昔、昔はるか昔
十代の頃
酒とつまみをこよなく愛する田辺聖子氏のエッセイを
わりと好きでよく読んでいた
で、影響されたのか
アルコールとおつまみはうんちくをたれて楽しむのが、粋な大人のお酒の飲み方
なんて憧れか・・・
エッセイのなかに「かぶら蒸し」という料理があり
妙に惹かれるものがあった
八戸地方ではあまり馴染みのない料理
大人になり、嫁ぎ先でどういう経緯か忘れたが、お客さんを自宅に招いて嫁がお料理を振る舞うイベントがあり
大皿料理を何品かつくり、他に得意げに「かぶら蒸し」をお出ししたことがあった
味のほうは、お世辞抜きだと思うが(笑)なかなかの評判だった
(京都のかぶと八戸のかぶの味の違いはスルー)
あれから二十数年・・・・・
スーパーにかぶが並び始めたので、
(プロが作るかぶら蒸しを食べたい・・・こころの声)
大将にかぶら蒸しをリクエストしてみた。
きっと、メンドクセーと思ってたかどうかは分からないが
快く引き受けてくれた
さてさて、「かぶら蒸し」を食するその日がきた
ひと口いただいて
「味濃い」って思ったが、食べていくうちに
かぶの辛味とちょうど合うようになってて
スーパーサイアジンはそこまでちゃんと計算してたのかと納得。
おいしかったです。
コーラを飲みながら、ビールと(大のビール党だったので)一緒に頂いたら
イメージ通りのおっさん女になれたんだろうね?
何はともあれ、長年の想いは晴れた
ご馳走様でした