


なんか最近美術館に行ってないな。岩手県立美術館へ。岩手県出身の現代アート作家の展覧会、明日で終わりなので駆け込みで。冬の岩手県立美術館、真っ白な庭園の向こうに幾何学的な建物。
混んではいないが、やはり終了前で観客は多い。
ものと場をテーマにしているとは、まさにポストモダンの時代の作家さんかな。実存主義とか唯物論とも違う感じ。
作品のタイトルはついてない、目録を見ると、いちおうタイトルはあるようだ。
写真に関しては、自分と同様、インスピレーションで撮影した作品は共感。まあ故意に石や木の枝を並べた、被写体にアート性が置かれた作品もあるけど。
道端のふとしたものを形にしたインスタレーションにはすべてビビッと来るわけではない。さらに言えば、動きのあるインスタレーションがあったら良いのにな。まあモノと場にこだわっている作家だから、動きで「時間性」を表に出すのは彼の作風ではないのかな。と思ったら、彼は映像作品も作っているようだ。その作品も観たかったな。
常設展も観る。個人的に舟越保武のカトリック色の濃い彫刻作品が好きだ。常設展で好みの作品があるのは、東京でも国立西洋美術館くらいしかない。
帰りはまた美術館正面の小高い丘に登って、冬の盛岡の風景を堪能する。
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