気など、子育てにハプニングは付き物です。同じ職場の方に気をつかう場面も多くなるものですが、お世話になったときには感謝の気持ちを伝えるかわいい付箋やプチギフトが意外と使える…!というわけで。コミュニケーションが円滑になると、気疲れが少なくなって、もっと楽に、仕事も子育ても楽しめるようになりますよね。

        聞いてみれば「確かに…」というアイデアなのですが、実際に体験したことがないと、意外と何もないところからそういう発想には結びつかないもの。企業担当者の方からは「ああ、それは気づかなかった!」との声をよくいただきます。

        今までだと、“復職のための準備グッズ”や“仕事と子育ての両立にはこれが便利”、などの要素はなかなかそういうメディアには載らなかったはず。仕事も子育てもバランスをとって暮らす、新しいライフスタイルをとるママさんたちに響く情報を、これからもお届けできればと思います。

        さて次回はNPO×「個人」の取り組みとして、デトックス&プチ断食ツアー(?!)などをご紹介する予定です。どうぞお楽しみに。