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2018年04月07日 | 日記
イエスが磔にされるとき、だれか一人罪人を放免してもらえるというので、民衆がバラバを選んだと伝わっている。総督ピラトはイエスを処刑することに納得がいかなかったが、民衆は「バラバを許せ」と迫り、ついにそうさせたといいうことだ。

私はこの話、イエスに反発する勢力が、イエス憎さのあまり悪党を赦免させたというように理解していた。

しかし、このバラバはなるほど「殺人犯」だが、「暴動」がらみで逮捕されたようにも書いてある。このころエルサレムはローマ帝国による直接間接の支配で、情勢は不安定だったはずだ(じっさいこの数十年後、ユダヤ人とローマ軍とは戦争になりエルサレムは「落城」の憂き目にあう)。バラバが捕まった「暴動」も、反ローマ闘争だったのかしらん。してみると、ユダヤ人にとって彼は「悪人」どころではないことになる。彼らは本当にバラバを許してほしかったのかもしれない。

歴史の本をちょっと調べれば、そのあたりのことが何か分かるのかもしれないけれど、今は長年の思い込みに自力で風穴を開けた快感にひたるだけにしておく。