とあるエンジニアの技術記録

主にWindowsやLinuxの設定方法、トラブル解決方法について投稿してます~♪

HPサーバ(Gen8シリーズ)での「SystemManagementHomepage」の設定方法

2013年06月19日 17時49分55秒 | WIN

久しぶりにHP製サーバのセットアップを行い、OS上の「SystemManagementHomepage」(以下、SMH)を起動したのですが、内蔵デバイスの情報を取得できていない・・

HP社のホームページを確認したところGen8シリーズより新機能である 「HP Intelligent Provisioning」 を使用して Windows Server 2008 R2 を自動インストールを行った場合、SMH自体は自動的にインストールされるが「Insightマネジメントエージェント」(以下、IMA)が自動的にインストールされないとのこと。またGen8 シリーズからの新機能である 「Agentless Management Service 」(AMS) を使用して監視を行うようにデフォルトで設定されているとのことです。

AMSの設定を行いたがったが、時間の都合上今まで通りSMH環境を設定しました。

SMH を使用してサーバーの監視を行う場合は、IMAとSNMPもしくは WBEMのインストールが必要とのことでしたので今回はSMH設定についてまとめておきます。
 *実際に設定した機器は「DL360pGen8」でOSは「WindowsServer2008R2」です。

作業の流れとしては以下の通りです。
 1.SNMPサービスのインストール/設定
 2.「HP ProLiant Agentless Management Service」サービスの停止
 3.HPツール(HP Insight Management WBEM Provider for Windows Server x64 Edition、HP Insight マネージメントエージェントfor Windows Server x64 Edition)のインストール
 4.Javaのインストール

▼SNMPサービスのインストール/設定
 1.WindowsServer2008R2の機能の追記ウィザードで「SNMP」サービスをインストールします。
 2.サービス一覧内にある「SNMP Service」のプロパティを開き、「セキュリティ」タブをクリックします。
 3.「認証トラップを送信する」にチェックを入れ、「受け付けるコミュニティ名」欄に「コミュニティの権利:読み取りのみ」、「コミュニティ名:comunity」を設定します。
 4.「これらのホストからSNMPパケットを受け付ける」欄で「localhost」を設定します。

▼「HP ProLiant Agentless Management Service」サービスの停止
 1.サービス一覧内にある「HP ProLiant Agentless Management Service」サービスを停止し、無効にします。


▼HPツール((HP Insight Management WBEM Provider for Windows Server x64 Edition、HP Insight マネージメントエージェントfor Windows Server x64 Edition)のインストール
 1.HP社から最新版のSPPをダウンロードします。
 2.SPPをDVDにコピー後、HP Smart Update Managerを起動し表題のアプリケーションをインストールします。

▼Javaのインストール
 1.SystemManagementHomepageはJavaが無ければ表示されない箇所、ページがあるため、WindowsServer2008R2上にjavaをインストールします。


以上でGen8でもSMHで内部デバイスの状況を確認することができるようになります。

▼参考URL
「HP ProLiant サーバー Gen8 シリーズ - System Management Homepage (SMH) で 「アイテムなし」 と表示される場合の対処方法 (Windows)」
 http://h20628.www2.hp.com/km-ext/content-webapp/document?docId=emr_na-c03509403

「HP ProLiant サーバー - SMH を起動すると、「アイテムなし」と表示されシステムに関する情報が表示されない場合の対処方法 (Windows)」 
 http://h20628.www2.hp.com/km-ext/content-webapp/document?docId=emr_na-c03166014#f6

「HP ProLiant サーバー - SNMP サービスのインストール方法 (Windows)」
 http://h20628.www2.hp.com/km-ext/content-webapp/document?docId=emr_na-c02166617#install2008


Windowsサーバの時刻同期設定 - Windows Timeサービス

2013年06月18日 01時35分04秒 | WIN

今回はWindowsクライアント(WindowsServer2008R2)がTrust内に構築されているNTPサーバとの時刻同期設定(Windows Timeサービス)の設定についてまとめておきます。

(1)NTPサーバ設定
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行。
C:\users\administrator> w32tm /config /update /manualpeerlist:%NTPサーバアドレス%
 *コマンドが正常に実行できると「コマンドは正しく完了しました。」と表示されます。
 *設定例:w32tm /config /update /manualpeerlist:10.1.1.1


(2)Windows Timeサービスの再起動
「スタート」→「すべてのプログラム」→「管理ツール」→「サーバーマネージャー」をクリックし、
「機能」→「サービス」をクリックし、右枠の「WindowsTime」サービスを再起動します。

(3)NTPサーバと時刻同期の確認は以下のコマンドを実行。
C:\users\administrator> w32tm /query /peers /verbose

C:\users\administrator> w32tm /query /peers /verbose
ピア数: 1

ピア: NTPサーバ名
状態: アクティブ
残り時間: 20368.4789923s
モード: 3 (クライアント)
階層: 4 (二次参照 - (S)NTP で同期)
ピアポーリング間隔: 15 (32768s)
ホストポーリング間隔: 15 (32768s)
最終正常同期時刻: 2013/06/14 14:00:40
最終同期エラー: 0x00000000 (成功)
最終同期エラー メッセージ ID: 0x00000000 (成功)
認証方法メッセージ ID: 0x0000005B (NtDigest )
解決試行回数: 0
有効データ カウンター: 8
到達の可能性: 255

「ピア」欄にNTPサーバのアドレスが表示されるか、
「最終正常同期時刻」欄に同期時間を確認してください。

あと参考までに時刻再同期コマンドは以下の通りです。
  C:\users\administrator> w32tm /resync /rediscovery
   *蓄積したエラー統計をすべて削除して今すぐ時刻同期をとり直すようにコンピュータに指示します。

以上。

▼参考URL
「w32tmコマンドとレジストリによるWindows Timeサービスの制御 - @IT」
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/winntp203/winntp203_01.html


Linuxのディレクトリ名やファイル名の文字色を変更する方法 (ユーザ毎の設定)

2013年06月17日 23時32分13秒 | Linux

今回は、前回の続きでLinuxのCLI操作を行う時に表示される
ディレクトリ名やファイル名の文字色の変更をユーザ毎に行う方法についてまとめておきます。

まず文字色の変更を行いたいユーザでログオンします。

(1)dircolorsコマンドを使用して設定ファイルを作成します。
  [user@server]# dircolors -p > ~/.dir_colors

(2)作成した設定ファイルでディレクトリ文字の色設定を行います。
  [user@server]# vi ~/.dir_colors
以下、DIR_COROLSファイルの一部です。

 FILE 00         # normal file
 DIR 01;34       # directory
 LINK 01;36      # symbolic link
 FIFO 40;33      # pipe
 SOCK 01;35      # socket
 BLK 40;33;01    # block device driver
 CHR 40;33;01    # character device driver
 ORPHAN 01;05;37;41  # orphaned syminks
 MISSING 01;05;37;41 # ... and the files they point to
 
 # This is for files with execute permission:
 EXEC 01;32
 
 # List any file extensions like '.gz' or '.tar' that you would like ls
 # to colorize below. Put the extension, a space, and the color init string.
 # (and any comments you want to add after a '#')
 .cmd 01;32 # executables (bright green)
 .exe 01;32
 .com 01;32
 .btm 01;32
 .bat 01;32

ディレクトリーや拡張子毎に色分け設定されておりますが、
ディレクトリの設定箇所は「DIR 01;34  # directory」になり「34」の箇所を「37」に変更します。

変更前:「DIR 01;34  # directory」

変更後:「DIR 01;37  # directory」

 *参考までに色コードは以下の通りです。
  黒色は「30」、赤色は「31」、緑色は「32」、黄色は「33」、青色は「34」、紫色は「35」、水色は「36」、白色は「37」

 *文字裏(バック)の色コードは以下の通りです。
  黒色は「40」、赤色は「41」、緑色は「42」、黄色は「43」、青色は「44」、紫色は「45」、水色は「46」、白色は「47」

 *その他コードは以下の通りです。
  標準色は「00」、明るくするは「01」、下線を引くは「04」、点滅させるは「05」

(3)最後に設定を有効化するために以下のコマンドを実行します。
  [root@server]# eval 'dircolors ~/.dir_colors -b'

  実行が正常に完了すると以下のように表示されます。
 (結果の一例となります。)

  # eval 'dircolors ~/.dir_colors -b'
LS_COLORS='no=00:fi=00:di=01;37:ln=00;36:pi=40;33:so=00;35:bd=40;33;01:cd=40;33;01:or=01;05;37;41:mi=01;05;37;41:ex=00;32:*.cmd=00;32:*.exe=00;32:*.com=00;32:*.btm=00;32:*.bat=00;32:*.sh=00;32:*.csh=00;32:*.tar=00;31:*.tgz=00;31:*.arj=00;31:*.taz=00;31:*.lzh=00;31:*.zip=00;31:*.z=00;31:*.Z=00;31:*.gz=00;31:*.bz2=00;31:*.bz=00;31:*.tz=00;31:*.rpm=00;31:*.cpio=00;31:*.jpg=00;35:*.gif=00;35:*.bmp=00;35:*.xbm=00;35:*.xpm=00;35:*.png=00;35:*.tif=00;35:';
export LS_COLORS 

以上。

▼参考URL
「Linuxのディレクトリ名やファイル名の文字色を変更する方法」
http://blog.goo.ne.jp/derstoss/e/0a2f6d16186fce9e23cfa03b2258da59


Linuxのディレクトリ名やファイル名の文字色を変更する方法

2013年06月14日 17時41分23秒 | Linux

今回は、LinuxのCLI操作を行う時に表示される
ディレクトリ名やファイル名の文字色の変更方法についてまとめておきます。

今回操作したRHEL5.6のLinuxサーバで端末を起動しlsコマンド等でディレクトリ情報を表示させると、
ディレクトリ名は「青色」で表示されます。
これはLinux(OS)のデフォルト設定で/etc/DIR_COROLSファイルで設定されてます。

/etc/DIR_COROLSファイル(文字色)の設定変更方法は下記の通りです。
(今回はディレクトリ名の色を白色に変更する手順を記載します。)


(1)まず/etc/DIR_COROLSファイルのバックアップします。
  [root@server]# cd /etc
  [root@server]# cp -p DIR_COROLS DIR_COROLS_org

(2)ディレクトリ文字の色設定を行います。
以下、DIR_COROLSファイルの一部です。

 FILE 00         # normal file
 DIR 01;34       # directory
 LINK 01;36      # symbolic link
 FIFO 40;33      # pipe
 SOCK 01;35      # socket
 BLK 40;33;01    # block device driver
 CHR 40;33;01    # character device driver
 ORPHAN 01;05;37;41  # orphaned syminks
 MISSING 01;05;37;41 # ... and the files they point to
 
 # This is for files with execute permission:
 EXEC 01;32
 
 # List any file extensions like '.gz' or '.tar' that you would like ls
 # to colorize below. Put the extension, a space, and the color init string.
 # (and any comments you want to add after a '#')
 .cmd 01;32 # executables (bright green)
 .exe 01;32
 .com 01;32
 .btm 01;32
 .bat 01;32

ディレクトリーや拡張子毎に色分け設定されておりますが、
ディレクトリの設定箇所は「DIR 01;34  # directory」になり「34」の箇所を「37」に変更します。

変更前:「DIR 01;34  # directory」

変更後:「DIR 01;37  # directory」

 *参考までに色コードは以下の通りです。
  黒色は「30」、赤色は「31」、緑色は「32」、黄色は「33」、青色は「34」、紫色は「35」、水色は「36」、白色は「37」

 *文字裏(バック)の色コードは以下の通りです。
  黒色は「40」、赤色は「41」、緑色は「42」、黄色は「43」、青色は「44」、紫色は「45」、水色は「46」、白色は「47」

 *その他コードは以下の通りです。
  標準色は「00」、明るくするは「01」、下線を引くは「04」、点滅させるは「05」


(3)最後に設定を有効化するために以下のコマンドを実行します。
  [root@server]# eval 'dircolors /etc/DIR_COLORS -b'

  実行が正常に完了すると以下のように表示されます。
 (結果の一例となります。)

  # eval 'dircolors /etc/DIR_COLORS -b'
LS_COLORS='no=00:fi=00:di=01;37:ln=00;36:pi=40;33:so=00;35:bd=40;33;01:cd=40;33;01:or=01;05;37;41:mi=01;05;37;41:ex=00;32:*.cmd=00;32:*.exe=00;32:*.com=00;32:*.btm=00;32:*.bat=00;32:*.sh=00;32:*.csh=00;32:*.tar=00;31:*.tgz=00;31:*.arj=00;31:*.taz=00;31:*.lzh=00;31:*.zip=00;31:*.z=00;31:*.Z=00;31:*.gz=00;31:*.bz2=00;31:*.bz=00;31:*.tz=00;31:*.rpm=00;31:*.cpio=00;31:*.jpg=00;35:*.gif=00;35:*.bmp=00;35:*.xbm=00;35:*.xpm=00;35:*.png=00;35:*.tif=00;35:';
export LS_COLORS

ご注意1:この設定はサーバ全体の設定となるため、すべてのユーザで設定が反映されます。
    ユーザ毎に行う場合は別途方法があります。

ご注意2:この設定はCLI接続(teratarm等でSSH/TELNETアクセスした時)のみ有効な設定です。
    コンソール接続(ディスプレイから直接linuxサーバを操作する時)には反映されません。
    コンソール接続時にも色を変更する場合には「DIR_COLORS.xterm」を同じように変更する必要があります。

以上。

▼参考URL
「【Linux】lsコマンドで表示されるファイルの文字色を変える 」
http://ameblo.jp/hanmoc/entry-11050784723.html


WindowsServer2008R2のフォレスト、ドメインレベルの降格方法

2013年06月13日 12時33分50秒 | WIN

今回はWindowsフォレスト、ドメインレベルの降格方法についてまとめておきます。
通常フォレスト、ドメインレベルを昇格/降格場合、GUIから行いますが、
フォレストレベルを「WindowsSever2008R2」にするとGUIから降格することができません。

ただしPowerShellコマンドを使用することでフォレスト、ドメインレベルを降格させることができます。
 *コマンドを実行する際は管理者権限があるユーザで実行してください。


▼フォレストレベルを「Windows2008Forest」に降格する方法
以下のコマンドをPowerShellで実行します。途中で確認ウィザードが表示され、Yを入力しEnterを押すと実行されます。

 PS C:\Users\Administrator> Import-Module ActiveDirectory
 PS C:\Users\Administrator> Set-ADForestMode -Identity %ドメインのFQDN% -ForestMode Windows2008Forest
 確認
 この操作を実行しますか?
 対象 "CN=Partitions,CN=Configuration,DC=xxx,DC=xxx,DC=xxx,DC=xxx"に対して操作 "Set" を実行しています。
 [Y] はい(Y)  [A] すべて続行(A)  [N] いいえ(N)  [L] すべて無視(L)  [S] 中断(S)
 [?] ヘルプ(既定値は "Y"): Y
 PS C:\Users\Administrator>

▼次にドメインレベルを「Windows2008Forest」に降格する方法
以下のコマンドをPowerShellで実行します。確認ウィザードが表示され、Yを入力しEnterを押すと実行されます。

 PS C:\Users\Administrator> Import-Module ActiveDirectory
 PS C:\Users\Administrator> Set-ADDomainMode -Identity %ドメインのFQDN% -DomainMode Windows2008Domain 確認
 この操作を実行しますか?
 対象 ",DC=xxx,DC=xxx,DC=xxx,DC=xxx" に対して操作 "Set" を実行しています。
 [Y] はい(Y)  [A] すべて続行(A)  [N] いいえ(N)  [L] すべて無視(L)  [S] 中断(S)
 [?] ヘルプ(既定値は "Y"): Y
 PS C:\Users\Administrator>

以上。


▼参考URL
http://social.technet.microsoft.com/wiki/contents/articles/7090.windows-server-2008-r2active-directory-ja-jp.aspx#Lowering_the_Forest_Functional_Level

 


Linuxサーバの時刻同期設定 - NTPサービス

2013年06月12日 01時11分23秒 | Linux

今回はLinuxクライアントがTrust内に構築されているNTPサーバとの時刻同期設定(NTPサービス)の設定についてまとめておきます。

まずntpサービスの設定ファイルのバックアップします。
  [root@server]# cd /etc
  [root@server]# cp –p ntp.conf ntp.conf_org

次に設定ファイル(ntp.conf)の編集を行います。

 #server 0.rhel.pool.ntp.org ←デフォルトで設定されているserver項目をコメントアウトします。
 #server 1.rhel.pool.ntp.org ←デフォルトで設定されているserver項目をコメントアウトします。
 #server 2.rhel.pool.ntp.org ←デフォルトで設定されているserver項目をコメントアウトします。
 server NTPサーバのIPアドレス ←*設定例:server 10.1.1.1

Linuxクライアントが再起動時にNTPサービスが開始するように以下のコマンドを実行します。
  [root@server]# chkconfig ntpd on

正常に設定が反映されているか以下のコマンドを実行し、同じ結果になっていることを確認してください。
  [root@server]# chkconfig --list |grep ntp
   ntpd            0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off

NTPサービスの再起動を行うため、以下のコマンドを実行します。
 [root@server]# /etc/init.d/ntpd restart

NTPサービス再起動した時点で時刻同期されると思いますのでNTPサーバと同じ時刻になっているかご確認ください。

あとNTPサーバと時刻同期できているかは以下のコマンドで確認できます。
  [root@server]# ntpq -p

以上。


[WIndows] 連続して画面キャプチャーを取得するツール - Capture Staff

2013年06月11日 01時13分06秒 | Tools

いつもはOS中心にブログを書いておりましたが、今回はシステム管理をしている時に使用しているツールを紹介します。

 

今回紹介する「Capture Staff」はお手軽に連続して複数枚の画面キャプチャーが取得可能で、 かつ任意のエリアを画像として取り込むことが出来るソフトです。

 

Ver.029であれば「Windows Server2008 R2」「Windows Server2008 32bit,64bit」 「Windows Server2003 R2」「Windows7 32bit,64bit」で動作することを確認しました。


アプリケーションのインストール時の画面キャプチャーや設定時の画面キャプチャーを取得するのにとても役に立ちます!


ぜひ使用してみてください!

femtさん(Capture Staff 029)のダウンロード先URLは・・・ http://hp.vector.co.jp/authors/VA017297/

以上。