
ありゃま、ウィーン・モダニズムと言うことで、ウィーン分離派の話は展示後半なのか。展示リストを見ても、膨大なので展示を想定時間で見切れるかどうか。まあウィーンの近代史を勉強するには良い感じだったので。ウィーン会議ってこの頃か(ナポレオン戦争の終結時期)、つい第一次大戦後の会議だと思い込んでた。
つまり19世紀前半のウィーンはオーストリア=ハンガリー帝国の時代。宮廷芸術が盛んな時期。宮廷絵画も嫌いではないが、今日はそのつもりで観に来ている訳ではない。作品だけでなく、額縁も豪華なもの。とはいえ、クリムトはこの頃から活躍していたようでオペラハウスの模写を依頼されたりしていたらしい。
ようやく後半、ウィーン分離派が登場。ココシュカも重要。この頃になると芸術にも商業芸術が登場、と言うか、ポスターがかなりポップ、ポップアートの源流のようにも思えた。
シーレはパンクだったなあ。別にアートとして裸婦の作品なんて珍しくないけど、オナニーする裸婦(素描ですが)とか、そんな作品を展示するとはすげーよ。もちろんクリムトの官能さは素晴らしい。関係ないとは言え、やっぱりクリムトにはErik Satie のJimnopedy がぴったりくる。
と言うことで、展示数は多かったが、素描とか装飾品とか、サクサク観賞が進む作品が多かったので、なんとか想定時間内に観賞終了。次はクリスチャン・ボルタンスキーか、迷わず前売り券購入。
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