とあるエンジニアの技術記録

主にWindowsやLinuxの設定方法、トラブル解決方法について投稿してます~♪

CUP、コア、スレッドについて

2014年07月12日 23時15分17秒 | Linux

今回はCUP、コア、スレッドについてまとめておきます。

スレッドとは・・
 →英語で「糸」という意味。一本に連なった「議論の道筋」という意味もある。
  PCのプログラムでも一連の命令が順番に処理されていく流れ(最小の処理単位)をスレッドと呼ぶ。

マルチスレッドとは・・
 →プログラムを効率よくするために複数のスレッドに分け同時に処理できるようにしたこと。
  OS側で短い時間でCPUの利用を切り替えることでマルチスレッドに対応可能だが、
  切替により処理の効率は落ちる。

コアとは・・
 →CPUの中にあるCPUのことをコアと表現する。(カタログ表記例:1CPU8コア)
  CPUの中に複数のCPUを組み込むことで切替えなくマルチスレッドに対応できるようになる。

Intelハイパースレッディングテクノロジー
 →CPU側に1つコアで2つのスレッドが処理できる技術のこと。

「1つのコア→2つのスレッド」より「2つのコア→2つのスレッド」を処理したほうが速い。
CPUは基本的に他の条件が同じなればコア数が多いほど高速で高価になる。
例えば、「4つのコアで4つのスレッドを処理」と「2つのコアでハイパースレッディングテクノロジーを使用して4つのスレッドを処理」を比較した場合、後者は1つのコアに2つの作業(スレッド)をさせても、処理は2倍にはならないので、
前者のほうが高速になる。 


▼「「CPU」と「コア」「スレッド」との関係とは」
http://www.724685.com/word/wd110126.htm


xcopyコマンド

2014年07月11日 23時17分49秒 | WIN

今回はxcopyコマンドを使用したWindowsのフォルダ、ファイルのコピー方法についてまとめておきます。
ドロップアンドドラッグのデータコピーだとアクセス権がないファイルをコピーしようとすると、その都度スキップするか再試行するか求められるため手放せません。
でもXcopyコマンドを使用すればほぼすべてのファイルをコピーしてくれます。

構文は以下の通りです。
 xcopy [オプション] コピー元 コピー先

実際に利用しているコマンド例になります。
 xcopy /C /K /R /E /H /F D:\Backup\* G:\Backup\

 *DドライブのBackupフォルダ内にあるすべてのデータをGドライブ(外付けHDD)のBackupフォルダ内にコピーするコマンドになります。
  コマンドが終了すると「○○個のファイルをコピーしました」を表示されます。


▼オプション詳細
/C :エラーが発生してもコピーを続ける。
/K :属性をコピーする。指定しない場合は読み取り専用属性はリセットされます。
/R :読み取り専用ファイルを上書きする。
/E :ディレクトリまたはサブディレクトリが空であってもコピーする。
/H :隠しファイルやシステムファイルもコピーする。
/F :コピー中にコピー元とコピー先の全ファイル名を表示する。

▼状況に応じて以下のオプションも使用します。
/X :ファイルの所有権、ACL情報、監査設定をコピーする。

あとネットワーク上のNASサーバ共有フォルダに対しても今回のコマンドを使用してコピーすることができます。
その際、NASサーバの共有フォルダをコピー元サーバのネットワークドライブとしてマウントする必要があります。

以上。

 

 


 


FTPサービスについて

2014年07月01日 19時24分45秒 | Linux

今回はftpについて纏めておきます。

▼ftpのTCPコネクション
ftpサーバとftpクライアントの間に以下の2つのTCPコネクションを張ります。
 (1)ポート:21番、TCPコネクションの種類:制御用、通信内容:ftpコマンド、セッション管理
 (2)ポート:20番、TCPコネクションの種類:データ転送用、通信内容:ファイル本体やファイル一覧のデータ


▼ftpの動作モード
ftpの動作モードは「データ転送用TCPコネクションの接続要求(syn)」をどちら側(ftpサーバとftpクライアント)から始めるかによってモードが分かれます。
 (1)モード:アクティブモード、接続要求の出発点:ftpサーバ側から接続要求を行う
 (2)モード:パッシブモード、接続要求の出発点:ftpクライアント側から接続要求を行う

  *モードの指定はftpクライアント側で行う。(ftpツールに設定項目がある。)
  *ftpサーバ側にも「パッシブモード」の設定項目がある。ftpサーバ側でパッシブモードを不許可とした場合、ftpクライアントに対して「permission deny」を返す。


▼ftpのセッションとコネクション
 (1)制御用コネクション
  →ftpクライアントからftpサーバに向けてftp接続を行うと、TCPコネクション(ftpサーバ側の21番ポート)が張られる。(ユーザ認証を受ける)

 (2)セッション
  →ftp接続、データの送受信、ftp終了までの一連の動作をセッションと呼ぶ。

 (3)データ転送用コネクション
  →ftpサーバからftpクライアントへ送信するファイル名一覧や双方での送受信(ダウンロード、アップロード)するファイルデータは、送受信が発生するたびにデータ転送用のTCPコネクションが張られ、そのコネクションを通して送受信される。
   *ftpサーバ側のデータ転送用ポート番号
    アクティブモード:21番
    パッシブモード:サーバOSが1024番以降の番号をその都度割り振る

以上。

▼参考URL
「ftp 動作概要 - モードによる違い」
http://park12.wakwak.com/~eslab/pcmemo/ftpmode/ftpmode2.html

「FTPサーバーの構築」
http://skygarden.pgw.jp/wordpress/home-published-server/setting-of-ftp-server