とあるエンジニアの技術記録

主にWindowsやLinuxの設定方法、トラブル解決方法について投稿してます~♪

bindのnamed.confとnamed.rootの作成方法

2011年09月30日 23時58分42秒 | Linux
今日はbindのnamed.confとnamed.rootの作成する方法について纏めておきます。
今回使用しているサーバOSはRHEL5.6 64bitになります。

system-config-bindを実行すると
/var/named/chroot/etc に「named.conf」
/var/named/chroot/var/named に「named.root」が作成されます。

ただしnamed.rootはインターネットに接続できる環境でないと作成されません。


内容はかわりますが、namedサービスの設定の注意点をまとめておきます。

(1)namedサービス起動時の注意
namedサービスを起動する際に(/etc/init.d/named startを実行する際に)/var/named/chroot/etc/named.confを作成しておく必要がある。またnamed.confに記述したゾーンファイルも必要。

(2)ゾーンファイルにアンダーバーのホスト名が含まれる時の注意
BIND9.3.1からゾーンファイルにアンダーバーのホスト名があるとサービスが起動できない。
対応として対象ゾーンに以下の記述を追加すればサービスは起動する。
 check-name ignore ;

以上

Redhat Networkにサーバを登録方法

2011年09月30日 23時56分21秒 | Linux
今日はRedhat Networkにサーバを登録する方法について纏めておきます。

まず手元にあるプロダクトIDを以下のサイトに登録します。
 http://www.jp.redhat.com/
1. [サポート]→[カスタマーポータル]をクリックします。
2. [サブスクリプション]→[新規サブスクリプションをアクティベートする]をクリックします。
3. Redhatアカウントでログオンします。
4. サブスクリプションのアクティベート画面が表示されます。
4-1. インストール番号の入力
→ここでプロダクトIDを入力します。
4-2. 利用規約
4-3. 新規または更新の指定
    →以下2つの項目を環境に合せて選択して進みます。
      □今すぐサブスクリプションをアクティベートしたい。
      □既存のサブスクリプションのうちの 1 つを更新したい。
       (これにより、現在のサブスクリプションの有効期限が切れると、そのサブスクリプションを自動的に延長します。 )
4-4. 確認、完了

これでプロダクトIDを登録/アクティベートできました。
実際にプロダクトIDが登録されているかは以下の手順で確認できます。
1. http://www.jp.redhat.com/にアクセスします。
2. [サポート]→[カスタマーポータル]をクリックします。
3. [サブスクリプション]→[アクティブなサブスクリプションをアクティベートする]をクリックします。


次にサーバとプロダクトIDを紐付けさせます。
方法としては2つあります。
 (1)rhn_registerコマンドを実行する
 (2)rhnreg_ks --username=RHNログイン名 --password=パスワード --forceコマンドを実行する

(1)はGUIでウィザードが起動し登録する形になります。
ただ今回なせがプロダクトIDが認識されず設定できなかったため
(2)の方法で登録できました。
(2)はCLIから実行でき、コマンドが完了するのに1分ほどかかります。

これでRedhat Networkにサーバが登録されパッケージ等をアップデートすることができます。


▼参考URL
http://www.jp.redhat.com/support/RHN/registration_method/
以上

様々なメモリやキャッシュ

2011年09月28日 17時04分57秒 | Linux
今日は様々な意味があるメモリやキャッシュについてまとめておきます。

▼キャッシュメモリとは・・・
 CPUと物理メモリ(主記憶装置)の間にある記憶装置のこと。
 CPUはアクセスする頻度の高いデータや命令をキャッシュメモリに保存する。
  →メリットとしてはメモリアクセスの時間を短縮できるのでCUPの性能の向上に繋がる。
 現在はCPUのチップ上にキャッシュメモリを搭載している。
 (以前はCPUチップの外部にキャッシュメモリを搭載していた)

仮想メモリとは・・・
 HDDを物理メモリの代わりとして使用する技術。
 物理メモリの容量が足りなくなると使用する。

バッファとは・・・
 処理速度や転送速度の差を補うため、データを一時的に保存しておく領域のこと。

キャッシュとは・・・
 使用頻度の高いデータを蓄えておき、即時実行できるようにする領域のこと。

バッファキャッシュ値・・・
 アクセスされたデータファイル内にあるデータを一旦メモリ上に展開し、
 保持しておくメモリ領域のこと。

以上

rpmコマンド

2011年09月28日 17時01分57秒 | Linux
今日はrpmコマンドについてまとめておきます。

まずrpmとは「Redhat Package Manager」の略でソフトウェアのパッケージ管理システムです。

rpmパッケージにはソフトウェアのバイナリーイメージや
ソースコード、依存関係やインストールのためのスクリプトを収めた設定ファイルを含んでいます。

またパッケージの表記には以下の意味があります。
「ganglia-gmetad-3.0.7-1.i386.rpm」を例とすると・・
 ganglia-gmetad →ファイル名
 3.0 →バージョン
 7-1 →リリース番号
 i386 →プラットホーム
になります。

実際にパッケージをインストールや削除する場合は
rpmコマンドを使用します。
また状況に応じてオプションを使い分けます。

 -U (大文字):古いバージョンが無ければインストール、あればアップグレードを行う
 -v :詳細を表示する
 -h :インストール状況を「#」で表示する
 -i :パッケージのインストールする
 -e :パッケージのアンインストールする
 --nodeps :依存関係を無視する
-q :パッケージの問い合わせ
 -a :全てのインストール済みパッケージの問い合わせ

▼参考URL
 http://cyberam.dip.jp/linux_foundation/proginstall/rpm_main.html

以上

SELinux、ファイアウォールの状態確認と無効方法

2011年09月22日 23時09分01秒 | Linux
CentOS6でのSELinuxの状態確認と無効方法について纏めておきます。

(1)以下のコマンドでSELinuxの状態確認できます。
 # getenforce
  Enforcing  ←SELinuxは有効
  Permissive ←SELinuxは無効

(2)以下のコマンドでSELinuxを無効にできます。
 # setenforce 0

(3)以下のファイルを編集し、システム起動時にSELinuxを無効にします。
 # vi /etc/sysconfig/selinux
  SELINUX=enforcing
  ↓
  SELINUX=disabled


次にファイアウォールの停止、自動起動解除方法について纏めておきます。

(1)以下のコマンドを実行してファイアウォールを停止します。
 #/etc/rc.d/init.d/iptables stop

 もしGUIで行う場合は「システム」→「管理」→「ファイアウォールの設定」をクリックし、ファイアウォールを無効にします。

(2)以下のコマンドで自動起動解除を解除します。
 # chkconfig iptables off

▼参考URL
http://centossrv.com/centos5-init.shtml

Windowsのルーティングテーブルの確認、設定方法

2011年09月15日 11時55分26秒 | WIN
複数NICを搭載しているサーバでは
環境によってはスタティックルートを設定する機会がある。

よく遭遇する環境といえば、
各NICからしか通信できない環境(上位のスイッチでルーティングしていない場合)が当てはまる。

今回はWindowsServer2008R2でのルーティングテーブルの確認、設定方法について記録しておきます。


まず現状のスタテックルートを確認するには以下のコマンドを実行します。
 #netstat -rn

ルーティングの流れですが、
表示されたルーティングテーブルを上から順に確認し、
ルーティングテーブルとマッチしたパケットは設定されたGWに通信します。


またスタティックルートを設定するコマンドは以下の通りです。
 route -p 192.168.1.0 mask 255.255.255.0 10.0.0.1 metric 1

-p コマンドをつけるとOSを再起動しても自動的に設定されます。
通常再起動するとスタティックルートはなくなります。


▼参考URL
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/netcom/route/route.html

以上

Windows 2000 Server のリモートデスクトップ接続(ターミナルサービス)の設定

2011年09月15日 11時41分28秒 | WIN
リモートデスクトップ接続(ターミナルサービスコンポーネント)をインストールしたので記録を残しておきます。
久しぶりに古いOSを扱ったので設定に戸惑いました・・


(1) 「コントロールパネル」→「アプリケーションの追加と削除」を開き、
左側の項目より「Windowsコンポーネントの追加と削除」をクリックします。


(2)「ターミナルサービス」を選択して[詳細]ボタンをクリックします。

(3)すべてのサービスを選択して[OK]をクリックします。

(4)(2)の画面に戻り、[次へ]ボタンを押して続行します。

(5)ターミナルサービスのモード選択画面が表示され、
  「リモート管理モード」を選択して[次へ]ボタンを押して続行します。

(6)以上で設定が完了し、インストールが始まります。
  途中でOSメディアが求められるのでセットします。

(7)インストールが完了したら[完了]ボタンを押してウィザードを閉じます。
  コンピュータの再起動を求められた場合は、コンピュータを再起動します。

以上

tarコマンドの圧縮・解凍オプションの一覧

2011年09月07日 20時15分19秒 | Linux
今日はtarコマンドの圧縮・解凍を纏めておきます。

(1)TAR 形式+GZIP 形式
 圧縮方法:tar zcvf backup.tar.gz file1 file2
  →設定後の拡張子は「~.tgz, ~.tar.gz 」
  →gzip は compress より圧縮率が高いです。

 解凍方法:tar zxvf filename

(2)tar.bz2、tbz2形式
 圧縮方法:tar -jcf backup.tar.bz2 file1 file2
  →設定後の拡張子は~「.tar.bz2、~.tbz2」
  →bzip2 は gzip よりさらに圧縮率が高いです。
    ただし、その分圧縮に時間がかかります。

 解凍方法:tar -jxf filename

▼参考URL
http://uguisu.skr.jp/Windows/tar.html

以上