とあるエンジニアの技術記録

主にWindowsやLinuxの設定方法、トラブル解決方法について投稿してます~♪

telnetコマンドによるポート開放確認方法

2016年09月01日 17時40分28秒 | Linux

ポート番号を指定してtelnet接続を行うと、通信がファイアウォールなどで妨げられずに可能であることを手軽に確認できます。

#telnet IPアドレス ポート番号

例:telnet 192.168.1.1 445

telnet接続後、途中で終了させるにはエスケープ文字列(通常はCTRL+])を入力してtelnetコマンド・モードにしてから「quit」コマンドを入力するとtelnetを切断できます。

以上

▼参考URL
telnetコマンドでTCPポートの接続を確認する
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060425/236322/?rt=nocnt


rpmコマンドによる依存関係調査方法

2016年09月01日 17時37分41秒 | Linux

rpmファイルをインストール際、依存関係を調べる必要がありますが、
rpmファイルが必要としているプログラムやライブラリのバージョンなどを調べるには
rpmコマンドの-qpRオプションを実行すると詳しく表示されます。

例えば、rrdtool-1.2.28-1.el5.rf.x86_64.rpmの依存関係は以下のようになってます。

[root@server ~]# rpm -qpR rrdtool-1.2.28-1.el5.rf.x86_64.rpm
/usr/bin/perl
/usr/bin/rrdcgi
libart_lgpl_2.so.2()(64bit)
libc.so.6()(64bit)
libc.so.6(GLIBC_2.2.5)(64bit)
libc.so.6(GLIBC_2.3)(64bit)
libc.so.6(GLIBC_2.3.4)(64bit)
libc.so.6(GLIBC_2.4)(64bit)
libfreetype.so.6()(64bit)
libm.so.6()(64bit)
libm.so.6(GLIBC_2.2.5)(64bit)
libpng12.so.0()(64bit)
libpng12.so.0(PNG12_0)(64bit)
libpthread.so.0()(64bit)
libpthread.so.0(GLIBC_2.2.5)(64bit)
librrd.so.2()(64bit)
librrd_th.so.2()(64bit)
libz.so.1()(64bit)
perl >= 4:5.8.8
perl(IO::File)
perl(RRDp)
perl(RRDs)
perl(Time::HiRes)
perl(lib)
perl(strict)
perl(vars)
rpmlib(CompressedFileNames) <= 3.0.4-1
rpmlib(PayloadFilesHavePrefix) <= 4.0-1
rtld(GNU_HASH)

[root@server ~]# rpm -qa |grep rrdtool
rrdtool-1.2.23-1.el5.rf
rrdtool-devel-1.2.15-1.el4.rf
perl-rrdtool-1.2.23-1.el5.rf

以上

▼参考URL
RPMパッケージの依存性を調べるには
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/329rpmconf.html


コマンドプロンプト(Windows)、端末画面(Linux)のカーソルクリア方法について

2015年06月09日 11時33分20秒 | Linux

以下のコマンドやキー操作を行うとコマンドプロンプト画面や端末画面の文字情報をクリアし、
プロンプトが表示されている1行のみを表示します。

▼Windowsのコマンドプロンプトの場合
 「cls」コマンド
▼Linuxサーバの端末の場合
 「Ctrl」+「l」を押す

以上。


CUP、コア、スレッドについて

2014年07月12日 23時15分17秒 | Linux

今回はCUP、コア、スレッドについてまとめておきます。

スレッドとは・・
 →英語で「糸」という意味。一本に連なった「議論の道筋」という意味もある。
  PCのプログラムでも一連の命令が順番に処理されていく流れ(最小の処理単位)をスレッドと呼ぶ。

マルチスレッドとは・・
 →プログラムを効率よくするために複数のスレッドに分け同時に処理できるようにしたこと。
  OS側で短い時間でCPUの利用を切り替えることでマルチスレッドに対応可能だが、
  切替により処理の効率は落ちる。

コアとは・・
 →CPUの中にあるCPUのことをコアと表現する。(カタログ表記例:1CPU8コア)
  CPUの中に複数のCPUを組み込むことで切替えなくマルチスレッドに対応できるようになる。

Intelハイパースレッディングテクノロジー
 →CPU側に1つコアで2つのスレッドが処理できる技術のこと。

「1つのコア→2つのスレッド」より「2つのコア→2つのスレッド」を処理したほうが速い。
CPUは基本的に他の条件が同じなればコア数が多いほど高速で高価になる。
例えば、「4つのコアで4つのスレッドを処理」と「2つのコアでハイパースレッディングテクノロジーを使用して4つのスレッドを処理」を比較した場合、後者は1つのコアに2つの作業(スレッド)をさせても、処理は2倍にはならないので、
前者のほうが高速になる。 


▼「「CPU」と「コア」「スレッド」との関係とは」
http://www.724685.com/word/wd110126.htm


FTPサービスについて

2014年07月01日 19時24分45秒 | Linux

今回はftpについて纏めておきます。

▼ftpのTCPコネクション
ftpサーバとftpクライアントの間に以下の2つのTCPコネクションを張ります。
 (1)ポート:21番、TCPコネクションの種類:制御用、通信内容:ftpコマンド、セッション管理
 (2)ポート:20番、TCPコネクションの種類:データ転送用、通信内容:ファイル本体やファイル一覧のデータ


▼ftpの動作モード
ftpの動作モードは「データ転送用TCPコネクションの接続要求(syn)」をどちら側(ftpサーバとftpクライアント)から始めるかによってモードが分かれます。
 (1)モード:アクティブモード、接続要求の出発点:ftpサーバ側から接続要求を行う
 (2)モード:パッシブモード、接続要求の出発点:ftpクライアント側から接続要求を行う

  *モードの指定はftpクライアント側で行う。(ftpツールに設定項目がある。)
  *ftpサーバ側にも「パッシブモード」の設定項目がある。ftpサーバ側でパッシブモードを不許可とした場合、ftpクライアントに対して「permission deny」を返す。


▼ftpのセッションとコネクション
 (1)制御用コネクション
  →ftpクライアントからftpサーバに向けてftp接続を行うと、TCPコネクション(ftpサーバ側の21番ポート)が張られる。(ユーザ認証を受ける)

 (2)セッション
  →ftp接続、データの送受信、ftp終了までの一連の動作をセッションと呼ぶ。

 (3)データ転送用コネクション
  →ftpサーバからftpクライアントへ送信するファイル名一覧や双方での送受信(ダウンロード、アップロード)するファイルデータは、送受信が発生するたびにデータ転送用のTCPコネクションが張られ、そのコネクションを通して送受信される。
   *ftpサーバ側のデータ転送用ポート番号
    アクティブモード:21番
    パッシブモード:サーバOSが1024番以降の番号をその都度割り振る

以上。

▼参考URL
「ftp 動作概要 - モードによる違い」
http://park12.wakwak.com/~eslab/pcmemo/ftpmode/ftpmode2.html

「FTPサーバーの構築」
http://skygarden.pgw.jp/wordpress/home-published-server/setting-of-ftp-server


smbclientコマンドについて

2014年04月04日 15時35分55秒 | Linux

今回はRHEL5の「smbclient」コマンドについてまとめておきます。

まず「smbclient」コマンドは以下のことが行えるとのこと。

Windowsのファイル共有に使うSMB/CIFSプロトコルを使って、WindowsサーバーやSambaサーバーと接続する。ftpのようにファイル転送(送受信)や、サーバー上のディレクトリおよびファイルを操作できる。Windowsパソコンに対してメッセージを送信することも可能である。
(by ITPro)


今回なぜこのコマンドを使用したかというと、
RHEL5のバックアップをBaffalo製NASに保存しようとした時、
NASで設定した共有フォルダ(SMBサービスを有効にしたフォルダ)にアクセスできなかったため、
RHEL5からBaffalo製のNASの共有フォルダを確認できるか確認したかったためです。

まずRHEL5に「smbclient」モジュールがインストールされているか確認します。
[root@server ~]# rpm -qa |grep samba
 samba-client-3.0.33-3.29.el5_7.4
 samba-3.0.33-3.29.el5_7.4
 system-config-samba-1.2.41-5.el5
 samba-common-3.0.33-3.29.el5_7.4
 *「samba-client-xxx」モジュールがインストールされていればOKです。

次にNASサーバが公開している共有フォルダを確認します。
[root@server ~]# smbclient -L NASサーバのアドレス
 Password:
 Domain=[NAS] OS=[Unix] Server=[Samba 3.6.3-31a.osstech]

        Sharename       Type      Comment
        ---------       ----      -------
        share           Disk      共有フォルダ
        Backup$         Disk      バックアップ保存場所

上記コマンド結果から共有フォルダを確認後、
念のためmountコマンドを使用して共有フォルダをマウントしてみます。

[root@server ~]# mount -t cifs -o user=NASサーバの管理者ユーザ名%NASサーバのパスワード //NASサーバのアドレス/共有フォルダ名 /Linuxサーバのマウントポイント

最後にdfコマンドを実行し、共有フォルダがマウントされているか確認します。

[root@server ~]# df -h
Filesystem                           サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/sda2                              109G   22G   82G  21% /
/dev/sda1                              251M   38M  201M  16% /boot
tmpfs                                  2.9G     0  2.9G   0% /dev/shm
//NASサーバのアドレス/共有フォルダ名   2.7T  1.6T  1.2T  58% /mnt

以上。


▼参考URL
「管理者必見! ネットワーク・コマンド集 - smbclientコマンド:ITpro」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070618/275055/

「Sambaクライアントからアクセスする - コロのLinuxサーバー構築」
http://linux.kororo.jp/cont/server/smbclient.php


レスキューモードとfsckコマンド

2014年01月20日 00時51分07秒 | Linux

今日はRHEL5でのレスキューモードでの起動とfsckについてまとめておきます。今回RHEL5で初めてOSが起動しないというトラブルにぶち当たりました・・。

 

症状としてはOSのXが起動せずまたファイルやデータの書き込みができないため、OSを再起動すると強制的にfsckが強制的に実行され、fsckが50%をすぎると動作しなくなり再起動を繰り返すという状態になりました。

とりあえずレスキューモードで起動させ、fsckコマンドを実行させるとOSは起動できました。その際のログを記載します。

 

レスキューモード起動

インストールメディアから起動し以下のコマンドを入力してブートします。

# linux rescue

 

fsckコマンド実行

sh-3.2# fsck /dev/sda3

  fsck 1.39 (29-May-2006)

  WARNING:couldn't open /etc/fstab :No such file or directory

  e2fsck 1.39 (29-May-2006)

  /dev/sda3 is mounted.

   

  WARNING!! Running e2fsck on a mounted filesystem may cause SERVER filesystem damage.

   

  Do you really want to continue: YES

   

  / | :recovering journal

  / | contains a file system with errors, check forced.

  Pass 1 :checking inodes. blocks ,and sizes

  Inodes that ware part of a corrupted orphan liked list found. FIX? :Y

  Inode 21004342 was part of the orphaned inodelist. FIXED

   

  Deleted inode 21004343 has zero. Fix? :Y

  Inode 21004406 was part of the orphaned inodelist. FIXED

   

  Pass 2 :checking directory structure

  Pass 3 :checking directory connectivity

  Pass 4 :checking reference counts

  Pass 5 :checking group summary information

  Block bitmap differences : -21008386  -21012485  -21013467 FIX? :Y

   

  Free blocks count wrong for group #641(23577 counted = 23580) FIX? :Y

   

  Free blocks count wrong  (27828583 counted = 27828586) FIX? :Y

   

  Inode bitmap difference : -(21004342 --21004343) -21004406 FIX? :Y

   

  Free inodes count wrong for group #641(32653, counted=32656) FIX? :Y

   

  Directories (15 ,counted=13) FIX? :Y

   

  Free inodes count wrong (33165750, counted=33165753) FIX? :Y

   

  / | :****FILE SYSTEM WAS MODIFIED****

  / | 257607/33423360 files (2.4% non-configuous), 5576573/33405159 blocks

   

fsckコマンドが完了したらexitコマンドで再起動します。

sh-3.2# exit

 


▼参考URL
「26.2. レスキューモードで起動 - Red Hat Customer Portal」
https://access.redhat.com/site/documentation/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/5/html/Installation_Guide/s1-rescuemode-boot.html

「Linuxコマンド集 - 【 fsck 】 ファイル・システムの検査と修復を行う:ITpro」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060227/230781/

以上。


UTCとローカルタイムの設定

2014年01月08日 01時29分39秒 | Linux

今回はUTCとローカルタイムの設定についてまとめておきます。

▼UTC

 ・協定世界時:Coordinated Universal Time の略

 ・原子時計を基に定められた世界共通の標準時で「GMT(グリニッジ標準時)」とほぼ同じ

 ・UTCの時差情報は「/usr/share/zoneinfo」内のローカルタイム毎にファイルで格納

 

▼ローカルタイム

 ・国や地域に共通の地域標準時

 ・日本の場合はJST(Japan Standard Time : 日本標準時)となる

 ・UTCとJSTでは9時間の時差がある

   *JSTがUTCより9時間すすんでいる。

 ・OSインストール時に指定するタイムゾーンによって対応ファイルが「/etc/localtime」にコピーされて使用される

   *タイムゾーンに「アジア/東京」を選んだ場合、「/usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo」が「/etc/localtime」にコピーされ、ローカルタイムがJSTとなる。

 

以上。