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DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

私にとってブログは「放送局」です。常に発信していなくてはならない。 発信が止まったらそれは「放送事故」です。

Holy Motors / Leos Carax @ 渋谷ユーロスペース

2022-04-06 16:39:35 | 映画・演劇・美術
 今世紀に最も観ておくべき映画の1つと言われる、レオス・カラックスのホーリーモーターズ(記憶が曖昧だが、2012年頃のカンヌグランプリだったはず)。「ポンヌフの恋人」や、特に「ポーラX」でとてつもない衝撃を受けた映画作家だが、21世紀の作品はまだ観ていない。帰省した機会を活かして渋谷ユーロスペースへ。渋谷もスクランブル交差点は怖いが、だからといって地下道はマシなのか?ランチは食堂には入らず、コンビニ飯を松濤公園でとても気持ちの良い春空の下で頂く。でもここ、桜があまりなかった。
 なるほど、新作「アネット」の公開記念か。盛岡にも来るかな、すぐには来ないだろうな。
 あれ、ここは3年前に舞台挨拶前の松本穂香さんが自分の隣に座っていてビックリしたあの劇場だ!(余談)
 さて本編、やっぱりヤバかった!シラフで観たら、「2〜3日寝込んでもいいてすか?」と言うくらい衝撃的。ホラーのショッキングさ、恋愛ドラマの悲劇性、その他、VRとも違う、非現実世界の絶叫マシン。フランスにはヤバい映画監督多いけど、やはりこの人の右に出る人はいないだろう。
 別に遊園地のアトラクションみたいな刺激を求めている訳ではない。映画表現と言うものが、どこまで観る者の感情を揺さぶることができるのか?その極地にレオスカラックスがいる。
 強烈なキャラ性を折り込んた化粧技術、それぞれの現場では、人と人の絡み方が強烈愛も殺人も、非現実なのに心臓をえぐられる。まさかゴジラのテーマまで登場するとは、フランスでも認知度高いんだな。
 何度も観たい映画てはないが、一度観たら忘れられない作品になることは間違いない、美しさでも極地の美しさ。


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