今回はRHEL5の「smbclient」コマンドについてまとめておきます。
まず「smbclient」コマンドは以下のことが行えるとのこと。
Windowsのファイル共有に使うSMB/CIFSプロトコルを使って、WindowsサーバーやSambaサーバーと接続する。ftpのようにファイル転送(送受信)や、サーバー上のディレクトリおよびファイルを操作できる。Windowsパソコンに対してメッセージを送信することも可能である。
(by ITPro)
今回なぜこのコマンドを使用したかというと、
RHEL5のバックアップをBaffalo製NASに保存しようとした時、
NASで設定した共有フォルダ(SMBサービスを有効にしたフォルダ)にアクセスできなかったため、
RHEL5からBaffalo製のNASの共有フォルダを確認できるか確認したかったためです。
まずRHEL5に「smbclient」モジュールがインストールされているか確認します。
[root@server ~]# rpm -qa |grep samba
samba-client-3.0.33-3.29.el5_7.4
samba-3.0.33-3.29.el5_7.4
system-config-samba-1.2.41-5.el5
samba-common-3.0.33-3.29.el5_7.4
*「samba-client-xxx」モジュールがインストールされていればOKです。
次にNASサーバが公開している共有フォルダを確認します。
[root@server ~]# smbclient -L NASサーバのアドレス
Password:
Domain=[NAS] OS=[Unix] Server=[Samba 3.6.3-31a.osstech]
Sharename Type Comment
--------- ---- -------
share Disk 共有フォルダ
Backup$ Disk バックアップ保存場所
上記コマンド結果から共有フォルダを確認後、
念のためmountコマンドを使用して共有フォルダをマウントしてみます。
[root@server ~]# mount -t cifs -o user=NASサーバの管理者ユーザ名%NASサーバのパスワード //NASサーバのアドレス/共有フォルダ名 /Linuxサーバのマウントポイント
最後にdfコマンドを実行し、共有フォルダがマウントされているか確認します。
[root@server ~]# df -h
Filesystem サイズ 使用 残り 使用% マウント位置
/dev/sda2 109G 22G 82G 21% /
/dev/sda1 251M 38M 201M 16% /boot
tmpfs 2.9G 0 2.9G 0% /dev/shm
//NASサーバのアドレス/共有フォルダ名 2.7T 1.6T 1.2T 58% /mnt
以上。
▼参考URL
「管理者必見! ネットワーク・コマンド集 - smbclientコマンド:ITpro」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070618/275055/
「Sambaクライアントからアクセスする - コロのLinuxサーバー構築」
http://linux.kororo.jp/cont/server/smbclient.php
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