
入場料は900円。と言っても1階はまだ東洋文庫の所蔵品の展覧。おぉっ、これがEdward Saidの“Orientalism”の初版かっ!(感涙)イスラームは東洋の文化ではあるが、研究は西洋によって行われているので、アラビア語やペルシア語などの東洋言語(ちなみにコーランの原典はヘブライ語)の文献とドイツ語フランス語英語の西洋言語の文献が半々ずつ。
2階に上がるとものすごい天井高くまで書棚のある風景に圧倒される。周りの人もこの光景にスマホのシャッターを押している(フラッシュ制限つきで撮影可)。
イスラームの歴史的な解説。ある意味、中近東の宗教的戦国時代に登場した教えで、既成宗教に対して後から中近東全体に影響を与えていたのは、平和に他宗教と共存した一方で、武力行使もそれなりにあるようである。
と言うか、東洋でありながらほとんどイスラームの影響を受けなかった日本の方が特異な存在ではないだろうか。最後はそんな感想。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます