とあるエンジニアの技術記録

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Wiresharkのフィルター文法

2013年09月27日 00時57分57秒 | Tools

今回はネットワーク・アナライザ・ソフトウェアである「Wireshark」のフィルター構文についてまとめておきます。

(1)送信元で指定したIPアドレスであるパケットを表示
 ip.src == Ipアドレス

(2)宛先で指定したIPアドレスであるパケットを表示
 ip.dst == Ipアドレス

(3)送信元or送信先(宛先)が指定したIPアドレスであるパケットを表示
 ip.addr == Ipアドレス

(4)IPアドレス[1],[2]間のパケットを表示
 ip.addr == Ipアドレス[1] && ip.addr == Ipアドレス[2]

(5)HTTP or DNSプロトコル通信のパケットを表示
 http or dns

(6)ポート番号を指定したパケット表示
 tcp.port == ポート番号

(7)tcpパケットに指定した文字列が含まれるのパケットを表示
 tcp contains 文字列

(8)特定のIPアドレス以外の通信を表示
 !(ip.addr == Ipアドレス)

(9)送信元、送信先が指定したIPアドレスでかつ指定したプロトコル(SNMP)以外のパケットを表示
 (ip.addr == Ipアドレス) && !(SNMP)

(10)TCPの「SYN」パケットのみ表示
 tcp.flags.syn == 1

(11)TCPの「FIN」パケットのみ表示
 tcp.flags.fin == 1

(12)TCPの「RESET」パケットのみ表示
 tcp.flags.reset == 1

(13)TCPのソースポートを指定して表示
 tcp.srcport == 80

(14)TCPの宛先ポートを指定して表示
 tcp.dstport == 80

(15)port80番を除く、通信の開始(SYN)と終了(FIN)のパケットを表示
 (tcp.flags.syn == 1 || tcp.flags.fin == 1) && !(tcp.port == 80)

(16)MACアドレスを指定して表示
 eth.src == 送信元 MAC アドレス
 eth.dst == 送信先 MAC アドレス
 eth.addr == 送信元・送信先いずれかの MAC アドレス

以上。

▼参考URL
「Wiresharkのディスプレイフィルタ - 基本的な使用方法から、よく使うフィルタまで -」
 http://troushoo.blog.fc2.com/blog-entry-108.html

「テクニカルにつれ"ず"れる 」
 http://naporeon.blogspot.jp/2009/02/wireshark.html

「ネットワーク - Wireshark - フィルタ - MAC アドレス」

 https://freebsd.sing.ne.jp/tool/01/11/05.html