
肖像画の量に圧倒される。演劇的な主題、例えばヴォルガの船曳きのような題材もたくさんあるが、ヨーロッパ宮廷画家と言われても分からないくらい肖像画が多い。美人度ではルノワールには負けるが、それでも気品に溢れた婦人、少女の肖像画は素晴らしい。
革命直前の画家、と言う説明をしたが、要はロシア人がヨーロッパ留学するのは彼のような芸術系も少なくなく、いわば社会主義革命のイメージ的な部分を持ち帰ったところは多分にありそうだ。とはいえ、別にプロパガンダに走る時代でもなく、親族の肖像画が多いことなど、身近な人物、生活風景を描いていたようだ。
画集までは買わず、ポストカードのみ。来年のカレンダーを買ってしまった>Amedeo Modigliani
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