
今日の牧瀬さんは完全にお芝居モード。もともとが踊り子さんとして、ストのステージ的な演目を挟みながらのお芝居が多いですが、笑いを取りながらのなかなかのホラーチックなストレートプレイ。最近はこの物語の登場人物のようなお節介も昔話ですが、かつての日本ならどこかであってもおかしくなさそうなところがコワイ。
ただ、個人的な解釈として、そういう他人への親切が増えた減ったの話と言うより、善意と言うものも度を超すと悪になる例みたいなおとぎ話なのかな、と。最近でもアイスバケットチャレンジみたいに善意の輪を拡げるためのパフォーマンスがエスカレートしておかしなことになってる例もあるし。
家では素直に笑えるコメディを楽しむことはあっても、こういうヒネリのあるブラックな笑いは直接劇場に行かないとね。牧瀬さんも裏表のない善意の人を自然体で演じられていて、芸幅が広がっているのを感じました。劇場を出てまだ明るい、と言うのもなんだか新鮮。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます