『モナドの領域』は、映画「オー、ゴッド」を思い出させる。どちらも「神」が登場し、裁判のシーンが重要なパートを占めている。この映画がひとつの踏み台になったのではなかろうか。
『虚構船団』からは、私はフェリーニの映画「そして船は行く」を思い出すのだが、この二作品に、少なくとも影響関係はなさそう。それでも、終盤に作者が顔を出す/撮影現場をわざと映しこむとか、世界史を凝縮してみせるとか(『虚構船団』第二章がそうであることは一読して分かるが、だれかが教えてくれたところでは「そして船は行く」もそうらしい)、「船」が舞台になっているとか、比べてみるのも一興。
『虚構船団』からは、私はフェリーニの映画「そして船は行く」を思い出すのだが、この二作品に、少なくとも影響関係はなさそう。それでも、終盤に作者が顔を出す/撮影現場をわざと映しこむとか、世界史を凝縮してみせるとか(『虚構船団』第二章がそうであることは一読して分かるが、だれかが教えてくれたところでは「そして船は行く」もそうらしい)、「船」が舞台になっているとか、比べてみるのも一興。
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